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【PA入門】「DI」ってどういう機能を持つの?
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【PA入門】「DI」ってどういう機能を持つの?

この間「D.Iって何?」ってきかれたので、記事を書きます。

音響に触れたことがある方でも正確な意味を知らずに使ってる方は多々いるのではないでしょうか。

D.I(ディーアイ)とはダイレクト・ボックスのことです

D.I.

http://o-dan.net

ダイレクト・ボックスならD.Bだろ!となりません?(はい、もう意味が分からない)

いや、DBはドラ○ンボールです。

D.Iはダイレクト・ボックスと称されることが多いですが、正確にはダイレクト・インジェクション・ボックスという名称です。

ダイレクト・インジェクション・ボックス(direct – injection – box)を直訳すると直接注入(する)箱です。

箱なのは見ればわかるのですが、何を直接注入するのでしょうか。

まず、なぜD.Iが必要かを考えましょう

D.Iが必要ということはギターなどを直接ミキサーに接続するのが好ましくないということです。

機材は電気信号でやりとりしているので、必ず抵抗というものが生じます。

以前PAしていたとき、スピーカーの出力が弱い状態でグライコ(グラフィックイコライザー)を使って抵抗が増え、出力される音が著しく減衰した記憶があります。

そんな感じで、抵抗が増すと問題が生じてきます。

こういうときの抵抗をインピーダンスといいますが、今回はわかりやすく抵抗で統一しておきます。

Guitar

https://lilas-official.amebaownd.com

エレキギター・ベースは抵抗が大きく、具体的にはノイズがのったり、高域が減衰します。

つまるところ、楽器本来の音がうまくでてくれません。

そこで、楽器本来の音をそのまま入力するのがD.Iというわけです。

直接注入=そのまま入力って感じですかね。

まぁ、現場で使うときはエレキギター・ベースに対しては特に何も考えずにD.I繋(つな)いどけばいいんですけどね!

(ベース・キーボード全般に対しても、ノイズが減るので有効です。)

ダイレクト・ボックス とは、電気楽器および電子楽器をミキシング・コンソールに接続するために用いるインピーダンス変換器である。

レコーディングの現場などにおいて機器の間のインピーダンスの相違を調節し、直接(=ダイレクトに)つなぐ目的で用いられる。

しばしばD.I (ディー・アイ)とも呼ばれる。

ダイレクト・ボックス – Wikipedia

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ライタープロフィール

LILAs

LILAs

京都・兵庫のメンバーを中心に設立された新進気鋭のイベントサポート団体。

学生メンバーを中心にアナウンサー・PAエンジニア・レコーディングエンジニア・動画クリエイターが所属し、イベントを各方面からサポートすることを目的としている。

YouTubeやホームページにアナウンス・音響技術等のセミナー動画またはブログ記事をアップロード中。

【井上】堅実なPAオペレーター。

安定感のあるPAでイベントを支える。

【伊和月】オリジナル曲を持つ、演奏者兼レコーディングエンジニア(@iwadu_mogana)。

【熊本】PV動画などを手掛ける、センス溢れる動画クリエイター。

【千阪】某大会ドラマ制作部門全1。

折り紙つきのクリエイター。

【松尾】現場経験の多い、実力派アナウンサー。

【森】朗読の全国大会の準決勝進出者。

技巧派アナウンサー(@Lilas_Mori)。

【吉原】現場経験が多く、臨機応変な対応が可能なPAエンジニア(@yoshihara_lilas)。

【余田】幅広い知識と技術を持つオールラウンダー。

LILAsではアナウンサーとして働く。

ウェブサイト:https://lilas-official.amebaownd.com

Twitter:lilas_official

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