90年代の泣けるJ-POP。ヒット曲・号泣ソング
1990年代はJ-POP史の中で最もCDが売れ、2020年代の今も愛され続けている名曲が数え切れないほど生まれた時代です。
まさにJ-POP黄金期であり、さまざまなジャンルのアーティストやバンドが次々とヒットを飛ばし、邦楽の可能性が大幅に広がったという意味でも重要な時代だと言えるでしょう。
そんなキラ星のごとく素晴らしい曲がひしめく90年代ソングの中から、今回は「泣ける曲」をテーマに記録にも記憶にも残り続ける名曲の数々を紹介します!
当時を知る方々はもちろん、最近90年代の邦楽に興味を持ったという若い音楽ファンの方々も、ぜひチェックしてみてくださいね。
もくじ
- 90年代の泣けるJ-POP。ヒット曲・号泣ソング
- Hello Again ~昔からある場所~My Little Lover
- First Love宇多田ヒカル
- LOVE LOVE LOVEDREAMS COME TRUE
- 会いたい沢田知可子
- ひだまりの詩Le Couple
- 最後の雨中西保志
- サンキュ.DREAMS COME TRUE
- One more time, One more chance山崎まさよし
- Winter, againGLAY
- 離したくはないT-BOLAN
- PRIDE今井美樹
- いつかのメリークリスマスB’z
- もう恋なんてしない槇原敬之
- あなたに逢いたくて〜Missing You〜松田聖子
- 抱きしめたいMr.Children
- Rusty NailX JAPAN
- 世界が終わるまではWANDS
- 雨森高千里
- 君がいるだけで米米CLUB
- 悲しみは雪のように浜田省吾
- 言えないよ郷ひろみ
- TOMORROW岡本真夜
- squall福山雅治
- さよならイエスタデイTUBE
- SAY YESCHAGE and ASKA
- はじまりはいつも雨ASKA
- このまま君だけを奪い去りたいDEEN
- ラブ・ストーリーは突然に小田和正
- 僕はここにいる山崎まさよし
- CAN YOU CELEBRATE?安室奈美恵
- MajiでKoiする5秒前広末涼子
- 空と君のあいだに中島みゆき
- 突然FIELD OF VIEW
- 未来へKiroro
- 接吻ORIGINAL LOVE
- 糸中島みゆき
- BOY MEETS GIRLTRF
- ロビンソンスピッツ
- IT’S ONLY LOVE福山雅治
- LA・LA・LA LOVE SONG久保田利伸/NAOMI CAMPBELL
- Departuresglobe
- 冷たいキスICE BOX
- ifCHAGE and ASKA
- Bye For NowT-BOLAN
- 世界中の誰よりきっと中山美穂 & WANDS
- 部屋とYシャツと私平松愛理
- 優しい雨小泉今日子
- 今夜はブギー・バック小沢健二 feat. スチャダラパー
- Can’t Stop Fallin’ in Loveglobe
- WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメントH Jungle with T
- 千流の雫工藤静香
- 春よ、来い松任谷由実
- 君が思い出になる前にスピッツ
- バンザイ~好きでよかった~ウルフルズ
- ジュリアンPRINCESS PRINCESS
- 別れましょう私から消えましょうあなたから大黒摩季
- 田園玉置浩二
- サヨナラGAO
- 今宵の月のようにエレファントカシマシ
- 夢を信じて徳永英明
- I’m proud華原朋美
- TRUE LOVE藤井フミヤ
- 碧いうさぎ酒井法子
- 夜空ノムコウSMAP
- 眠れない夜を抱いてZARD
- ラストソング吉岡秀隆
- 歌えなかったラヴ・ソング織田裕二
- サマータイムブルース渡辺美里
- 空よ陣内大蔵
- イージュー★ライダー奥田民生
