山下洋輔さん&Aricoさん | スタジオラグ

 おふたりのスタジオの使い方

ひ:ところで、RAGにはリハーサルスタジオが3店舗ありまして、このコーナーもスタジオのサイトの中にあります。
うちのスタジオは朝の10時から深夜までやっていますので、午前中や昼下がりの時間帯ももっと気軽に使ってもらいたいなと思って日頃からよい提案が出来ないかなと思っています。
そこで、お二方に普段どんな風にスタジオを使っていらっしゃるかお伺いしたいと思います。
洋輔さんはこちらにいらっしゃる間、よくうちのスタジオをお使いになりますよね。スタジオではどんな風にすごされているのですか?

山:一人だけで自分の練習をしたいことが多いですね。バンドでやるこの部分を練習しておきたい。そういうときに1時間でも2時間でも閉じこもって同じところを何十回も弾くっていうわけですね。そういうことができるのが、スタジオですよ。その晩のための練習もするけれど、例えば1週間先のものとか、一年先のために今やっておかなくてはならないとか、そういうものをしっかり体に入れておきたいという時に必要ですね。

ひ:アリコさんはスタジオに入られることは?

A:こないだタイでライブする前にスタジオ借りていただいて練習していましたよ。呼んで下さった方がすごくよくしてくださったので、感謝の気持ちを込めて新曲をプレゼントしたくて。
スタジオも色んなところがあるけど、その場所の影響?空間っていうか、そこの匂いだったり色々あるじゃないですか、その場所の感じ。窓があればそこから見える風景とか。
バンコクだったら丁度前に駅があって、バスの駐車場があって、そこで待ってる人が見えたりするのね、スタジオから。そんな中で浮かぶ曲があります。
長くなれば私一人なんで譜面台につっぷしてうたた寝したり。

山:あ、あります。あります(笑)。何もしないで真っ暗にして床で横になっちゃうこともある。それでも静かなところでインスピレーションが訪れるのを待っていられる場所なんですね。

ひ:旅先のスタジオでひとり音楽と向き合う時間。京都の空気の中で生まれる楽曲。そういうのも素敵かも知れないですね。
夕方以降はさすがにグループでのお客さんの予約で個人練習は難しいですが。
実は私も先日、打合せが急にキャンセルになり、午前中の人が少ない時間にスティックを持ってスタジオに入り、ドラムセットを叩いて遊んだんです。
このふらりと入った1時間が至福の時間で、思いがけず豊かな時間を過ごせて、「天国は案外近いところにあるもんだ!」と思いましたよ。(笑)
スタジオがもっと幅広い年齢層の方に、幅広く楽しんでいただける場になったらいいなあと思っています。

前のページへ | 次のページへ

山下洋輔NYトリオライブの話
乱入者Aricoさん
Aricoさんの挑戦、11/7の朗読×ピアノライブの話
RAGのお客さん
即興のはなし
おふたりのスタジオの使い方
プロを目指すひとへ
プロフィール

山下洋輔(Piano)

山下洋輔
オフィシャルウェブサイト

Arico(Piano)

Arico
オフィシャルウェブサイト