反戦歌。戦争に反対する名曲
太平洋戦争以降、日本人にとっては戦争を意識する機会は随分と減りました。
しかしベトナム戦争や湾岸戦争、さらには2022年のロシアとウクライナの争い、2023年のイスラエルとガザの武力衝突など、いまだに世界中で争いは絶えません。
この記事では、戦争反対への気持ちを込めてミュージシャンたちが手掛けてきた反戦歌を紹介していきます。
戦争の恐ろしさやむごさ、関わった人たちの悲しみ、二度と過ちを起こしてはいけないという決意など、平和に向けてのさまざまな感情が込められた楽曲ばかりです。
私たちも歌詞に込められた思いを読み解き知ること、できることをやっていきたいと思います。
これから紹介する楽曲とともに、あらためて平和について一緒に考えてみましょう。
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もくじ
- 反戦歌。戦争に反対する名曲
- mabatakiVaundy
- 悪魔の子ヒグチアイ
- Fight the nightONE OK ROCK
- heiwaRIZE
- No more warGReeeeN
- アビが鳴くポルノグラフィティ
- 果てなき大地の上に加藤登紀子
- 希望のうたMISIA
- キーウから遠く離れてさだまさし
- ImagineJohn Lennon & The Plastic Ono Band
- 八月の歌浜田省吾
- 大空の弟福来スズ子
- 虹BLUE ENCOUNT
- 青空THE BLUE HEARTS
- Only One,Only YouGLAY
- CHILDREN IN THE WARGLAY
- 平和の琉歌サザンオールスターズ
- 矛盾の上に咲く花MONGOL800
- 花はどこへ行ったMr.Children
- Waist Deep in the Big MuddyPete Seeger
- Blowin’ In The WindBob Dylan
- TriangleSMAP
- クスノキ福山雅治
- War & Peace坂本龍一
- 花はどこへ行った加藤登紀子
- 狭心症RADWIMPS
- IMAGINE忌野清志郎
- からたち野道THE BOOM
- 王様のミサイルカミナリグモ
- Wake Me Up (When This Nightmare’s Over)Simple Plan
- 1985THE BLUE HEARTS
- ダニー・ボーイAndy Williams
- あと1マイルレーズン
- himeyuri~ひめゆりの詩~MONGOL800
- 愛する人に歌わせないで森山良子
- 黒い雨古謝美佐子
- オレ達の大和般若
- すずかけ通り三丁目谷山浩子
- フランシーヌの場合新谷のり子
- 伝言藍坊主
- 消えた八月作詞:栄谷温子/作曲:黒沢吉徳(合唱曲)
- 夜鷹の夢Do As Infinity
- あの人の手紙かぐや姫
- 死んだ女の子元ちとせ
- RussiansSting
- 極東戦線異状なしソウル・フラワー・ユニオン
- 一本の鉛筆美空ひばり
- 廃虚の鳩ザ・タイガース
- 時をこえHY
- INORI ~祈り~クミコ
- Soul Dier feat.SORASANZENOZROSAURUS
- 国のための準備佐野元春
- ゆりかごのある丘からMr.Children
- 虹の麓元ちとせ
- The War SongCulture Club
- 蛍サザンオールスターズ
- 遥かなるクリスマスさだまさし
- 戦争を知らない子供たちジローズ
- 静かなるアフガン長渕剛
- 島唄THE BOOM
- 原爆を許すまじ木下 航二
- Happy Xmas (War Is Over)John Lennon & Yoko Ono
- チンタマケの唄野坂昭如
- 祈りさだまさし
- ジュゴンの見える丘Cocco
- We are the WorldUSA For Africa
- 返信竹内まりや
- 信じる谷川俊太郎(合唱曲)
- flower ~反戦花~THE 虎舞竜
- ヒロシマの有る国で合唱曲
- 8.6HUSKING BEE
- Hey和ゆず
- What’s Going OnMarvin Gaye
- 戦争は知らないThe Folk Crusaders
- 折り鶴梅原司平
- Happy Xmas(War Is Over)Awich
- 生きてこそKiroro
- 明日なき世界RCサクセション
- 戦争をしらない子供たちジローズ
- NO WAR in the futureけやき坂46
- さとうきび畑夏川りみ
- いつも見ていたヒロシマ吉田拓郎
- 悲しいときはいつも松田博幸
- 夏の終わり森山直太朗
- 明日なき世界高石友也
- Invisible SunThe Police
- タガタメMr.Children
- ウージの唄かりゆし58
- 世界はそれを愛と呼ぶんだぜサンボマスター
- 白百合の花が咲く頃新垣勉
- Beginners曽我部恵一
- ピースとハイライトサザンオールスターズ
- 時代遅れのRock’n’Roll Band桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎
- ハナミズキ一青窈
- 僕たちは戦わないAKB48
- 快走!ラスプーチンザ・リーサルウェポンズ
- 奇妙な世界忌野清志郎
- What A Wonderful WorldLouis Armstrong
- Be The LightONE OK ROCK
- Little Fat Man boyLM.C
- WarBruce Springsteen
- いのちの理由Chris Hart
- 情けねえとんねるず
- おばぁの涙Cojaco
- Too Young To DieJamiroquai
- 教訓I加川良
- Heal The WorldMichael Jackson
- イムジン河The Folk Crusaders
- 千の風になって秋川雅史
反戦歌。戦争に反対する名曲
mabatakiVaundy
Vaundyさんの楽曲『mabataki』は戦争をテーマにした曲ではありませんが、その歌詞を見て、戦争に反対する意思や平和を願う気持ちを感じた方も多いのではないでしょうか?
