ギターのノイズ対策・除去におすすめのコンパクトエフェクター BOSS NS-2
ギターをアンプに繋いで弾くとき。
激しいドライブサウンドでリフをかきならしたいとき。
どうしてもノイズが乗ってしまい音が汚くなったことはないでしょうか?
ライブのMC中にギターのノイズが気になった経験はないでしょうか?
そんなときに活躍するのがBOSSのNS-2です。
ノイズサプレッサーと呼ばれるこの機材は、エフェクターを繋いだりしたときに出てしまう気になるノイズをカットしてくれる優れものです。
今回はこのNS-2について紹介していきます。
なぜノイズが発生してしまうのか?
まずはじめに何故ノイズがのってしまうかから知っておきましょう。
これを知ればノイズサプレッサーだけを頼りにしなくともノイズを軽減できるかもしれません。
外部の電子機器
まず一つ目の原因は外部の電子機器から飛んでくるノイズを拾ってしまうこと。
テレビ、携帯電話、パソコン、などが近くにあるとノイズが発生してしまう可能性があります。
アースとグラウンド
機器類のアースが適切に取れてない場合、連続的なノイズを生じる場合があります。
エフェクターから
ダイナミクス系のエフェクターやコンプレッサーを深くかけるとどうしてもノイズも大きくなってしまいます。
他にもACアダプターの向きや性能、ギターのポッドのガリ、アンプが拾ったノイズなど原因は様々です。
これらの原因を一つずつ調べていくことが、ノイズを改善するための第一歩となります。
NS-2の機能
まずNS-2にはつまみが三つあります。
THRESHOLDではノイズを除去する機能(ノイズ・リダクション)が働き出すレベルを設定します。
かけすぎたら音のサスティーンに影響を与えてしまいます。
原音が小さくなってきたとき、ノイズと一緒に音を除去してしまうからです。
ですので原音とノイズの強弱によって調節が重要となってきます。
DECAYではノイズリダクションがかかったときの音を消す時間の長さを調節することができます。
MINにすれば音を一瞬で消すことができます。
MODEは音を完全に消すミュートモードとノイズリダクションモードの二つを選択することができます。
基本的な操作は非常に簡単で、THRESHOLDを徐々に深くしていきノイズが消えるポイントに設定するだけです。
パワーサプライとしても便利
さらにNS-2はセンドリターン端子を採用することで楽器の音とセンドリターンに接続したエフェクターのノイズを別々に感知し、ノイズを抑えることができます。
THRESHOLD以下の音量になると、楽器の音量に応じてエキスパンダーが働くため、音質の劣化もあまり心配の必要がないように作られています。
ミュートモードにしておけばノイズが目立つ無音時には音を完全に遮断することができるため、ライブのMCやチューニングの際に重宝するでしょう。
さらにもうひとつ大きな機能としてはパワーサプライがあることです。
これを使うことにで他のエフェクターにも一括して電気を供給できるため、エフェクトボードの配線がシンプルになるなどこれはなにかと便利ですね。
最後に
このようにNS-2はギタリストにとって邪魔なノイズを原音は損なわずに自然にカットし、さらにノイズが増えないための様々な工夫がほどこされています。
ギタリストからの評価も高く、一度使ったらノイズサプレッサーなしにはいられなくなるほどです。