1970年代の邦楽男性アーティストのデビュー曲
1970年代に活動をスタートした、邦楽の男性アーティストのデビュー曲をまとめて紹介しています。
新御三家の西城秀樹さん、郷ひろみさん、野口五郎さんをはじめとするトップアイドルの歌手。
フォークソングやニューミュージックを中心に、日本の音楽のベースが作られていった時代でもあります。
今も現役で活躍されているシンガーの方がたくさん!
当時の時代背景の魅力に加えて、今でも新鮮な感覚を覚える点もステキだと思います。
そんな1970年代にデビューした男性アーティストのデビュー曲を聴いていきましょう!
もくじ
- 1970年代の邦楽男性アーティストのデビュー曲
- 巡恋歌長渕剛
- 君をのせて沢田研二
- 恋する季節西城秀樹
- 旅立ち松山千春
- 線香花火さだまさし
- アルバム『CIRCUS TOWN』山下達郎
- ゆめいらんかねやしきたかじん
- 恋の汽車ポッポ大瀧詠一
- イメージの詩吉田拓郎
- さらば恋人堺正章
- 燃える恋人本郷直樹
- しおさいの詩小椋佳
- 別れの夜明け尾崎紀世彦
- はーばーらいと水谷豊
- 博多みれん野口五郎
- ふれあい中村雅俊
- てぃーんず ぶるーす原田真二
- 心のこり細川たかし
- 男の子女の子郷ひろみ
- 走り去るロマンタケカワユキヒデ
- 気になる17才あいざき進也
- 涙ぐらし角川博
- イルカにのった少年城みちる
- もう恋なのかにしきのあきら
- 太陽の日曜日荒川務
- 失恋レストラン清水健太郎
- おもいで岬新沼謙治
- 悩み多き者よ斉藤哲夫
- 忘れません高山厳
- 一度だけなら野村真樹(野村将希)
- 青葉城恋唄さとう宗幸
- 雨三善英史
1970年代の邦楽男性アーティストのデビュー曲
巡恋歌長渕剛
2015年に富士山の麓で開催したオールナイトコンサートにおいて約10万人の観衆を集め大成功を収めるなど、そのスケールの大きさがファンの心をつかんで離さないシンガーソングライター・長渕剛さんの通算2作目のシングル曲。
1977年に1stシングル『雨の嵐山』をリリースしていますが、その後活動停止を経て同曲がリリースされたことから再デビュー曲として知られている楽曲です。
「自分の恋愛遍歴を女性言葉でつづった」という切ない歌詞と、繊細なアコースティクギターの音色の融合が叙情的ですよね。
哀愁のあるメロディーが心に響く、時代を超えて愛されているフォークソングです。
(星野貴史)
君をのせて沢田研二
ジュリーのニックネームで知られ、ザ・タイガース、PYGを経てソロデビューを果たしたシンガー・沢田研二さんの1作目のシングル曲。
リリースから29年後の1990年にリメイクされ、『君をのせて 1990 version』としてホンダ・トゥデイのCMソングに起用されたことも話題となったナンバーです。
幻想的なストリングスのイントロと、沢田研二さんの深みのある歌声は、ソロデビューシングルでありながら確かな実力を世に知らしめたのではないでしょうか。
歌謡曲のムーディーな空気感が心地いい、ずっと聴いていたくなる不朽の名曲です。
(星野貴史)
恋する季節西城秀樹
「絶唱型」とも称された圧倒的な声量と歌唱力で、1970年代のトップ男性アイドル歌手となったシンガー・西城秀樹さんの1作目のシングル曲。
「ワイルドな17歳」というキャッチフレーズとともにリリースされた楽曲で、リリースから3年後の1975年に同じ新御三家として人気を博していた郷ひろみさんによってカバーされたことも話題となりました。
10代らしい透明感と10代らしからぬ色気を同時に感じさせる歌声は、デビュー曲でありながら歌謡界に衝撃を与えたのも納得できますよね。
1970年代の男性アーティストを語る上で外せない、歌謡曲の良さを感じられるナンバーです。
(星野貴史)
旅立ち松山千春
1976年に『サンデージャンボスペシャル』内の15分コーナー「千春のひとりうた」でメディアデビューを果たし、翌年にメジャーデビューを果たしたシンガーソングライター・松山千春さんの1作目のシングル曲。
アマチュア時代に参加するも落選してしまった「全国フォーク音楽祭」の地区予選で歌われた楽曲で、地元である北海道でローカルヒットを記録したナンバーです。
哀愁を感じさせるアコースティックギターとストリングス、そして松山千春さんらしい伸びやかで透明感のある歌声が印象的ですよね。
とてもデビュー曲とは思えない貫禄を感じさせる、歌唱力とアレンジ力の高さがわかるフォークナンバーです。
(星野貴史)
線香花火さだまさし
フォークデュオ・グレープでメジャーデビューを果たし、解散後はソロアーティストとして数々の名曲を世に送り出してきたシンガーソングライター・さだまさしさんの1作目のシングル曲。
地元である長崎県の行事・精霊流しの時期に楽しむという線香花火をテーマとした、ノスタルジックなアコースティックギターの音色が切ないナンバーです。
はかなさと強さが同居したさだまさしさんの歌声は、憂いを感じさせるメロディーとともに心を震わせますよね。
幻想的でセンチメンタルな空気感が情景をイメージさせる、繊細なナンバーです。
(星野貴史)
アルバム『CIRCUS TOWN』山下達郎
昨今あらためて見直されつつある日本産シティポップの象徴的な存在として知られ、現在でも精力的に活動しているシンガーソングライター・山下達郎さんの1作目のアルバム。
シュガー・ベイブ解散後の挫折感から自身の音楽的力量を判断するため海外でのレコーディングを敢行した作品で、ニューヨークとロサンゼルスそれぞれのスタジオでレコーディングされた音源が楽しめるアルバムです。
自身の美意識の証明やバンド時代からの音楽的方向性を転換するきっかけとなったなどの逸話からも、アーティストとしてのオリジナリティーに影響を与えたと言えるのではないでしょうか。
山下達郎さんの原点が詰まった、今だからこそ聴いてほしいアルバムです。
(星野貴史)