スペシャルインタビュー 六合|スタジオラグ

スペシャルインタビュー
六合 | スタジオラグ

スペシャルインタビュー 六合

重厚なリズムセクション、先の読めないスリリングな展開、その上で躍動する日本語に拘ったヴォーカルライン。独特の世界観で魅了するダークロックバンド「六合(りくごう)」が、5年振りとなる2ndアルバム「暁に産声、忘却の鼓動(あかつきにうぶごえ、ぼうきゃくのこどう)」を完成させた。メンバーチェンジを経て現布陣で臨んだ、ニューアルバム制作の裏側に迫る。

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まずは六合の歴史についてお伺いしたいのですが、最初はヴォーカルの積田さんのソロ活動として始まったのですね。
積田:最初は一人でやるつもりはなかったんですけど、なかなかこれというメンバーに出会えず、メンバー見つかるまで日陰でうじうじしているのもという発想で。「じゃあもうやっちゃったらいいか。やりながらメンバーを探しゃいいか」と思って動き始めて。
一人の時は弾き語りですか?
積田:ギターはぶら下げていましたけど、弾き語りではないですね。オケを作って同期でやってましたね。
当初から「六合」という名前で?
積田:そうですね。
難しそうな言葉ですが、仏教用語ですか?
積田:一応そうですね。ただ、宗教的な意味はそこまで込めている訳ではないです。言葉の意味自体を辞書で調べると、東西南北と天と地を合わせた六つの方角で宇宙を表す、っていうのが出て。音楽活動自体が自分の内面を表すものだし小さな宇宙のようなものかなというので、音楽をやる名前としていいんじゃないかと思って付けた訳です。
現メンバーの中では最初にドラムの内田さんが加入されますが、その経緯をお聞かせください。
内田:もともと同じ高校の後輩で一緒にバンドをやったりもしてたんですよ。六合として活動し始めたのは知ってて、ライブも観てたんですけど、バンド編成じゃないのが勿体ないという感じで。そして、じゃんけんに負けて入ったという(笑)
積田:知り合いがやっているバーで飲みながら話をしてる時に、「うちに入ってくれよ」と。「えー、どうしようかな?」みたいに変に渋る訳ですよ(笑)当時のベースの子も同じ高校の後輩やったんですけど、その子が「じゃんけんして、負けたら入ってくださいよ」となって、「いいよ」そういうノリで。じゃんけんをして負け、無事加入となりました。
原田:もうほぼ付き合うことは分かってるのに、「理由だけ欲しいねん」みたいな(笑)勝っても入ってたもんね?
やはり積田さんの活動に魅力を感じられた?
内田:そうですね、曲がやっぱりかっこ良くて、自分が入ってバンド形態でやったらもっとかっこ良くなるなというのがあったのと、当時MTRを同期で使ってて、それがあるライブで暴走したんですよ。
積田:途中で故障して、ライブの中盤に差し掛かるところで動かなくなって、そこでライブ終了。
内田:そういうのを見てたのもあって、せっかくいい世界観持ってやってるのに、ドラムがいないことでそういう事故にあうのも勿体ないなというのが大きいですね。
その後メンバーチェンジもありつつ、現在のギターのお二人が加入されるのですが、お二人とも同時期に?
原田&仲出:ほぼ同時期ですね。
内田:数週間くらいの差ですね。一昨年の3月にギターとベースが抜けて、前の編成になったんですがすぐにギタリストが抜けてしまって、またギタリストを探さないといけないという時に、一樹を紹介してもらいました。それまではシングルギターに、ドラム、ベース、ヴォーカル、キーボード、ずっとその編成だったんですけど、レコーディングだとギターって何本も重ねたりするじゃないですか。これまでもギターは沢山重ねてて、当然100%ライブでは再現できない。そういうことを考えると、ギタリストが2人いたら色々とできることが広がるし、インプットも増えて来るだろうし、そういう風にしたいなっていう話は結構前からしてました。で、一人は決まったけど、見ての通り根っからのメタル(笑)
原田:もし俺一人にしてたらスラッシュメタルバンドに(笑)
内田:そういう危険性があるなと(笑)二人ギタリスト入れるんだったら同じタイプのギタリストがいても面白くないので、違うタイプのギタリストはいないかなと、色々メンバー募集探したりとかしてて、結局Twitterで見つけたんです。
積田:近代的!
内田:克大のことは前からTwitterでフォローはしてたけど、会ったことはなかったんです。京都で活動してるギタリストで、フュージョンとかも好きで、アップしてる動画を見るとロック系の曲も弾いてたりして、これは面白いんじゃないかと。ある日いきなりメッセージを送りました(笑)実際にスタジオで合わせてみたら、思っていた以上にギタリストのカラーが違う。低音担当・高音担当ぐらいの。音楽的なバックグラウンドが違うのもプラスに働いていたので、この編成でいこうじゃないかと。
原田さんがメタル系、仲出さんがジャズ / フュージョン系という感じですね。
仲出:どっぷりという訳じゃなくて、ロックやヘヴィなのも好きです。昔は凄くメタルとかも好きだったんですけど、色々気になるものに触れていってて、最近はフュージョンとかが好きですね。六合の名前はずっと知ってて、内田さんもTwitterで知って、凄いシンバルいっぱいあるアイコンの人だなと思ってて(笑)全然予期しないところから声がかかったという感じでした。
加入される前の六合の印象はどんな感じでしたか?
仲出:ちゃんとライブを見たことはなかったんですよ。ただ、知り合いから凄くカッコ良いし、音楽に対してマジな奴らや的な噂は聞いてて。機会があったら見てみたいな、と思っていた矢先だったんです。
原田さんはいかがでしたか?
原田:全くもう、NO情報。curbというバンドにjunというギタリストがいるんですけど、「わし、前やってたバンド終わってバンドないんやけど」って言ったら「ええのあんで」と。
積田:curbのヴォーカルから「まだギタリスト探してる?」っていうメール来て、「一人紹介できそうなのがいるんやけど」って連絡先を教えてもらってメールを送って。そこでじゃあ、一回会いましょうかと。ベタベタなメン募の流れですね。
最終的にはじゃんけんですね?
原田:じゃんけんしてない(笑)俺はもう付き合う気満々(笑)
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