ジャズボーカルとボーカルの違いって?
まだまだ未熟者、修行中の身なので、非常に僭越(せんえつ)ではありますが、私なりに精一杯、ジャズボーカルについて説明したいと思います。
ジャズに興味がある方、これからジャズを始められる方にとって楽しんでいただけるヒントをお届けできたらと思います。
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もくじ
ジャズボーカルとボーカルの違いって?
ざっくり言ってしまえば、歌を歌うのがボーカルであるならば、ジャズのスタンダードを歌うのがジャズボーカル。
端的に説明すると以上なのですが、これで終わってしまうと身もふたもなく、この先もう読まれなくなるので……(笑)。
もう少し踏みこんでいきたいと思います。
そもそも、ジャズとは?
19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ南部の都市を中心に派生した音楽形式。
西洋楽器を用いた高度な西洋音楽の技術と理論、およびアフリカ系アメリカ人の独特のリズム感覚と音楽形式とが融合して生まれた。
演奏の中にブルー・ノート、シンコペーション、スウィング、コール・アンド・レスポンス(掛け合い演奏)、インプロヴィゼーション、ポリリズム(複合リズム)などの要素を組み込んでいることが、大きな特徴とされている。
このように書かれているように、即興こと、インプロヴィゼーション、コール・アンド・レスポンスが魅力。
「音と音の会話」だからこそ「その日」「その時」「その場所」でしか味わえない、
「瞬間の芸術」がジャズ。
同じ曲でも、同じメンバーでも、二度と同じ演奏は聴けないと言っても過言ではありません。
楽器演奏者だけでなくボーカルも、その場の演奏に応じたフェイクやスキャットが必要。
そのため歌の技術を磨くだけでなく、コードや、曲の構成、リズムなど、音楽全般についての理解、知識そしてテクニックが不可欠となります。
ボーカルものはもちろん、インストゥルメンタルもののアドリブを聞いて、自分のスキャットやフェイクに取り入れていくうちに、自然と音使い、ノリが身についていきます。
参考にするのは、音が取りやすいという点で、単音楽器のサックスやトランペットなどがおすすめです。
スウィングしなけりゃ意味がない
ジャズと言えばスウィング。
これは非常に言葉にするのが難しく、音楽を聴いていただくのが一番手っ取り早いのですが、おおまかに説明すると、スウィングとはリズムの種類のことで、4ビートとも言います。
1拍を3連符のひとまとまりとしてとらえ、2拍4拍目にハイハットのアクセントがくるのが特徴。
※●はアクセントの位置。1拍をわかりやすくするために「タタタ」の後にスペースを入れています。
ジャズのノリが分かる参考音源
It Don’t Mean A Thing~スウィングしなけりゃ意味がない~ / Louis Armstrong(ルイ・アームストロング) & Duke Ellington(デューク・エリントン)
歌い始めは2ビート。
ノリとしては1拍目、3拍目が強調されます。
サビの部分は4ビートになり、Aメロになるとまた2ビートに戻ります。
1分35秒あたり、2コーラス目に入ってからは4ビートに変化していますね。
このノリの違いがわかるでしょうか?
Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)
エラ(エラ・フィッツジェラルド)の説明によると、カウントベイシースタイル風、デュークエリントン風、カントリー&ウェスタン、ソウル風いろいろ遊んで、2分頃からこの曲に入ります。
エラも1コーラス目のAメロは2ビート、サビは4ビート。
2コーラス目からは4ビートになってます。
ロックやポップスなどに主に使われる8ビートが縦ノリならば、4ビートスウィングは、横に体を揺らして乗るとリズムがつかみやすいように感じます。
歌は語れ、台詞(せりふ)は歌え
アメリカで派生した音楽ということで、ジャズの歌詞は英語です。
そのため、発音も重要。
発音良く歌詞を音読するだけで、自然とスウィングしノリもよくなります。
「歌は語れ、台詞は歌え」という言葉があるように、どちらかと言えばオペラやゴスペルのように歌い上げるよりも、語るように話すように歌う方が多いのもジャズボーカルの特徴です。
小難しい事を書いてきましたが、音を楽しむと書いて音楽。
頭じゃなくて、心のままに感じてジャズを楽しんでいただけたらうれしいです。
最後にこの名言をご紹介します。
ジャズとは、日常のほこりを洗いおとすものである
アートブレイキー
ライタープロフィール
ジャズシンガー
伊藤綾
音楽の街、静岡県浜松市で生まれる。
幼いころよりオルガン、エレクトーン、ドラムをたしなむ。
大学在学中よりロックバンドのDrummerとして、YMFを始め、数々のコンサート、フェスティバルに出演。
名古屋の老舗のライブハウスでのちに師匠となる、トップDrummer小畑孝廣氏、大御所Jazz Vocal矢頭奈穂氏のライブを聴き、感銘を受けJazzの素晴らしさに目覚める。
Jazz Vocalを矢頭奈穂氏に師事。
Jazz Drumをはじめ、猛烈な音楽教育を小畑孝廣氏に学ぶ。
Jazz Vocal、Jazz Drummerとして活動を始め、名古屋市内のライブハウスでのライブ、コンサート、ホテルでのディナーショー、パーティー等、様々なイベント、ステージに出演。
ホテル部門では、ウェスティンナゴヤキャッスルホテル、東急ホテル、メルパルク、ルーセントタワーのラウンジ等でディナーショーやパーティーに出演。
コンサートホールでは、名古屋市内の西文化小劇場、中川文化小劇場、中村文化小劇場等、名古屋市分化振興事業団主催の「街の音楽家プレミアムコンサート」に出演。
名古屋市内のライブハウスでは、音邸(ONTEI)でのステージをメインにMr. Kenny’s、DOXY、パラダイスカフェ、ボトムライン等に出演。
大学時代に専攻した英語を活かし、語るように歌うスタイルとドラム演奏で培われたリズム感、スキャットには定評がある。
「JAZZを身近な音楽に!」をモットーに、名古屋を中心に活動中。
趣味は黒鯛釣り。
定期的に出演しているライブハウスは、音邸(ONTEI)◆毎月3,4回ほど名古屋市内のジャズクラブにてライブをやっております。
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