劇的に弾きやすくなる!ベーシストが使うべきストラップの選び方
ギターやベースを立って弾く時に必ず必要になるストラップ。
このストラップには実にさまざまな色やデザイン、材質などがある。
しかし、選択肢が多いからこそ
- どれを選べばいいのかわからない
- どれが自分に合うのかわからない
という方もいる。
そこで今日はストラップの選び方とおすすめのストラップを解説する。
が、あくまでベーシスト向きのストラップになるのでご了承お願いしたい。
というのも僕が元ベーシストだからというのもあるが(笑)。
個人的にベーシストはギタリスト以上にストラップが重要だと思うからだ。
ベーシストが使うべきストラップ
ベースはギターに比べ重量がある。
重量があるということは、重量がそのまま肩への負担になる。
さらにベースはギター以上にリズムが重要な楽器だ。
それを踏まえた上でベーシストが絶対に使ってはいけないストラップがある。
それは、細いストラップだ。
写真でいうとこのようなストラップである。
このようなストラップはストラップが肩に食い込み非常に痛いのだ。
対バン形式のような30分前後のライブなら多少我慢はできるが、普段の練習やワンマンライブなど長時間の使用にはかなり厳しいものがある。
このストラップは移動式の肩パッドが付いているが、正直これは意味が無い。
どんなに気をつけていても演奏しているうちに肩パッドがずれるのだ。
また、細いストラップは楽器そのものの重量に負け、そのうち切れるということが意外とあるのだ。
ストラップが切れ演奏が途切れてしまうのなら、まだいい方で(よくはないが)
最悪、ストラップが切れたことにより楽器が地面に落ち壊れるといったこともある。
リズム楽器として致命的なストラップだ。
ベーシストがギタリスト以上にストラップが重要というのはこういった理由からなのだ。
以上のことからベーシストが使うべきストラップは細いストラップ以外、つまり太いストラップとなる。
太いストラップなら細いストラップの逆で、肩への負担と楽器の落下というリスクが最小限になり、最大限のパフォーマンスでベースを弾けるということになる。
とはいうものの世の中のストラップは細いストラップと太いストラップの2種類しかない。
単純に考えれば半分は太いストラップということになる。
わりと膨大な数である。
そこでベーシストにおすすめするストラップを紹介する。
ストラップ選びの参考になれば幸いだ。
ストラップの選び方
おすすめのストラップを紹介する前に、弾きやすさを左右するポイントを解説しよう。
冒頭でも書いたがストラップの主な違いは
- 色
- デザイン
- 材質
の3点だ。
このうち、色とデザインは弾きやすさに直接関係するわけではないので除外する。
残りの材質
これこそが弾きやすさを左右する点だ。
さまざまな材質があるが主な材質といえば
- ナイロン製
- 革製
の2種類だ。
そしてこの種類の違いは
滑りやすいか滑りにくいか
これだけである。
これはどちらが良いのかはプレイスタイルによる。
ライブパフォーマンスを重視するなら滑りやすいストラップのほうが良いし、演奏の安定感を重視するなら滑りにくいストラップを選べばいい。
触れば滑りやすさは分かると思うが簡単にいえば
基本的にナイロン製は滑りやすく、革製は滑りにくいというようなざっくりとした認識で問題ない。
ちなみにナイロン製の方が革製に比べ安価である。
そして弾きやすさを左右するポイントはストラップの材質だけではない。
ストラップの長さも弾きやすさを左右する重要なポイントだ。
つまり、楽器を低く構えるか高く構えるかで長さは変わる。
これは自分である程度調整できるが、音楽性やプレイスタイルによってさまざまなのでどれが良いというわけではない。
だが、ある程度調整できる幅が広いストラップの方が使い勝手が良いだろう。
まとめると
ある程度太く、滑りにくい(もしくは滑りやすい)長さの調整幅が広いストラップ
がベーシストと相性の良いストラップである。
ベーシストこそ使うべきストラップ
以上のことを踏まえ、僕がおすすめるストラップを紹介します。
ERNIEBALL
弦で有名なメーカのストラップだ。
材質はナイロン製で滑りが良いため、ライブパフォーマンスを重視する方におすすめだ。
特筆すべきはその安さである。
また、長さの調整をスライド式のアジャスターで行うため、非常に手軽で調整幅もかなり広く使い勝手が良い。
自分のベストの長さを探すために購入してみるのもいいのではないだろうか。
ちなみに色が豊富なため、気分によって替えられるというのも特徴の一つだ。
Long Hollow Leather
このストラップは革製のストラップだ。
革なのでナイロンと比較すると滑りにくいのだが、比較的柔らかい革なので馴染みが良くかなり使いやすい。
長さの調整幅はそこまで広くないのだが、切り込みを入れられるだけの長さがあるので、ある程度は調整が可能だ。
とは言うものの、自分のベストの高さを確立していないと切り込みを入れるのを躊躇すると思う。
なので、先ほど紹介したERNIEBALLのストラップで自分のベストの高さを探してからこのストラップを使用してみるのが安全だ。
ちなみに僕が愛用しているのがこのストラップだ。
Sadowsky NEOSTRAP
楽器メーカーとして有名なメーカーのストラップだ。
恐らくベーシストなら知っているメーカーである。
弾性に優れたネオプレンという素材をナイロンで覆った特殊素材でできている。
そのため、肩への負担が非常に少なくかなり楽なのだ。
ベースを弾いている時間が長ければ長いほど効果が実感できるだろう。
長さの調整幅はそこまで広くないがS、M、Lと3サイズあるので自分のプレイスタイルに合ったサイズを選べば問題ない。
まとめ
ストラップは弦やピックなどと違い、頻繁に買い換えるということはない。
だからこそ適当に選ぶのではなく慎重に選んでほしいと思う。
今回紹介したストラップは3種類だが、参考にしていただければ幸いだ。
ライタープロフィール
元ベーシスト
ハマ
10代後半から約10年間バンドをしており、27歳の時にバンドを諦め就職をし結婚をしました。
そこから紆余曲折あり、皆様に様々な音楽を紹介し新しい音楽と出会うきっかけ作りができればと思いブログを開始しました。
ブログ内容は基本的には音楽というテーマを軸に、様々な音楽やミュージシャンの紹介、そして元ベーシストという経験を活かし(?
)これからベースを始めてみたい人や、始めたばかりの人の様々な疑問等を解決できるような記事を綴っています。
が、音楽以外でも個人的に良いと思ったものも紹介していく予定です。
あくまで音楽がメインですが……(笑)よろしくお願い致します。
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Twitter:mhmm_ongakusai