スタジオラグ・スペシャルインタビュー

安達 久美(club PANGAEA)

-今度楽器店でデモ演奏をされるんですよね?

そのために3本用意していただきました。1本はカスタム24というモデルで、サンタナのモデルです。これは両方抉れているダブルカッタウェイですね。しかもボディもストラトみたいな感じで薄いので、重量も軽いですし、音も軽目ですけど艶やかな部分が残っている感じ。サスティンが凄く伸びます。そこはやっぱりサンタナって感じがしますね。フィードバックがグィーンって伸びる感じが。ネックがギブソンと同じスケールで。私の持っている緑のはギブソンとフェンダーの中間のスケールなんです。私にとってはスケールが若干短いので、その辺苦労したりします。24フレットですしね。ポジションマークの鳥のインレイがかわいらしいですよね。後の2本はこれからスタジオで鳴らしてみてどんな感じかなって試していくんです。1本はMiraというモデルで、ビンテージサウンドのロックとかに合いそうな気がしますね。もう1本はピックアップがHSHで、スイッチによって全てシングルにもなって、ストラトのように扱えるというギターで、幅広いサウンドが出せそうで楽しみです。それぞれのサウンドの違いを12月に楽器店さんのデモ演奏で披露するので、是非聴きに来てください。

-アンプはFender / VibrokingとVox / AC30の2台を使ってはりますね。この組み合わせはどういうセッティングなのでしょうか?

Vibrokingとの付き合いは凄く長いんですよ。20歳過ぎの頃に購入したんですけれども、凄く音の立ち上がりが早いんですよね。それまではレンタルスタジオに置いてある一般的なJC-120やTwin Reverb、Marshallでしか弾いたことがなかったんですけど。Vibrokingは立ち上がりがものすごく早くて、自分の下手さがよく分かったんですね。ごまかしが効かないんですよ。それまでいかにアンプによって自分がごまかされてきたかというのが分かったんで、これは私はこのアンプを買わなければいけない。これでいい音が鳴らせられるようになると、きっと上手くなるだろう、と思って。そういう考えで購入しました。

-修羅ですね...サウンドが気に入ってではなく、自分を磨くために手に入れた、と。

最初はそうでしたね。しばらく付き合っているうちに、楽器屋さんとか行くと色んなアンプ弾いたりするじゃないですか。弾き比べてみて、いかにいいアンプかっていうのがだんだん分かってきて、そのサウンドが好きになってきたんですよ。形もやっぱりスピーカー3発で、ほとんど正方形な形でかわいいなぁって(笑)。実はVibrokingは塩次さんも使ってらして。2人でツインギターでライブをするときなんかVibrokingが2台並んでて、見た目的にも面白かったです。

-壮観ですね!Voxの方は?

Voxもモニターなんですよね。Voxはドライブがかかりやすいんですね。LowとMidが凄くよく出ます。その代わりにVibrokingのような立ち上がりの早さはなくて、逆にVibrokingはLowとMidがあまりないんで、2台ブレンドしてやってみたらうまくいったんです。それで今、丁度いい感じですね。

-歪みはペダルで、って感じですか?

会場によっては、ドライブかかりやすい会場だったら、歪みは踏まなくてもいいくらいの時もあるんですけど。

-エフェクターは何をお使いですか?

私はチューブスクリーマーフェチで(笑)18歳のときから使っていて、見た目Ibanezのチューブスクリーマーなんですけど、実はトニー・ブルーノという人がモディファイしたモデルで、全然違う音がします。コードの粒がはっきり出るんですよ。それが大好きで、ず~っとそれですね。ちょっと前まではvoodoo-1をブースターに使ってたんですけれども、今はXoticのRCという白い小さいペダルをブースターとして使っています。それが見事にクリアなブーストサウンドなんで。歪ませなくてもそれ1発踏めばいい感じの音がします。他は、ディレイがMaxonのAnalog Delayで、コーラスはtc.electronicsのchorus+ですね、あとcrybabyのワウペダル。最近はリバーブを外したり、コンプを外したり、よりシンプルにしていきたいなと。最終的には直結でいきたいな、という位の勢いで、どんどん減らしていっています。

