反戦歌。戦争に反対する名曲
太平洋戦争以降、日本人にとっては戦争を意識する機会は随分と減りました。
しかしベトナム戦争や湾岸戦争、さらには2022年のロシアとウクライナの争い、2023年のイスラエルとガザの武力衝突など、いまだに世界中で争いは絶えません。
この記事では、戦争反対への気持ちを込めてミュージシャンたちが手掛けてきた反戦歌を紹介していきます。
戦争の恐ろしさやむごさ、関わった人たちの悲しみ、二度と過ちを起こしてはいけないという決意など、平和に向けてのさまざまな感情が込められた楽曲ばかりです。
私たちも歌詞に込められた思いを読み解き知ること、できることをやっていきたいと思います。
これから紹介する楽曲とともに、あらためて平和について一緒に考えてみましょう。
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反戦歌。戦争に反対する名曲
We are the WorldUSA For Africa
マイケル・ジャクソンさんをはじめビリー・ジョエルさんやボブ・ディランさんなど、そうそうたるメンバーが参加したことで有名な楽曲。
1985年の政策で、アフリカの飢餓と貧困を解消するために立ち上がったメンバーによるキャンペーンソングです。
この曲によってアフリカの当時の実情が世界に広く認知され、世界の平和な未来を願う気持ちがたくさんのリスナーに届き、行動を喚起した偉大な楽曲です。
(村上真平)
奇妙な世界忌野清志郎
忌野清志郎さんは、ずっと戦争反対の立場をとってきました。
そんな清志郎さんが歌う『奇妙な世界』は2003年にリリースされました。
普通だけれどかけがえのないいつもの時が流れる世界と、戦争などの非現実的とも思える奇妙な世界を対比させた歌詞。
それは日常生活を大切にして、戦争がおかしく、奇妙だということに早く気づこう、といいたかったのではないでしょうか。
みんな戦争は無駄なこととわかっている。
それを意識し続けることが大切ですよね。
ウージの唄かりゆし58
沖縄で生きる人々の心の内、その優しさを描き出した作品です。
『アンマー』のヒットでも知られているロックバンド、かりゆし58による楽曲で、2006年にリリースされたセカンドアルバムの表題曲。
第二次世界大戦で戦場になった沖縄。
悲しいこと、つらいことがたくさん起きたその場所に住む人たちが抱いている思い……察するにあまりあります。
ただ、この『ウージの唄』にある通り、生に誇りを感じることこそが、1番大切なのでしょう……。
聴けば「自分もそうありたい」という気持ちが芽生えます。
(荒木若干)
Little Fat Man boyLM.C
こちらはロックユニットのLM.Cがリリースした『Little Fat Man Boy』という曲です。
ポップに書かれている歌詞ですが、そこにはもうこれ以上は原子爆弾を作らないでほしいという切実な思いが込められています。
原子爆弾はすべてを壊してしまう恐ろしいものですね。
(宵待ジェーン)
What’s Going OnMarvin Gaye
『What’s Going On』は、マーヴィン・ゲイさんがベトナム戦争から帰還した弟から戦場の様子を聴き、反戦曲として、アル・クリーヴランドさん、レナルド・ベンソンさんらとともに書き上げました。
印象的な曲とともにメッセージ性の高いこの曲は、たくさんのアーティストにカバーされています。
(ささしな)