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秋におすすめのクラシックの名曲
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秋におすすめのクラシックの名曲

秋をイメージさせる、オススメのクラシックの名曲を紹介!

クラシックのなかには四季をテーマにした作品が多く存在します。

今回は直接「秋」をテーマにしたものから、秋っぽさをイメージさせる曲までをピックアップしてみました!

暗い曲調のものから明るい曲調のものまで、さまざまな曲調からチョイスしているので、お気に入りの雰囲気の曲が見つかると思いますよ!

エピソードやちょっとした豆知識も紹介しているので、クラシックが好きな方は、ぜひ最後までご覧ください!

もくじ

秋におすすめのクラシックの名曲

愛の夢 第3番Franz Liszt

秋の夜長にぴったりなFranz Lisztの『愛の夢 第3番』は、ピアノのためのロマンティックな名曲です。

元々は歌曲として生まれ、後にリスト自身がピアノ用に編曲しました。

柔らかく、感情を揺さぶるメロディーは深まりゆく秋の情景に溶け込むよう。

この曲は持つ人々を虜にし、結婚式やコンサートで愛され続けています。

演奏者の表現力を駆使する楽曲でありながら、聴く人には心地よい余韻を与えてくれるのです。

観る人に寄り添う、秋の夕暮れ時に流れる音楽として、ぜひお気に入りの一曲に加えてみてはいかがでしょうか。

RAG MUSIC 編集部

赤とんぼ変奏曲三宅榛名

秋の童謡唱歌として真っ先に思い浮べる方も多い、山田耕筰さんの『赤とんぼ』。

このとんぼが舞う秋の空を連想させる素朴なメロディをテーマとして、作曲家兼ピアニストの三宅榛名さんが5つの変奏曲に仕上げたものが、この『赤とんぼ変奏曲』です。

懐かしいメロディに、原曲を重んじながらも大胆なアレンジが加えられているため、原曲に慣れ親しんでいる方も抵抗感なく新鮮な気持ちで聴けるでしょう。

『赤とんぼ』のメロディを目と耳で追いながら、実際に演奏してみるのもオススメです!

ゆり

四季より「秋」Joseph Haydn

古典派を代表するオーストリアの作曲家、フランツ・ハイドンのオラトリオ『四季』。

オラトリオとは、宗教的な物語を独唱、合唱、管弦楽のために劇風に構成した楽曲形式を指します。

『四季』は春夏秋冬の4部からなり、農民がぶどうの収穫を喜ぶ秋らしい情景が描かれています。

全曲通して聴くことで、ハイドンが感じていた季節の移り変わりを体感できます。

ぜひ春夏から秋に至るまでや、そこから寒い冬を迎える様子なども含めて、四季を味わいながら聴いてみてはいかがでしょうか?

ゆり

ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2「月光」第1楽章Ludwig van Beethoven

『月光ソナタ』として広く知られている、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2』。

特に、深い悲しみを表すかのようにゆったりと進行していく第1楽章は、「美しいピアノ作品」として必ずといってよいほど名前が挙がる名曲です。

『月光ソナタ』の愛称は、ベートーヴェンの死後、音楽評論家がこの曲に対して述べた言葉からとられたもの。

作曲者本人が何をイメージしていたかは定かではありませんが、『月光』以上にこの曲にふさわしい言葉はないのではないでしょうか?

ゆり

ノヴェンバー・ステップス武満徹

日本の作曲家、武満徹さんの『ノヴェンバー・ステップス』。

琵琶、尺八とオーケストラのための作品として作曲された本作によって、武満さんは世界的に広く知られることとなりました。

西洋楽器と和楽器の融合という新しい境地を開いたこの作品。

当初は『ウォーター・リング』というタイトルが付けられていましたが、「浴槽」を連想させるとの意見や初演が11月に行われる事情から、11月を意味するタイトルに変更されたそうです。

秋をイメージした作品ではないようですが、尺八のかすれた音が何となく落ち葉のこすれる音に聴こえるような気がしませんか?

ゆり

ノクターン 第15番 ヘ短調 Op.55-1Frederic Chopin

21曲もの美しいノクターンを残したフレデリック・ショパン。

ロマンチックな第2番や、映画『戦場のピアニスト』で話題となった第20番が有名ですが、哀愁漂う曲調の『第15番 ヘ短調 Op.55-1』も非常に美しく、芸術の秋にふさわしい作品の一つです。

やり切れない悲しみや苦しみを感じさせる楽曲ですが、最後の明るい響きのアルペジオで、一気に救われ心が軽くなるような感覚に陥ります。

ぜひ、静かな流れのなかでゆっくり変化していく曲調を楽しみながら聴いてみてください。

ゆり

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