山下洋輔さん&Aricoさん | スタジオラグ

 Aricoさんの挑戦、11/7の朗読×ピアノライブの話

A:最近になってソロ以外にいろんなセッションやコラボをやっていきたいと思うようになってきて。
実は辻さんと出会う以前、舞踏や詩の朗読、写真展覧会など、色々とコラボしていたんです。それが映画に関わるようになった頃から一人で籠って、作曲中心のリズムが続いていました。
気分を新たにまた今、いろんなものに挑戦して、自分の音楽の幅を広げていきたいんです。

山:いいですね!ぼくも’83年に山下洋輔トリオを解散してから88年にNYトリオを結成するまで、自分自身の力を試してみたくていろんな人とやりましたよ。

ひ:「異種格闘技」全盛期ですね!和太鼓の林英哲さんとのコンサートで初めてナマ洋輔さんを聞きました。

A:私も、林さんとの生ライブを聞きましたし、名古屋でダンサーとのコラボも見ましたよ。
実は今年の春、ひかるさんの企画でヴァイオリニストの中西俊博さんとセッションさせていただいて、すごく勉強になりました。
それで今度の11月のライブはα-stationのDJ佐藤弘樹さんと詩の朗読とピアノのコラボをします。

ひ:そうそう、私は勝手に「RAG アリコラボシリーズ」と名付けています。Aricoさんのコラボ実験室!

Aricoさん | スタジオラグ

A:11/7(金)、「月と語るピアニストArico×今宵だけ生で語る佐藤弘樹(from α-STATION DJ)秋の夜長のコラボレーション」というタイトルでやります。
ソロの方は「千年旅人」の世界も聴きたい、ってかたもいらっしゃるんでそれも入れながら、新しい曲も。
ベスト盤「bitter&sweet」の中の最後に「ピータースレストラン」と言う曲が入っていて、その世界を広げようと思っています。

山:Arico ライブの予習にはこのアルバムが最適ということですね。

A:そうですね。

ひ:Aricoさんのピアノは、叙情的で聴く人をドラマのヒロインにしてくれる音楽ですね。どんなに辛い状況のときも、また普段お洗濯をしているときも、Aricoさんの音楽が流れているとそこに何かしらストーリーが生まれて、、、。「いろいろあるけど、自分の人生も悪くないじゃない。」って、気分にさせてくれます。

A:この前、タイでコンサートしたとき、そこで出逢った方から「演歌だ!」って言われましたからね。

ひ:えっ、演歌ですか?思ったことなかったけど。日本人の心を揺さぶるこぶしの効いた歌い回し?

A:何か演歌に通じるものがあるんでしょうね。

山:朗読の佐藤さんって、ぼくも前に会ってる人ですか?

ひ:そうです。洋輔さん、佐藤さんのジャズ番組に出演されましたよね。ジャズがお好きで、洋輔さんのライブにもよくいらっしゃってますよ。
FM京都の平日朝の番組を15年間もやってらして、一度聞いたら忘れられないバリトンボイス。奥様方の隠れアイドルです!
京都では、毎朝初めに聞く男の人の声が佐藤さんっていう方は結構多いはず。私もそのひとりですし。

山:朗読する文章はご自分で書かれるのですか?

A:そうです。散文ですね、エッセイのような。自作以外も用意されていますが。

ひ:実は私、「じわりん工房」という名前でRAGに新しい部門を作ったんです、「自作のCDを創りませんか?」っていう提案で。
その一環で佐藤さんにも何か面白いものを創りましょうよ!と話を持ちかけたんです。それでポエットリーディングの作品を録ってみようということになったのですが、そんな話を        Aricoさんにしたら、「ポエットリーディングといえばピアノでしょ!私も絡みたい!」って。

山:実際の演奏の構想は何か考えていますか?

A:そうですね。何度かリハはしようとは思ってるんですが、結構出たとこ勝負な感じでも面白いかなと思ってて。ちょうど今日、原稿をいただいたところなんです。

山:読み手によっては、ここでこんな音を入れてくれって細かく指示してくる人もいますよね。

A:そうですね、それだったらそれを入れようと思いますし、逆にこっちから読んでここに入れたい、っていうのも。
あと、語ってらっしゃるバックで小さくここは音入れたいとか、そういうのもありかと思うんですけども、それはやっぱり読んでから。

ひ:過激な内容の詩であれば、それに向かって激しくなる?

A:肘打ちもしようかと、今日山下さんにお会いして思いました。(笑)

山:是非やってください!筒井康隆さんの朗読で何度かピアノ弾いたことがありますが、あれは自然と過激になりました(笑)。

ひ:Aricoさんも過激になりたい?

A:なりたいかも。だんだん押さえきれないものが、年齢とともに(笑)見た目は結構大人しいといわれてたんですけど、最近激しいみたい。

ひ:炸裂するお二人のパワーは11月にしっかりと聴かせていただけますね!

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