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80年代の邦楽ガールズバンド。~有名どころからマイナーまで
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80年代の邦楽ガールズバンド。~有名どころからマイナーまで

その名の通り女性だけで構成されたガールズバンドは、今や世界中で人気となった存在も多く、ここ日本においてもメジャーからインディーズにいたるまで、さまざまなタイプのバンドが活躍していますよね。

邦楽の歴史のおけるガールズバンドは、1970年代後半から1980年代前半にかけてデビューしたバンドたちがその道を切り開き、バンドブーム全盛期の80年代中盤にはヒットチャートを席巻するバンドも登場、ガールズバンドのブームが巻き起こりました。

今回は、邦楽ガールズバンドの歴史を語る上で外せない80年代のバンドをピックアップ、有名どころから知る人ぞ知るバンドまでをご紹介します!

80年代の邦楽ガールズバンド。~有名どころからマイナーまで

嘘月水玉消防団

水玉消防団は、パンクとニューウェーブを融合したサウンドで80年代に活躍した隠れた名バンドです。

特に1985年のメールス・フェスティバルでのパフォーマンスは、即興演奏と地下シーンでの熱狂的な評価を受けました。

天鼓さんとカムラさんのツインボーカルは、当時の女性バンドらしさを覆すほど傑出していて、その後の多くのバンドに影響を与えたと言えるでしょう。

天鼓さんは、ニューヨークでソロデビューを果たすなど、そのキャリアも多岐にわたります。

彼女たちの作品を手に入れられる機会があれば、その独特な魅力にぜひ触れてみてください。

RAG MUSIC 編集部

夕なぎNav Katze

1984年にデビューを飾ったナーヴ・カッツェは、邦楽ガールズバンドの黎明期を彩る存在でした。

SWITCHレーベルからの初リリースはムーンライダーズの岡田徹さんがプロデュース、革新的な世界観と独自のサウンドスタイルで注目を集めたのです。

特に山口美和子さんのボーカルは、洗練されかつ感情豊かで心に残り、聴く人々を魅了し続けました。

当時のムーブメントをけん引した彼女たちの楽曲は、今でも多くのファンに愛され、時代を超えた装いで光り輝いています。

バンドのエモーショナルなメロディラインと、思わず体を揺らすリズム感は、80年代のガールズバンドブームを思い出させてくれるでしょう。

もしレコード棚で彼女たちの作品に出会ったら、手に取ってみてください。

RAG MUSIC 編集部

島の生活SABOTEN

1980年代に活躍したサボテンは、ポストパンクという音楽の枠を超えた実験的チャレンジで注目を集めました。

彼女たちが1984年にリリースしたアルバム『Awake』は、その頃のガールズバンドの中でもずば抜けた存在感を放っていたんです。

突然段ボールの蔦木栄一さんによるプロデュース、というのも当時のシーンに興味を持っている人であれば見逃せない点でしょう。

彼女たちはその後も超マイペースながらも新作をリリースしていますから、ぜひチェックしてみてください!

RAG MUSIC 編集部

スパイラルダンスいんど猫

1986年にデビューし、1991年まで活躍したいんど猫は、ニュー・ウェイヴ/ポストパンクサウンドを軸に独自の音楽性を追求したバンドです。

『メルクリウス』や『レムノスの土』のようなアルバムでは、日本のバンド界に新たな足跡を残しました。

彼女たちの音楽は影のような危うさを秘めながら聴く者を強く引き付けます。

他のガールズバンドとは一線を画すその個性的な魅力は、今でもくっきりと輝いています。

音源は配信サービスで聴くことができるため、80年代の邦楽シーンに触れたい方はぜひチェックしてみてください。

RAG MUSIC 編集部

ばなな3F=C

エンジニアとサウンドアドバイザーとしてあの平沢進さんが参加、1984年にリリースされた『と・ま・ど・い』で注目を集めた3F=Cは、ガールズバンドの中でも特に個性的な存在です。

彼女たちの音楽はニューウェーヴとポストパンクを独自のスタイルで融合させ、アコースティックな要素が絡み合いながら、新鮮で奥深い響きを創り出しています。

キャ→のメンバーであるすみ子さんとのり子さんの息の合ったパフォーマンスは、知られざる80年代ガールズバンドシーンを深掘りしたいという方にもぜひチェックしてみてほしいですね。

RAG MUSIC 編集部

Holy! Holy!Bárbara

一般的にはほとんど知られていない存在ながら、インディーズというカルチャーが花開いた1980年代には素晴らしいガールズバンドが地下シーンで活躍していました。

伝説的なバンド、LIZARDの中心人物モモヨさんがプロデュースを手がけたBárbaraもその1つ。

ゴシックなドレスに身を包んだメンバーのルックスも目を引きますが、彼女たちが残した数少ない音源はそれ以上のインパクトを放っているのですね。

直線的なパンクとは一線を画すフリーキーなニューウェーブ・サウンドは実に個性的で、どこか不安定なピアノが暴れ回り、ジャズやプログレ、キャバレー音楽などを煮詰めて呪術的な発狂ボーカルが織り成す世界観が極めて異色。

Siouxsie And The Bansheesといったイギリスのポスト・パンク系のバンドがお好きな方、中古レコード屋などで音源を見つけたらぜひチェック!

KOH-1

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