-最近、ギター弦もモニターになられた、とお聞きしました。

今までダダリオの095からのゲージを使ってたんですけど、今はアーケイの弦を前回のツアーから使っています。ニューオーリンズの山岸潤治さんが使ってらして、9月にRAGに来られたとき、1曲で弦3本切らはったんですよ。で、「アーケイちゃうから、こればしばし切れんねん。いつも俺アーケイ張ってんねんけど、アーケイやったら切れへんねんけどなぁ」っておっしゃってて。その時は「アーケイって何?」って思ってたんですけど。私も色々弦は試してきて、それほどの違いは感じなかったんですけど、山岸さんに「アーケイいいよ~。持ちがいいし、切れへんねん」って薦められて実際張ってみたんですよ。もう、手触りが違います、吸い付く感じ。若干ツルツル系で、ずっと弾いていても錆びないんですよ。劣化もあんまり見受けられ無くて、すっごく長持ちします。

-日本でも売っているんですか?

京都ならイーストビレッジギターズに置いてます。1セット1200円くらいで、普通の弦の倍位するんですけど、恐らく3倍くらい長持ちします。しかも1、2弦はオマケがついてるんで(笑)

-ゲージはどれを使ってらっしゃいますか?

アーケイは009でも、ダダリオの095くらいの張りがあるので。009から046のセットを使っています。ライブはそれでやってるんですけど、普段は010~046で。鍛えるために。

-なるほど。修羅ですね(笑)Fenderというブランドに拘りはありますか?最近は国産ハンドメイドでもいいストラトもたくさんありますが。

拘ってますね。乗り換えようと思ったらいつでも乗り換えられると思うんですけど、私にとってFenderは小さい頃からの憧れで、今も憧れであるので、Fenderを使って、Fenderにものを言わせられるギタリストになりたいっていうのがあって。そのためにもFenderを使い続けていきたいと思います。皆が皆、拘れるところではないと思うんですけど、私は拘ります。

-なるほど。修羅ですね(笑)トーンとして参考にされているギタリストはいらっしゃいますか?

そうですねぇ、、、大御所の方は皆素晴らしいので。最近のギタリストで言うと近いな、というかびっくりしたのがジョン・メイヤーですね。スタイルもどこかかぶっているところがあったりして。チューブスクリーマー使い、Fender使いでもあるし。ポップスシンガーとして見られがちですけど、実はブルースがやりたかったらしくて、3年前に出したアルバムと最近のライブアルバムと聴き比べるとものすごくうまくなっていて。それに私もすごく刺激されています。やっぱり私も練習していこうって、気合いが入りますよね。

-最近ジョン・メイヤーモデル出ましたね。

出ましたね。でも本人はあまり使ってないみたい(笑)ライブDVDがあるんですけど、曲ごとにギターを持ち替えて、Fender好きには堪らない感じですよ。ビンテージギターが次々出てきて、それぞれ個性をちゃんと出していい音出してるんですよ。

そういうのでいうと、Red Hot Chilli Peppersのジョン・フルシアンテもヤバい音出してますよね。

えぐい。あれはえぐいです!根性入ってますよね。爽快なサウンドですね。

-ギターの話になると止まりませんね(笑)今日はありがとうございました

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プロフィール

安達久美
(あだちくみ)

ギタリスト

11月11日生まれ
京都在住。
大阪府泉州出身

11才でギターを始め、早くも13才にはジミヘンやツェッペリンの楽曲でライヴステージに立つ。19才の時にLAに留学しスコット・ヘンダーソンに師事。帰国後は「花*花」等のサポートの傍ら、自身のグループ「SLICK」で本格的に活動。2002年は京都に活動拠点を移し、そのエモーシャルなプレイ・スタイル&独創的なオリジナルを武器に土岐英史、ポール・ジャクソン、青木智仁等とセッションを行う。2005年より則竹裕之との正式ユニット「club PANGAEA」を始動、2007年春「Little Wing」にて待望のメジャーデビュー。

安達久美オフィシャルサイト

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安達久美ギター教室

2007年3月、スーパードラマー則竹裕之との双頭ユニット「club PANGAEA」で衝撃デビュー、今最も注目度の高いギタリストの一人・安達久美のギターレッスンを開始!女性限定で近年急増する女性ギタープレイヤーのスキルアップを強力にバックアップします。ギターは女性にはハードルの高い楽器と思われがちですが、自らの経験を元にした技術指導で、あらゆるテクニックを分かりやすくレクチャーします。さらに詳しく