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最近スティングレイ使ってる人をあまり見なくなったなぁと、ふと思った
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最近スティングレイ使ってる人をあまり見なくなったなぁと、ふと思った

ミュージックマンのスティングレイの愛用者と言えば、みなさん真っ先に誰を思い浮かべますでしょうか!?

年齢層にもよると思うのですが、やはりレッチリのフリーという意見が多そうですね。

ジャズベースやプレシジョンベースに並ぶぐらい、ベースとしてはもはや定番のモデルかと思います。

一時期はプロアマ問わず、愛用者が非常に多かったですが、最近ではあんまり見かけなくなったような気がするのは僕だけでしょうか??

僕自身、所有したことはないですが、まわりに使っている人が何人かいましたし、楽器屋で何度か試奏したこともあります。

個人的な印象としては、ネックの握った感じがあまり僕好みではなかったので、結局購入にはいたりませんでしたが、音的には嫌いではないです。

でも結構見た目も含めて好き嫌いがはっきり分かれるベースかなんじゃないでしょうか。

今回はそんなスティングについてとスティングレイサウンドが堪能できる曲やスティングレイ愛用者についてお話していきたいと思います。

スティングレイとは??

ベーススティングレイも実はフェンダーの創業者である、レオ・フェンダーによって開発されたベースなんです。

レオ・フェンダーがフェンダー社を辞職した後、新たに設立したミュージックマン社から1976年に発売されています。

現在はこのミュージックマン社は弦で有名なアーニーボール社に買収されてますが、一応ミュージックマンというブランド名は残っております。

スティングレイの特徴としてはやはり、ハムバッカーのピックアップとアクティブ・プリアンプでしょう。

今でこそアクティブのベースなんて全然珍しくもなんともありますが、発売された70年代の当時は本当に革命的なものだったと思います。

なんせ、わざわざアンプの前まで行ってセッティングを変えなくてもベース本体に搭載されているイコライザーでその都度、音色を必要に応じて手元で気軽に変えられるんですから。

初期のモデルに搭載されているイコライザーはベースとトレブルの2バンドでしたが、後にミドルも加えられ、3バンドに変更されています。

あと大きな変更点としてはブリッジです。初期のものは弦が裏通し仕様でミュート機構なるものが付いていました。

画像でを見てもらえれば分かりやすいかと思います。上が初期の仕様をそのまま復刻したクラシックスティングレイ、下が現行モデルのスティングレイです。

クラシックスティングレイ
スティングレイ
あと、よく似た形のものでスターリンというモデルも存在します。

スターリン

スターリンについてはまた別の機会に触れてみたいと思います。

ではでは、そんなスティングレイの音が堪能できる曲やベーシストを紹介していきます!

Wherever I Lay My Hat (That’s My Home)

とりあえずレッチリのフリーあたりからといきたいところではあるんですが、変化球的な感じからお話していこうかと思います。

ポール・ヤングの名曲、「Wherever I Lay My Hat (That’s My Home)」

この曲はピノ・パラディーノさんがスティングレイのフレットレスで弾いておられます。

みなさんが想像している、これぞスティングレイ!といったサウンドではないんですが、歴史に残る名演のひとつかと思われますので、聴いたことのない方はぜひリピートで聴き込んでいただきたい1曲です。

ピノと言えば最近では赤いプレベの印象の方が強いですが、80年代はよくスティングレイのフレットレスを愛用されていました。

映像が暗くて分かりにくいですが、PSP(サイモン・フィリップス、フィリップ・セス、ピノ・パラディーノ)のライブでのスティングレイのフレットによるベースソロの動画も貼っておきますので、ぜひご覧ください。

Stop On By

ミュージックマンのベースがお気に入りと語っているゲイル・アン・ドロシーがスティングレイ1本で弾き語りをしておられます。

かっこいいですねぇ!

歌声も非常に素晴らしいです。

ベースと歌のみという、まさにスティングレイサウンドが堪能できる1曲かと。

オリジナルは1974年にリリースされたルーファスfeat.チャカ・カーンのアルバム「Rufusized」からの曲です。

一応オリジナルも。

ゲイル・アン・ドロシーに関するその他の記事はこちら↓

R.I.P.デヴィット・ボウイ…。彼の低音を支えたゲイル・アン・ドロシー

Le Freak

ベーシストは今は亡きバーナード・エドワーズ。

スティングレイ愛用者としては外せない人物でしょう。

個人的にChicは一時期メッチャ聴いてたんで結構思い入れがあります。

この1996年の武道館でのライブではスラッシュがゲスト参加してギターソロ弾き倒しております。

なんだか異色の組み合わせのようにも感じますが、メッチャかっこいいです!

Stomp

スティングレイ+スラップと言えばレッチリのフリーよりも先にこの人、ルイス・ジョンソンが確立したと言っても過言ではないかと。

大振りなフォームで、まさに叩きつけるかのような豪快なスラップが売りなお方です。

初期のマイケル・ジャクソンやクインシー・ジョーンズのバックでも彼のベースを聴くこ
とができます。

Stone Cold Bush

やっぱり最後はこの人で締めくくりたいと思います。

もはや説明不要かと思うので、余計なことは語りません。

フリーに関するその他の記事はこちら↓

コービーのラストゲームでフリーがベースのみで国歌演奏するが避難殺到!

養蜂に夢中なベースヒーロー、レッチリのフリーの魅力を改めて考えてみた

おわりに

愛用者でもない僕がスティングレイについていっちょ前に語ってきましたが、何げなく好きなベーシストはスティングレイを愛用している人が多いなぁということに気付かされました。

スティングレイの購入を考えてらっしゃる方や、気になるという方の参考に少しでもなれば幸いです。

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ライタープロフィール

Broad Person

ベーシスト・サウンドクリエイター

Broad Person

ベーシスト、サウンドクリエイター、ブロガー。

14歳の時にベースを手にし、バンド活動を開始。

その後、大阪の某音楽専門学校へ進学。

これまでにいくつかのインディーズバンドを渡り歩き、全国規模での活動を展開してきたが、限界を感じてあえなく就職。

就職後はベースの講師業も隠れてこそこそ行い出す。

DTMにも手を出し、ひとりで曲作りも開始。

自身のペースで地道に活動中。

ブログ:http://broadperson.com

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