- 渡良瀬橋森高千里
- 彼女の恋人槇原敬之
- BELOVEDGLAY
90年代の泣けるJ-POP。ヒット曲・号泣ソング
Hello Again ~昔からある場所~My Little Lover
ミスチルなどを手がける名プロデューサーの小林武史さん、ボーカリストのakkoさん、ギタリストの藤井謙二さんのトリオ編成でスタートした「マイラバ」ことMy Little Lover。
90年代半ばにデビューを果たし、記憶にも記録にも残るさまざまな名曲を生み出しました。
中でも1995年にリリースされたこの『Hello, Again 〜昔からある場所〜』は、日本テレビ系ドラマ『終らない夏』の主題歌にも起用され大ヒットを記録。
90年代のヒット曲というテーマであれば、必ず挙げられる曲の筆頭でもあります。
印象深い藤井謙二さんのギターによるイントロのフレーズ、ナチュラルな声質のakkoさんが歌うせつないメロディ、シンプルながらも心に響く歌詞の素晴らしさ……聴いているだけで胸を締め付けられるような気持ちにさせられますよ。
(KOH-1)
First Love宇多田ヒカル
宇多田ヒカルさんが音楽シーンに登場した時の衝撃は、もうこんな才能を持ったアーティストのデビューに立ち合えることはないだろうと思わせるくらいのものでした。
若干15歳でデビュー、自ら作詞作曲を手がけ、天性の歌声と本格的なR&Bの要素をあくまでJ-POPとして昇華洗練したサウンドを武器に、日本国内の歴代アルバムセールス1位を始めとする輝かしい経歴の数々は、今更説明するまでもないですよね。
そんな宇多田ヒカルさんの初期の名バラードと言えば、伝説的なデビュー・アルバムと同名の『First Love』。
10代の少女らしい素直な心情と、少し背伸びしたようなたくみな情景描写、圧倒的な歌唱力で魅せる情感たっぷりのメロディの素晴らしさは見事としか言いようがありません。
大人になってから聴くと、どこかノスタルジックな思いを感じ取れるのもまたいいですね。
(KOH-1)
LOVE LOVE LOVEDREAMS COME TRUE
誰かを好きになって、あまりにも強い愛情を感じて涙がこぼれそうになったことはありますか?
思わず流れた涙にはびっくりしますよね。
そんなこみ上げる愛情を最高のメロディーに乗せたこの曲。
誰しもこの曲を聴くと大切なだれかとの思い出が胸にこみあげるのではないでしょうか?
会いたい沢田知可子
恋人との永遠の別れを歌った、1990年にリリースされた沢田知可子さんの大ヒット曲。
ぼかすことなく直接的に「死」を表現した歌詞は、あらためて聴くと衝撃的ですよね。
温かい思い出から始まる一番の歌詞と、恋人を失ってからのやるせない気持ちが描かれる中盤以降のストーリーの中で、悲しい現実と向き合えずにいる主人公の心情を切々と歌い上げる沢田さんの素晴らしい歌唱も相まって、聴いているだけで涙を禁じ得ません。
恋人に限らず、肉親や友人、大事にしていたペットなども含めて、大切な存在が遠くへいってしまった経験を持ち、主人公と同じような悲しみを抱いている方であれば、誰もが共感するであろう色あせない名曲です。
(KOH-1)
ひだまりの詩Le Couple
カップルや夫婦を意味するフランス語をユニット名とし、その名のとおり本当の夫婦により結成されながらも2007年に活動を終了した音楽ユニット・Le Coupleの通算5作目のシングル曲。
大ヒットを記録したテレビドラマ『ひとつ屋根の下2』の挿入歌として起用されたことからロングヒットとなり、ミリオンセラーを達成したナンバーです。
タイトルをイメージさせられるやわらかい歌声やアレンジを聴いていると、ドラマのワンシーンがオーバーラップしてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
センチメンタルな歌詞が心をやさしく包んでくれる、聴いているだけで涙が止まらなくなる楽曲です。
(星野貴史)