反戦歌。戦争に反対する名曲
太平洋戦争以降、日本人にとっては戦争を意識する機会は随分と減りました。
しかしベトナム戦争や湾岸戦争、さらには2022年のロシアとウクライナの争い、2023年のイスラエルとガザの武力衝突など、いまだに世界中で争いは絶えません。
この記事では、戦争反対への気持ちを込めてミュージシャンたちが手掛けてきた反戦歌を紹介していきます。
戦争の恐ろしさやむごさ、関わった人たちの悲しみ、二度と過ちを起こしてはいけないという決意など、平和に向けてのさまざまな感情が込められた楽曲ばかりです。
私たちも歌詞に込められた思いを読み解き知ること、できることをやっていきたいと思います。
これから紹介する楽曲とともに、あらためて平和について一緒に考えてみましょう。
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反戦歌。戦争に反対する名曲
返信竹内まりや
世界中で見直されつつある日本産のシティポップを象徴するシンガーソングライター竹内まりやさんの32作目のシングル曲。
映画『出口のない海』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、『シンクロニシティ(素敵な偶然)』との両A面シングルとしてリリースされました。
戦争で散ってしまった命を胸に未来へ進んでいこうとする歌詞は、残された人たちの悲しみや強さをリアルに描いていますよね。
誰もが幸せになれない戦争の無意味さや、それでも歩いていかなければいけない切なさを実感させられる、聴いていて胸を締めつけられるミディアムバラードです。
(星野貴史)
Be The LightONE OK ROCK
大人気ロックバンド、ONE OK ROCKが2013年にリリースした『Be The Light』という曲です。
戦争、災害などで生み出された多くの悲しみを包みこんでくれるような優しい1曲です。
また、海外からの反響も大きいようです。
悲しみは絶えませんが、それを少しでも楽にしてくれるような曲があることはとてもいいことですね。
(宵待ジェーン)
静かなるアフガン長渕剛
2001年に起こったアメリカ同時多発テロ事件に伴うアフガニスタン紛争について歌ったのが、長渕剛さんの『静かなるアフガン』です。
長渕さんといえば音楽の力を使い国や政治に意見を述べてきた、数少ないミュージシャンの一人ですよね。
『静かなるアフガン』は2002年にリリースされたシングルで、長渕剛さんらしい率直で容赦のない歌詞が印象的です。
残念ながらあまりにストレートすぎる歌詞が問題となりテレビやラジオでの放送はできなくなってしまいましたが、ぜひ一度聴いてみてほしい反戦歌なんですよね。
(濱田卓也)
ダニー・ボーイAndy Williams
この曲はもともとアイルランドの民謡の『ロンドンデリーの歌』として知られる旋律に歌詞をつけたものです。
歌詞の内容は出兵する子供を思う親の気持ちを歌っていると言われています。
この曲を聴くと決して子供たちを戦争に送り出してはいけないと思えますね。
たくさんのアーティストによって歌われています。
Beginners曽我部恵一
サニーデイ・サービスのボーカルとしても活躍する曽我部恵一さんがによる、ウクライナについて歌われた楽曲です。
心の不安を表現したような暗い浮遊感のあるサウンド、メッセージを語りかけてくるような歌声が印象的ですね。
世界の遠い場所で起こっている激しい争いに対して、どこかひとごとのように感じているようすが描かれています。
自分とは関係ない遠い土地でのできごとにせず、もっと自分に近いものとして考えることを気付かせてくれるような楽曲です。
(河童巻き)
祈りさだまさし
フォークデュオ、グレープでメジャーデビューを果たし、その叙情的な楽曲や軽妙なトークで長年に渡りファンを魅了しているシンガーソングライターさだまさしさんの楽曲。
8thアルバム『風のおもかげ』に収録されている楽曲で、自身の出身地にして被爆地でもある長崎県への祈りが込められたナンバーです。
透明感のある歌声に乗せた平和へのメッセージは、かつて戦争の犠牲となった地で生まれ育ったからこそのリアルな思いが詰め込まれていますよね。
戦争が奪ってしまう未来の尊さを考えさせられる、日本人だからこそ歌える反戦歌です。
(星野貴史)