反戦歌。戦争に反対する名曲
太平洋戦争以降、日本人にとっては戦争を意識する機会は随分と減りました。
しかしベトナム戦争や湾岸戦争、さらには2022年のロシアとウクライナの争い、2023年のイスラエルとガザの武力衝突など、いまだに世界中で争いは絶えません。
この記事では、戦争反対への気持ちを込めてミュージシャンたちが手掛けてきた反戦歌を紹介していきます。
戦争の恐ろしさやむごさ、関わった人たちの悲しみ、二度と過ちを起こしてはいけないという決意など、平和に向けてのさまざまな感情が込められた楽曲ばかりです。
私たちも歌詞に込められた思いを読み解き知ること、できることをやっていきたいと思います。
これから紹介する楽曲とともに、あらためて平和について一緒に考えてみましょう。
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反戦歌。戦争に反対する名曲
島唄THE BOOM
沖縄の出身のバンドTHE BOOMの代表曲『島唄』この曲は今や教科書に載るほどの有名な楽曲ですが、第二次世界大戦の戦場となった沖縄の壮絶なエピソードから作曲された楽曲です。
この曲が歌い継がれてゆき、たくさんの人が犠牲になった事実が風化しないことを願うばかりです。
(村上真平)
The War SongCulture Club
1970年代にイギリスで流行したニューロマンティックを代表するバンドであるカルチャー・クラブが歌う反戦歌といえば、1984年にリリースされたシングル『The War Song』です。
全英チャートでは第2位にランクインし、戦争がいかに無益で愚かな行いかを歌っているんですよね。
ボーカルを務めるボーイ・ジョージさんは親日家としても知られていて、『The War Song』の最後には日本語でのメッセージも込められているんです。
(濱田卓也)
flower ~反戦花~THE 虎舞竜
戦争が原因で引き起こされた悲しいエピソードを描いているのが『flower ~反戦花~』です。
こちらを手掛けているのは、高橋ジョージさんがボーカルを務めるバンド、THE虎舞竜。
彼の自叙伝が発売するタイミングでリリースした曲で、幼い子供の日常が、8月6日を境に崩れ去ってしまったという内容を歌っています。
ブルース調のメロディーも相まって、なんとももの悲しい内容に仕上がっていますよ。
聴けばあらためて、歴史を振り返るきっかけになるのではないでしょうか。
(山本)
情けねえとんねるず
1990年に起こった湾岸戦争を受けて制作された楽曲です。
お笑いコンビ、とんねるずが歌った作品で、91年にシングルリリース。
トレンディな雰囲気を持った曲調に、2人の男らしい歌声が映えています。
真っすぐな気持ちがつづられた歌詞も印象的。
「そうだよな」とうなずきたくなるような仕上がりです。
どこかまったく違う世界で起きているのが「戦争」……ではありません。
一つ、自分の在り方を考えるきっかけになってくれるメッセージソングです。
(荒木若干)
白百合の花が咲く頃新垣勉
2005年リリース、THE BOOMの宮沢和史さんが作詞作曲を手掛けた反戦歌です。
穏やかなメロディーに込められた歌詞は、戦時中の悲惨な体験から平和への願いが込められています。
戦争で大切な人を失った悲しみはいつまでも消えません。
現在平和な日本も戦争を体験して、たくさんの悲しみを乗り越えてきたことを忘れてはいけないと感じさせてくれる曲です。
伝言藍坊主
2010年リリース、藍坊主10枚目のシングルです。
バンドのリーダーである藤森真一作詞作曲の楽曲で、疾走感のあるアップテンポなメロディーの曲です。
戦争の苦しみをつなげるのではなく、明るい未来へ命をつなぐことに希望を持てる歌詞に励まされます。
平和を願う歌であるだけでなく、日々の生活の苦しいことや壁にぶつかった時の応援歌としても私たちの背中を押してくれます。