最高のバンドメンバーと巡り会うためには?
「バンドメンバーが見つからない!」
バンドメンバーを探している最中で「どうしたら見つけられるの……?」とお悩みの方も多いと思います。
今回はそんな中で、少しでもヒントになれば幸いです。
もくじ
バンドは1人でできない
バンドはさまざまな楽器パートをそれぞれの役割をはたす「音楽を奏でるためのチーム」です。
個人個人の成長だけではなくチーム全体への成長が、音楽にアウトプットされることだと思います。
バンドをやりたくてもやれない状況の人がたくさんいる
わたくしは「バンドをやりたい」という人に毎日のように会ってますが、やりたくてもやれない人もたくさん目にしてきました。
理由はさまざまですが、そのほとんどが「良いバンドメンバーが見つからない」というものでした。
「良いメンバー」ってなんでしょうか。
それはそのバンドによってさまざまだと思います。
出会うべくして出会う
音楽スタジオで働いているわたくしは、バンドが結成された瞬間を数えきれないぐらい何度も目にしてきました。
そのメンバー同士が出会った理由はさまざまです。
実際わたくしが今組んでいるバンドメンバーも「友達の友達だった」「学校が一緒だった」「ライブハウスで知り合った」「メンボで知り合った」などです。
そんな中で、メジャーだったり、メンバーチェンジなしでビックなバンドへと変化していっているバンドがバンド結成時やメンバーが見つかった時には、ある種の共通点が浮かび上がってきました。
ここでは「家が近い」や「年齢は何歳まで」などのメンバー募集に関する条件的なことではなく、普段から意識してできる行動をピックアップしたいと思います。
良いバンドメンバーと出会うには?
常にアンテナを張る
願えば叶う、ではないですが「こういう音楽をやりたい」とずっと願っているとそういう感性をキャッチしやすくなります。
「すごいメンバーに会うためには自分たちもすごくならないといけない」
あり溢れた言葉かもしれないですが、今まで見てきた中でそう感じます。
なかなかメンバーが見つからない時も大切にしたいところではあります。
出会いが多い場所に飛び込む・タイミングを作る
例えばバンドを組まれている人で「今のメンバーは学校の軽音サークルが一緒で……」のように、たくさんの人が出入りする環境に身をおいていることで出会いの数は多くなります。
単純に人が多い場所というより、ここで大切なのは出会いの質とタイミングです。
切瑳琢磨する関係・ライバルにさせる
「ただ仲が良い」という関係だけではバンドを、いい音楽を作っていくチームにはなりません。
そこで起きる「音の奪い合い」が新たな個性や役割を引き出してくれるのだと思います。
ファンにさせる
ここで言うファンは、単なるファンではありません。
そのバンドの「ファン1号」になることです。
客観的に自分の組んでいるバンドを聴いて「このメンバーのどんなフレーズや音が聴きたいか」を考えると、お互いの音の居場所や役割を決めることができます。
ベストなパートナーになるように育てる
上で挙げた「切瑳琢磨する関係・ライバルにさせる」「ファンにさせる」と繫がるところかもしれません。
「演奏が下手」「即戦力にならない」「第一印象が悪い」からと言って本当に良いメンバーではないとは言い切れません。
その人の1年後、2年後をじっくり想像してみてください。
後になって「あのとき一緒にやっておけばよかった……」と思っても時すでに遅しです。
最後に
身近にいる人でいいな〜と思った人に声をかけるのもよし、メンボサイトなどで探すのもよし。
いつ出会っても自分のベストなプレイができるように日々楽器の練習に励んでみてください。
タイミングは遅かれ早かれ必ずやってきます。
そして、あなたが気づいていないだけで未来のバンドメンバーとはもう既に出会ってるかもしれません。
それぐらい身近にいるメンバーが最も呼吸を合わせやすいのかもしれませんね。
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya