ベース入門
ベースをもっと楽しむWebマガジン
search

エレキベース初心者のための練習曲

ベースという楽器は「縁の下の力持ち」と言われることも多く、地味な印象を持たれがちではあります。

実際にエレキベースを手に取って、8ビートのルート弾きを繰り返し練習することに飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事では、そんなベーシスト初心者の方でも比較的弾きやすく、同時にベースの楽しさやおもしろさを味わえる楽曲をリサーチ、時代問わず邦楽を中心に洋楽の名曲もいくつかピックアップしてみました。

バンド・アンサンブルの中でグルーブを感じながらベースを弾けば、きっとあなたのプレイヤーとしての引き出しも増えるはず。

ぜひ挑戦してみてくださいね!

エレキベース初心者のための練習曲

マリーゴールドあいみょん

2018年にリリースされたあいみょんさんの人気の曲がこちら。

夏の風景と男女の恋愛が重なりあったラブソングで、紅白歌合戦でうたわれたりCMなどにも使われ、よく耳にしますよね。

この曲のベースラインは最も基本的な同じ音が続く8ビート主体なので、初心者にもピッタリ。

とはいえ、後半は盛り上がってくるとベースラインも激しく動き始めるので、ハードルが高い人は少しずつクリアしていってはじめは前半のように弾き続けてもいいかもしれません。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

American IdiotGreen Day

1990年代のライブハウスでは、ニルヴァーナやグリーンデイのコピー・バンドが大抵1組はいたものです。

当時であれば、グリーンデイといえば『Basket Case』辺りは大体カバーされておりましたが、2000年代以降はむしろこの『American Idiot』のコピー率の方が高いかもしれませんね。

2004年にリリースされて特大ヒットを記録した、2000年代のグリーンデイの代表的な楽曲です。

グリーンデイはパンクを基本としたサウンドですから、ストレートで小細工不要のシンプルなアレンジが楽器初心者にとっても弾きやすいはず。

ベースはルート弾きが中心で、楽曲の切れ味鋭い疾走感を演出するために、速めのテンポに遅れないようにしつつ、しっかりとボトムを支えるようなプレイを心がけましょう。

KOH-1

HOWEVERGLAY

J-POP黄金期の1990年代において、特大ヒットとなったGLAYの代表曲の1つが『HOWEVER』です。

楽曲の素晴らしさはもちろん、実際にバンドでコピーしてみれば分かるのですが、ストレートなロックとは一味違ったバンド・アンサンブルの妙が肝となっているのです。

その独自のグルーブをけん引しているのが、JIROさんによるベースといっても過言ではないでしょう。

休符をうまく使ったレゲエ調のベース・ラインは、日ごろは8ビートの曲ばかり練習しているという初心者のプレイヤーからすれば、最初は戸惑ってしまうかもしれませんね。

運指の複雑さやテクニックというよりも、いかに独特の「ノリ」生み出せるかといったことが重要ですから、ぜひこの曲で裏の拍や16を意識したグルーブを学んでみてください!

KOH-1

STAY AWAYL’Arc~en~Ciel

私も含めて、1990年代に10代を過ごしたベース弾きで、ラルクのTETSUYAさんによる華麗なプレイに憧れたという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ローポジションからハイポジションまで縦横無尽に弾きまくるプレイは、地味なイメージを持たれがちなベースの概念には当てはまらないものがありますよね。

今回は、比較的シンプルなプレイが中心の『STAY AWAY』を紹介します。

2000年にリリースされて大ヒットを記録したシングル曲で、作曲も手がけたTETSUYAさんらしいポップなナンバー。

イントロの印象的なフレーズはエフェクターで歪ませないといけませんが、基本的にはルートがメインですし、いかにもTETSUYAさんらしいグリッサンドを使ったメロディアスなフレーズなどもしっかり学べますよ。

KOH-1

ロビンソンスピッツ

1995年にリリースされた、スピッツを代表する人気曲がこちら。

カラオケなどでも人気があり、歌われることも多いです。

イントロなどで使われるギターのアルペジオフレーズが印象的ですが、ベースラインも目立たないながらも普通の8ビートではなく、ちょっとはねたようなオシャレなラインになっています。

そこをうまく攻略できればかっこよく弾けるので、ゆっくりのテンポから同じ音でそのパターンを繰り返し練習してみるといいでしょう。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)