90年代バンドブーム懐かしのアイテム
90年代のバンドブーム全盛期に大活躍したアイテムをいくつかご紹介します。
特に今の30代〜40代ぐらいのバンドマンにとっては懐かしいアイテムの数々なのではないでしょうか。
もくじ
BANDやろうぜ
BANDやろうぜ(バンドやろうぜ)は、当時毎月発行されてた音楽雑誌です。
楽器やバンドを始めたときには必ず目を通している雑誌だと思います。
メンバー募集のコーナーなどもあったのですがまだハガキの時代。
今現役の20代後半〜40代のバンドマンにとってはバイブルとなった雑誌だったのではないでしょうか。
2004年6月に惜しくも廃刊しているので、今の10代の人で楽器されている方は見た事もないと思います。
ヤングギター
表紙のものがちょうど20年前。
当時はとにかく漁るように読みふけってました。
夏休みはもちろん付録のタブ譜とにらめっこしながらメトロノームと格闘。
「速く弾ける奴が偉いんだ」というギター哲学が好きでしたね(笑)。
カセットテープMTR
今では考えられないかもしれませんが、パソコンがまだ身近に普及していなくプロの高価なレコーディング環境でも当時は24トラックという時代に、4トラック録音できるという画期的なMTR(マルチトラックレコーダー)でした。
4トラックしか録音できないので、1トラックにドラム、2トラックにベース、3トラックにギター、4トラックにボーカルと言った感じで一つ一つの録音テイクを大切にするとともに、1〜3トラックをまとめて4トラックに録音すると言ったピンポン録音ワザを使い、デモテープの制作などに使用していました。
当時の定価が9万8000円。
メタルポジション
カセットテープには使用する素材の磁気特性によりノーマル、ハイポジ、メタルなど複数のランクがありました。
ダイナミックレンジの広さなどノーマル、ハイポジ、メタルの順に高音質(=高価)となっており、カセットMTRでも通常の曲作りではハイポジ、オーディションの応募など「ここぞ」というときにはメタルを使い分けてましたね(笑)
ちなみにわたしはTDK ADのファンでした。
hide モデル
X JAPANのhideのギターモデルです。
hideが愛用していたモッキンバードというタイプのギターで、当時フェルナンデスから多く販売されていましたが、調べてみると今でも現行商品として販売されています。
変形ギターに憧れた世代は、一度は手にしたいと思ったはず。
BOSSの針チューナー
針チューナーは精度の高さから今でも管楽器や現役で活躍するチューナーですが、当時はまだデジタルチューナーが出回っていなくてバンドマンも皆愛用していました。
初代 iMac
半透明なオニギリ型のこの筐体を見て「懐かしい!」となる方も多いのではないでしょうか。
USBポートが搭載され、その後に楽器メーカーから発売されるMIDIインターフェースやオーディオインターフェースなどの機器とも連携をとれるようになりました。
録音や打ち込みがPCベースになったのもこのタイミングではないでしょうか。
ケンタウルス(KLON CENTAUR GOLD)
ギターをやっていると誰もが一度は憧れた、絵入りのKLON CENTAUR GOLD初期モデルです。
当時多くのプロギタリストを使用していましたが、一般ではなかなか手を出しにくい値段でした。
ブティックエフェクターとしての地位を確立し、今もなお人気を誇るエフェクターとなっています。
初代 SANS AMP
初代サンズアンプことTECH21 SansAmp Classicです。
現在は復刻版も出ているので古びた感じがしませんが、当時ラックタイプやマルチエフェクターに入っているアンプシミュレーターをコンパクトエフェクタータイプとして発売された、ベストセラーのアナログ回路のアンプシミュレーターです。
YAMAHA QY シリーズ
まるでゲーム機器のようですが、これでも立派なシーケンサーです。
QYと4トラックMTRで作曲やデモをつくるのがバンドマン定番の制作環境でした。
QYのスタイルでアプリにしたフレーズシーケンサー|YAMAHA Mobile Music Sequencer
豊富な内蔵フレーズパターンを組み合わせてフレーズからセクションやコード進行を割り当てて、感覚的に作曲することができます。まさにQY。
初代 LINE6 POD
自宅でのレコーディングブームと同時に誕生したアンプシミュレーター。
発売が99年なので、まだまだ現役機材として使用されている方もいるかもしれません。
ディマジオのギターストラップ
材質はナイロンで丈夫かつ軽量、ストラップをワンタッチで取り外せる機構など、スティーヴ・ヴァイ、ポール・ギルバートなどのハイテク系ギタリスト達がこぞって使ってました。
実際、超カッコよかったです。
ポータブルMD
カセットテープからMDに移行していったタイミングも90年代ですね。
ここに直接録音できるタイプの機種も流行りましたね!
昔のMDディスクを掘り起こすと、当時のスタジオ録音音源なんかも入っているのではないでしょうか。
BOSS ME-30
今の30代のギタリストが思い浮かべるマルチエフェクターといえばこのエフェクターではないでしょうか。
ROLAND SC シリーズ
当時のシーケンサーソフトの定番「レコンポーザ」(NEC PC-98!)で、MIDIを数値入力していましたね。
こちらはアプリで復活してます。
DTMの定番音源がアプリで登場|Roland SOUND Canvas for iOS
DTM 音源のデファクト・スタンダード音源「SOUND Canvas」でお馴染みのローランドGS規格に対応したSMFプレーヤー内蔵のソフトウェア・シンセサイザーです。
SOUNDCanvasシリーズ用に作成された膨大な数の曲データをそのまま再現することができます。
ドラムマシン
ドラマー人口が少なかった時代に重宝しました。
当時はRolandのR-8や、YAMAHAのRYシリーズが流行っていました。
ブラッドショウ・スイッチング・システム
コンパクトエフェクターなどをラックシステムに組み込んで使うためのプログラマブルパッチングシステムです。
当時のプロギタリストのラックには必ずと言っていい程このスイッチングシステムとハーモナイザー「Eventide H3000」が入っていましたね。
ギターキッズにはなかなか手の届くような値段ではなく大変憧れたものです。
最後に
当時使用していたアイテムはありましたか?
今回は、わたくし個人的に懐かしいと思ったアイテムを選んでみました。
音楽で使用する機材は便利になったとは言え、振り返ってみると今でも使用したくなるものばかりですね!
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya