大人気JAZZ漫画『BLUE GIANT』に登場するジャズの名曲まとめ
2013年から2016年にかけてビッグコミックにて連載され、ヨーロッパ編を経て2023年の現在はアメリカ編の第3部が連載中のジャズをテーマとした大人気漫画の『BLUE GIANT』。
2023年2月17日に公開された劇場アニメ版が大絶賛され、リピーターを生み出すほどの反響を呼んでいることで本作の存在を知ったという方も多いでしょう。
「絵から音が聞こえる」とも評されるほどの迫力の作画で描かれる『BLUE GIANT』はジャズをテーマとしているということで、実際のジャズの名曲が多く作中に登場します。
今回の記事では、特にジャズ初心者に向けて作中のキャラクターたちが愛したジャズの名曲たちをご紹介してきますね!
もくじ
- 大人気JAZZ漫画『BLUE GIANT』に登場するジャズの名曲まとめ
- This I Dig Of YouHank Mobley
- Newk’s FadeawaySonny Rollins
- On Green Dolphin StreetMiles Davis
- My Favorite ThingsJohn Coltrane
- Star EyesCharlie Parker
- SpainChick Corea
- On a Slow Boat to ChinaSonny Rollins
- Cheese CakeDexter Gordon
- AvalonBenny Goodman Quartet
- My BuddyChet Baker
- Moment’s NoticeJohn Coltrane
- Olive RefractionsJohnny Griffin
- So WhatMiles Davis
- CountdownJohn Coltrane
- MosaicArt Blakey & The Jazz Messengers
- N.E.W.上原ひろみ
- Fly With the WindMcCoy Tyner
- A Night In TunisiaArt Blakey & The Jazz Messengers
- Waltz For DebbyBill Evans
- Now’s the TimeCharlie Parker
- I’m a Fool to Want YouDexter Gordon
- Maiden VoyageHerbie Hancock
- CherokeeClifford Brown
- Time WasJohn Coltrane
- Ruby, My DearThelonious Monk
大人気JAZZ漫画『BLUE GIANT』に登場するジャズの名曲まとめ
This I Dig Of YouHank Mobley
サックスのソロ課題曲として演奏されることの多い名曲『This I Dig Of You』。
本作は急停止、急発車といった感じの奇をてらったリズム感が特徴です。
その個性的なリズムのなかで展開されるスウィング感は、一般的なものとは明らかに違います。
この独特のスウィング感にやられたという方も多いのではないでしょうか?
ハンク・モブレーさんの作曲センスが光る至高の1曲……。
BLUE GIANTを通してジャズに興味が湧いた方は、ぜひチェックしてみてください。
(Ryo)
Newk’s FadeawaySonny Rollins
ソニー・ロリンズさんの初期の名作として名高い『Newk’s Fadeaway』。
ジャズが好きな方であれば、一度は耳にする楽曲ではないでしょうか。
初期の作品でありながら、すでにスタイルが確立されており、いわゆるロリンズ節というものが楽曲のいたるところで登場します。
またメンバーがジャズ界の重鎮だかけなので、一つひとつの演奏も非常に優れています。
「BLUE GIANT」でも人気の高い作品なので、ジャズをこれから知り始める方は必聴の1曲です。
(Ryo)
On Green Dolphin StreetMiles Davis
ソニー・ロリンズさん、ビル・エヴァンスさん、オスカー・ピーターソンさんなど、モダンジャズを彩ったジャズマンにも愛された名曲『On Green Dolphin Street』。
多くのアーティストによってインストからオンボーカルまで、幅広くカバーされてきた本作。
なかでもリスナーに強烈な印象を残したのはマイルス・デイヴィスさんによる演奏でしょう。
そんな本作は映画にもなった作品です。
より世界観を深く味わいたいという方は、ぜひ合わせてご覧ください。
(Ryo)
My Favorite ThingsJohn Coltrane
有名曲が少ないと言われるロジャース&ハマースタイン。
確かにそのとおりですが、1曲だけとてつもないヒットを巻き起こしたスタンダードナンバーが存在します。
それがこちらの『My Favorite Things』。
日本のCMでも頻繁に使用されているので、BLUE GIANTを知る前でも、一度は耳にしたことがあるかと思います。
原曲となるロジャース&ハマースタインのものと、現在のスタンダードナンバーとしての『My Favorite Things』はアレンジに大きな違いがあるので、本作をより深く楽しみたい方は、ぜひ聴き比べてみてください。
(Ryo)
Star EyesCharlie Parker
ドン・レイさんとジーン・デポールさんによって作詞作曲された名作『Star Eyes』。
1942年に公開された映画『I Dood It 』にて、ジミー・ドーシー楽団によって演奏された楽曲ですが、最も有名なのはチャーリー・パーカーさんによる演奏でしょう。
明るさのなかにも渋さや哀愁を含んだサックスプレイは圧巻の一言につきます。
ややハードボイルドの雰囲気がただよっているのも特徴ですね。
ジャズ初心者にとっては非常にとっつきやすい作品なので、ぜひチェックしてみてください。
(Ryo)
SpainChick Corea
日本でも非常に人気なチック・コリアさんの名作『Spain』。
ジャズに詳しくない方でも、本作のメロディーには聞き覚えがあるかと思います。
実際、YouTubeでは本作をストリートピアノで演奏する動画がよく投稿されていますよね。
テーマ部を12小節、または24小節で完結しながらも、ブルース進行とは全く異なるコード進行は、始めて聴く方にとって衝撃を与えることでしょう。
さまざまなバージョンやカバーが存在するので、ぜひご自身に合った1曲を見つけてください。
(Ryo)