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DTPデザイナーが教える!バンド告知フライヤーの作り方

「バンドでライブ告知のフライヤーを作りたい!」「宣伝ポスターを作りたい!」とお考えの方も、たくさんおられると思います。

具体的にどのような手順で作成していくのか、どうやったらかっこいいフライヤーが作れるのかを解説したいと思います。

自分でフライヤーのデザインを作る

レイアウトを考える

フライヤーのレイアウトを考えます。

レイアウトを考えることは難しいイメージが強いですが、一番簡単な方法は音楽と同じです。

「自分がいいと思ったフライヤーをマネしてみる」ことです。

特にメジャーのバンドや、インディーズでも人気のあるバンドは、プロのデザイナーがデザインしているのでとても参考になります。

デザインのイメージを考える

いよいよデザインのイメージを考えます。

こちらも4.と同様に、バンドのカラーに合った「自分がいいと思ったフライヤーを探す」と良いです。

自分の尊敬するバンド・好きなバンドのフライヤーでも良いでしょう。

4.5.のイメージがぴったり合った他のバンドのフライヤーがあれば、それを参考に進めていきます。(ただし、音楽と同じで丸パクリはNGです)

「ロマネ」の場合は参考になりそうなフライヤーを5~6種類集めました。

必要な素材を準備する

フライヤーの作成に必要な素材を準備します。

「ロマネ」の場合は写真をメインに使用するので、

の2種類です。

写真は印刷に必要な解像度(300dpi)があるデータを用意します。

dpi(ディーピーアイ、DPIとも表記)とは、dots per inchの略で、ドット密度の単位である。

1インチ(1平方インチではない)の幅の中にどれだけのドットを表現できるかを表す。

dpi – Wikipedia

解像度が低いと印刷したときに画質が荒くなってしまうので注意が必要です。

デザインする

デザインソフト(IllustratorPhotoshop)を使用して制作していきます。

ここまでの準備ができていればスムーズに作業できます。

一番大切なことは「わかりやすく伝える」ことを念頭に置くことなので、自身で何度も見直して見やすいかどうかを考えながら進めましょう。

「ロマネ」の場合は、バンドの日本語感と、メインに写真を使用する点から、以下3パターンのデザインを考えました。

Print

これをメンバーで話し合い、ひとつの案に決めました。

京都のバンド ロマネのフライヤー

印刷会社に入稿する

デザインが完成したら印刷会社に入稿します。

「ロマネ」はインターネット印刷のプリントパックに入稿しました。

参考:プリントパック

印刷用のデータの作り方はプリントパックのサイトにも詳しく載っています。

参考にしてみてください。

参考:プリントパック:テクニカルガイド

最後に

自分でバンドのフライヤーを作る上での大まかな流れを説明しました。

大切なのは「わかりやすく伝える」ようにデザインすることです。

「何のために作るのか?」「どうすれば手にとってもらえるのか?」を考えて作ると、バンドの音楽にもプラスになっていくはずです。

世の中にはたくさんのすてきなフライヤーがあります。

ぜひそれらを参考にしながら、楽しんでデザインを考えてみてください。

ライタープロフィール

平山梢

ドラマー・デザイナー

平山梢

1月2日 新潟県生まれ。

幼少期より絵画に傾倒し、高校入学を機にドラムを始める。

京都造形芸術大学 情報デザイン学科に進学後、京大軽音サークル「こんぺいとう」に所属し本格的にロックバンドを始める。

これまでに所属したバンドはsuck piggy, the cluckues, Atomic stoogesなど 出演したイベントはFUJIROCK FESTIVAL、出演決定したイベントはSXSW、US TOUR 他、数多くのイベントに出演。

現在はWEB,DTPデザイナーとして仕事をする傍らドラマーとして活動中。

ウェブサイト:http://kozuehirayama.tumblr.com

Twitter:kojuen

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