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【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲
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【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲

アーティストのデビュー曲というのは、それぞれの初期衝動であったり意気込みであったり、さまざまな思惑が込められた貴重な証言ですよね。

後追い世代が長いキャリアを持ったアーティストのデビュー曲を聴いて驚いたり、または納得したり……音楽に限らず処女作でしか感じ取れないものがそこにあるのです。

本稿は、日本で最もCDが売れたJ-POP黄金期の90年代にデビューを果たした邦楽の男性ソロ・アーティストをテーマとして、彼らの記念すべきデビュー曲を紹介しています。

バンドからソロ活動を始めたアーティストも含めて、メガヒット曲や隠れた名曲など、デビュー曲ならではの魅力をお楽しみください!

【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲

NG槇原敬之

代表曲『どんなときも』やSMAPへの提供曲『世界に一つだけの花』など、誰もが知る名曲を数多く世に送り出してきたシンガーソングライター・槇原敬之さんのデビューシングル曲。

1stアルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』とともに1990年10月25日に発売された楽曲で、物憂げな空気感のイントロが印象的ですよね。

「タイトルどおり売上はNGだった」という本人談はありますが、槇原敬之さんらしい切ない世界観や優しいメロディーは、デビュー時からすでに確立されていたのを感じられるのではないでしょうか。

のちにJ-POPシーンを席巻する稀代のシンガーソングライターのスタートを飾った、隠れた名曲です。

星野貴史

TRUE LOVE藤井フミヤ

7人組ロックバンド・チェッカーズのリードボーカルとしてデビューを果たし、バンド解散後もソロアーティストとして精力的に活動しているシンガーソングライター・藤井フミヤさんの2作目のシングル曲。

チェッカーズ在籍時にもソロとしてシングル『Mother’s Touch』を発表していますが、解散後の本格的なソロ楽曲として1993年11月10日に発表されました。

バンド時代とはまた違ったアコースティックギターによるシンプルなアレンジは、アーティストとしての原点回帰や再出発を感じさせますよね。

テレビドラマ『あすなろ白書』の主題歌に起用されたことから、世代であればノスタルジックな気分になるであろうデビュー曲です。

星野貴史

追憶の雨の中福山雅治

一般的に俳優のイメージが強いかもしれませんが、コンスタントなツアー開催など音楽面でも精力的に活動しているシンガーソングライター・福山雅治さんのデビューシングル曲。

当時、声帯にポリープができたことが原因で歌手としてのデビューが延期となり、俳優としてのデビューから遅れること1990年3月21日に発売されました。

疾走感のあるロックサウンドと、福山雅治さんのセクシーな低音ボイスのアンサンブルがクールですよね。

ミュージシャンとしての福山雅治さんをスタートさせた、印象的なナンバーです。

星野貴史

遠くまで稲葉浩志

ロックユニット・B’zのボーカリストとしてデビューを果たし、2022年にはアニメーション映画『SING/シング: ネクストステージ』の日本語吹替版で声優に初挑戦することも話題となったシンガーソングライター・稲葉浩志さんの1作目のシングル曲。

1998年12月16日に発表され、前年に発表されている1stアルバム『マグマ』の流れをくむ楽曲であることから、ソロアーティスト・稲葉浩志さんのデビューシングルとして知られています。

曲中にアレンジが大きく変わるアンサンブルは、B’zとしての方向性とはまた違った魅力を放っていますよね。

数々のタイアップがあることも納得の、エモーショナルなロックチューンです。

星野貴史

ヒットチャートをかけぬけろスガシカオ

東京経済大学を卒業し、制作会社に就職するも音楽の道に飛び込んだシンガーソングライター・スガシカオさんのデビューシングル曲。

1997年2月26日に発売された楽曲で、日産『ダットサンピックアップ』のCMソングとして起用されながらもスガシカオさんのシングルで唯一オリコンチャートへランクインしていない楽曲としても知られています。

エモーショナルなメロディーとアコースティックギターの繊細さが絶妙に融合し、いま聴いても古さを感じさせないクールさがテンションを上げてくれますよね。

16ビートの軽快さとキャッチーなメロディーが秀逸な、デビュー曲にして洗練されたナンバーです。

星野貴史

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