ドラムを速く叩きたい!2ビートを極める3つのポイントと効果的なドラム練習
「速い曲を叩きたい!」
ドラムをはじめられた方なら誰しもが憧れる奏法だと思います。
今回はロックドラムでは必ず身につけておきたい「2ビート」について解説したいと思います。
もくじ
2ビート(ツービート)とはどんなビートなのでしょう?
8ビートはバックビート(「1.2.3.4」の「2」と「4」の所)にスネアが当てはまりますが、それを半分の「3」のみにスネアを入れるとハーフタイムとなり、テンポは同じでも曲に遅い印象を与えます。
その逆で「1と2と3と4と」の「と」(ウラ)にスネアを入れると、こちらはダブルタイムとなり曲に速い印象を与えることができます。
こちらをダブルビート、2ビートなどと呼び、ロック、ラウドロック、メタル、パンク、ハードコアなどさまざまなジャンルに応用されます。
参考動画:2ビートのサンプル演奏
2ビートを叩くために必要な基礎練習
2ビートを習得するためにはどんな基礎練習が必要になってくるのでしょう。
必要な要素として
- ノリ
- 分離
- スピード
に焦点を当てて練習ができるとより良い2ビートが叩けるようになります。
1. 手足を交互に叩く練習
速いスピードで繰り返される2ビートにはそれぞれ独立させた動きが必要となります。
ここでは手足の分離を行っていきましょう。
参考動画:手足の分離
2. アップダウン奏法を習得する!
速い速度でハイハットを叩くため、またはリズムに抑揚を付けるためにも腕のひと振りの動作で行って帰ってを繰り返す奏法。
動きを分解するとダウンストロークとアップストロークを繰り返しています。
参考動画:アップダウン奏法
3. バスドラムのダブルを習得する!
1回の脚の動作で2発叩く脚のダブル。
シングルペダルで速い2ビートを叩くためには必要不可欠な技術となります。
参考動画:バスドラムダブル
まとめの参考動画:2ビートの練習方法!体の動かし方!
意外と軽視されている!?2ビートの種類
一括りに2ビートと言えどいろんなニュアンス、アプローチがあります。
大まかに分けた5つの2ビート
記載のジャンルはあくまで参考です
1. 右手を細かく刻む2ビート
メロコアなどのジャンルで使用されることが多いです。
2. 両手はウラだけを狙う2ビート
3. 右手がレガートのような動きで拍の頭を強調した2ビート
80年代や90年代のメタル、ハードロック、ラウドロック、ハードコア、パンクなど幅広く使用されています。
4. 両手をオルタネイトで動かした、ブラストビートのような2ビート
メタル、ラウドロック、など幅広く使用されます。
5. Dビート
イギリスのハードコアバンドDischargeが生み出したビートとも言われています
クラストコア、ハードコアパンクで使用されることが多いです。
参考動画:意外と軽視されている!?いろんな2ビート!
最後に
いかがでしたか?
スピードにこだわり過ぎると、リズム良く叩くことやノリを出すことがおろそかになってしまう方が多いように思います。
スピードが速くなってもドラムの音色やノリへの意識を忘れないようにしましょう。
ライタープロフィール
プロドラマー・ドラム講師
森谷亮太
1986/9/18生まれ。
11歳の頃よりドラムに興味を持ちたたき始める。
これまでにインディーズレーベルよりCD、DVDを多数リリース。
全国ツアーや、海外公演なども経験。
海外での飛び入りセッション経験もあり、2015年に秋にはアメリカ、ニューヨークにて、ジャズ、エンターテイメントの世界を学ぶ。
2009年に開業した、自身のドラム教室【森谷ドラムスクール】ではわかりやすさ、親しみ易さなどで高い評価を受けている。
またYouTubeにて配信しているレッスン動画は累計30万回再生、チャンネル登録者1500人(2016年1月現在)にもなる人気の動画レッスン。
InstagramやtwitterなどのSNSでも毎日レッスン動画を配信中。
講師として活動する傍ら、サポートドラマーとして、プロ、アマで活動するアーティストや、他の音楽教室のドラムサポートを行うなど、プレイヤーとしても精力的に活動している。
YouTube
https://www.YouTube.com/channel/UCqvUqkn5JA_12SAni6w8xjQ
https://www.instagram.com/moritani_drumschool/
ウェブサイト:http://moritani-drumschool.com
Twitter:moritani_drum
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