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【楽器の王様】パイプオルガンの構造と魅力

楽器の王様と呼ばれるパイプオルガン。

名前は知っている人も多いと思いますが、その歴史や構造はご存じでしょうか?

今回は、パイプオルガンの魅力に迫ってみたいと思います。

パイプオルガンの奏法

パイプオルガン

https://pixabay.com/

パイプオルガンの音は、鍵盤を押しているかぎり、いつまでもなり続けるところに大きな特徴があります。

好きなだけ、いくらでも音を延ばすことができるのです。

多くのパイプオルガンでは、手鍵盤が2段以上あります。

それぞれの鍵盤に異なる音色を設定し、腕を上下に移動させながら、縦横無尽に演奏します。

片手だけを使い、1段目の鍵盤に小指を置いたまま、2段目の鍵盤を親指で弾くなどという離れ業もあります。

1曲の中で、音色を何度も変えることができるので、ピアニッシモからフォルテッシモまで、オーケストラのようなスケールで演奏できます。

1段目の手鍵盤でフルート、2段目の手鍵盤でオーボエ、3段目の手鍵盤でコルネット、足鍵盤でファゴット……というように、各鍵盤に異なる音色を割り当てたり、それらすべてを一緒に鳴らして音をぶ厚くできます。

ちなみに「プリンシパル」とか「オクターブ」といった、パイプオルガン特有の音色もあります。

パイプオルガンには「足鍵盤」というものがあります。

その名のとおり、足で鍵盤を弾くのです。

ちなみに足鍵盤と区別するため、手で弾く鍵盤を「手鍵盤」と呼びます。

両足を使ってメロディックなパッセージを弾くことが求められます。

オルガンを始める時の最大の難関が、この「足鍵盤」で、足で自由に弾ける感覚をつかめるようになるまで、ある程度の時間を要します。

足鍵盤の役割は、低音のベースを担当することが主ですが、メロディアスなフレーズを弾くこともあるので、右手、左手、右足、左足が、それぞれ別個に、自由に動かせるようになることが、オルガン奏者に求められる能力です。

パイプオルガンをご紹介する上で絶対に外せない、永遠の名曲、バッハの「小フーガ ト短調」をお聴きください。

この曲は4つの旋律が巧みに絡まり合う難曲で、オルガニストにとって常に課題となっています。

オランダ出身の巨匠トン・コープマンの、天真爛漫(てんしんらんまん)かつ情熱的な演奏が素晴らしいです。

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