曲中で度々繰り返される「もし〇〇ならばどうだっただろうか」という問いかけからは、お互いを思いやり合う平和な世界を望んでいることがうかがえます。
マルチアーティストとしてのVaundyさんの繊細な感性が、曲全体を通してリスナーの心に深く訴えかけますね。
音楽を通して平和への思いが感じられるこの曲は、音楽が持つ力をあらためて感じさせる素晴らしい作品です。
悪魔の子ヒグチアイ
ヒグチアイさんの楽曲『悪魔の子』は、2022年3月2日リリースのアルバム『最悪最愛』に収録されている名曲です。
この曲は、見る者の心に深い印刻を残す戦争の悲惨さと愛の力を描いています。
とくに、ティン・ホイッスルの音色が繊細な感情を引き立て、歌詞の重みをリスナーに伝えます。
さまざまな感情を巧みに織り交ぜながら、リスナーは戦争の無意味さを感じざるをえません。
ピアノの伴奏をメインに進行していく展開は、より曲のメッセージをクリアに届けます。
平和への願いを込めるすべての人に、心に残る一曲としてオススメです!
Fight the nightONE OK ROCK
ONE OK ROCKが2015年に発表した楽曲『Fight the night』は、心を打つ反戦のメッセージを持つ名曲です。
この曲が収められているアルバム『35xxxv』は、リリースされて以降、多くのリスナーの共感を呼びました。
現代を生きる私たちに、戦争とは何か、そして平和の大切さを問いかけてくれる楽曲です。
力強いメロディと痛切な歌詞からは、ONE OK ROCKさんの音楽的な深みと成熟が感じられます。
とくに、これからの未来に希望を持ち続けるよう呼びかけている点が印象的です。
戦争を目の当たりにしない私たちも、彼らの音楽を通じて、平和への願いを新たにするチャンスがありますよ!
heiwaRIZE
RIZEが2000年に放った反戦メッセージが込められた楽曲『heiwa』。
この一曲は、ただ単に心地良いメロディをリスナーに届けるだけでなく、彼らが抱く戦争への強い否定と平和への願いをダイレクトに伝えます。
日本のロックシーンで独特の存在感を示してきた彼らですが、本作ではエネルギッシュなサウンドとは対照的に、しみじみとした感情がリスナーの心をつかみます。
とくに、今日の平和への意識を再考させてくれる力強い内容は、すべての世代に共感を呼んでくれるはずです。
平和に関する曲を探している方、心に響くメッセージを音楽で感じたい方にオススメですよ!
No more warGReeeeN
『愛唄』や『キセキ』など、デビュー以来数多くのヒットチューンを世に送り出してきた4人組ボーカルグループ、GReeeeN。
2ndアルバム『あっ、ども おひさしぶりです』に収録されている楽曲『no more war』は、哀愁を感じさせるギターのアルペジオのイントロが耳に残りますよね。
一部の愚かな大人のために、何も知らない子供たちが命を落とす事への憂いと憤りを紡いだメッセージからは、戦争という行為が奪う未来の重さを考えさせられるのではないでしょうか。
奥行きのあるアンサンブルに乗せたラップや疾走感のあるサビが心を震わせる、叙情的なポップチューンです。
(星野貴史)
アビが鳴くポルノグラフィティ
ポルノグラフィティの『アビが鳴く』は、平和を願う心意気が込められた反戦歌の代表で、その穏やかな曲調やメロディーから戦争の恐ろしさや悲しみを感じ、過ちを二度と繰り返さない決意を伝えています。
かつての因島市の風景を模し、強く平和を望むメッセージが伝わってくる一方、この曲の持つ力強い反戦メッセージは広島出身であるポルノグラフィティだからこそのリリック。
「G7広島サミット2023」の応援ソングとしても起用された1曲。
一度聴いてみて、楽曲の中に込められた平和への願いを感じてみてください。
(うたたね)