ミキサー操作がうまくなるためにまず大切なことは?
PAがうまくならない……。
正しく理解ができない……。
って方、いらっしゃるのではないでしょうか?
それは理解できていないというより、イメージが自分の中にないのです。
習うより慣れろ
ミキサー操作がうまくなるには「習うより慣れろ」という言葉が適切かもしれません。
確かにオペレーターやエンジニアの経験を聞いたり、ミキサーの説明書を読んだりすることも、成長には大いに必要なことです。
しかし、それだけで「うんうん」と頷(うなづ)くばかりではミキサー操作はうまくなりません。
なぜかというと、音のイメージができていないからです。
音のイメージづくり
イコライザコントロールを例に挙げてみます。
HIGH・MID・LOWとわかれている緑色のツマミは、音域ごとにレベル(音量)を調整できます。
HIGHをカットす(下げ)れば高音域の音のレベルが小さくなって、LOWをブーストす(上げ)れば低音域の音のレベルが大きくなる。
頭ではそうわかっていても、どんな音に変化するかイメージできていますか?
ミキサー操作がうまくなるには実際にミキサーを触って、音を出して、どんな音が出るのか、どんな風に音が変化するかを自分の耳で聴いて、自分なりのイメージを記憶する必要があります。
結局、文字や言葉で語るより、聴くのが一番なんです。
だってスピーカーからでる音を聴くのは人間の耳なんですから。
イメージするために、まずは遊ぶ
ミキサーはぱっと見が非常にややこしく、難しく考えてしまいがちですが、なんてことはありません。
難しく考える前にまず、自分の声や楽曲で遊んでみてください。
何に使うかとか、どういう操作が有効とかは考えず、とにかく音を出して、耳で聴いてください。
現場以外ではミキサーは楽しいおもちゃです。
ライタープロフィール
LILAs
京都・兵庫のメンバーを中心に設立された新進気鋭のイベントサポート団体。
学生メンバーを中心にアナウンサー・PAエンジニア・レコーディングエンジニア・動画クリエイターが所属し、イベントを各方面からサポートすることを目的としている。
YouTubeやホームページにアナウンス・音響技術等のセミナー動画またはブログ記事をアップロード中。
【井上】堅実なPAオペレーター。
安定感のあるPAでイベントを支える。
【伊和月】オリジナル曲を持つ、演奏者兼レコーディングエンジニア(@iwadu_mogana)。
【熊本】PV動画などを手掛ける、センス溢れる動画クリエイター。
【千阪】某大会ドラマ制作部門全1。
折り紙つきのクリエイター。
【松尾】現場経験の多い、実力派アナウンサー。
【森】朗読の全国大会の準決勝進出者。
技巧派アナウンサー(@Lilas_Mori)。
【吉原】現場経験が多く、臨機応変な対応が可能なPAエンジニア(@yoshihara_lilas)。
【余田】幅広い知識と技術を持つオールラウンダー。
LILAsではアナウンサーとして働く。
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