レスリースピーカーに最新技術をプラス。おすすめのモジュレーションエフェクター BOSS RT-20
みなさんは、本物のレスリースピーカーのサウンドを間近で聴いたことがあるでしょうか。
ハモンドオルガンを鳴らすスピーカーとして有名なレスリー122XBは重量が70Kgもあり、現在はメジャーアーティストのライブにでも行かないかぎり、滅多にお目にかかるチャンスはありません。
しかし、そのサウンドを正確に再現するエフェクターが、BOSSから発売されています。
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伝説のサウンドを再現するエフェクター
それがこの今回ご紹介するRT-20 Rotary Sound Processorです。
RT-20は2005年に発売されました。
BOSSのお家芸ともいえるCOSM技術によって再現されたロータリーサウンドは、オリジナルのレスリーサウンドにうり二つ。
往年の名盤に吹き込まれたレスリー&エレキギターのサウンドを再現してくれます。
RT-20はツインペダル式を採用しており、コンパクトで操作性は抜群です。次節ではコントロール・ツマミや各ペダルの役割をご紹介しましょう。
RT-20の基本的な使い方
RT-20のコントロール・ツマミは全部で8つで、ローターの回転を視覚的に確認できる「バーチャル・ロータリー・ディスプレイ」の左右に4つずつ配置されています。
本体左側のツマミは、左上がサウンドモードを選択する「MODE」、その右隣がSLOWとFASTの切り替わりのスピードをコントロールする「RISE TIME」です。
「MODE」の下はエフェクト音の大きさを調整する「EFFECT」、その右隣にはダイレクトなギターサウンドの音量を決定する「DIRECT」が配置されており、原音とエフェクト音をミックスできるようになっています。
本体右側に並んだツマミは、左上が高音スピーカーと低音スピーカーの音量バランスを調整する「BALANCE」、その右隣が歪みを調整する「OVERDRIVE」となっており、左下に配置されるのは低音スピーカーの回転スピードを調整する「SLOW」、その右隣が高音スピーカーの回転スピードを調整する「FAST」です。
フットペダルは左側にエフェクトのオンとオフの切り替えが、右側にSLOWとFASTの切り替えが割り当てられています。
RT-20は以上のコントロール類でサウンドを作っていくのですが、回転スピーカーの仕組みなどを理解していないと、直感的なサウンドメイクは難しいかもしれません。
そこで、次節ではレスリースピーカーの仕組みと、RT-20の使いこなしについてご説明します。
RT-20を使いこなそう
ここまでに述べたとおり、RT-20はレスリースピーカーのサウンドを再現したエフェクターです。
ここで、少しだけレスリースピーカーの仕組みについて触れておきましょう。
レスリースピーカーは低音と高音の2つのスピーカーを備えており、高音スピーカーは「ホーン」、低音スピーカーは「ドラムローター」「ウーファーローター」と呼ばれます。
2つのスピーカーの音の出口がモーターの力で回転して独特のトレモロサウンドを発するのが、レスリースピーカー最大の特徴です。
この特徴を踏まえておけば、RT-20は直感的に操作できます。
たとえば、ゆったりとしたアルペジオやソロではSLOWのトレモロを利かせておき、盛り上がったところでFASTに切り替える、といった使い方を考えてみましょう。
オリジナルのレスリースピーカーは上記のような使い方をすると、低回転サウンドから高回転サウンドへと少しの時間をかけて滑らかに切り替わります。
デジタルと違い、実際に回転するスピーカーは瞬時に目標の回転速度に達しないのです。
このアナログならではの特性がサウンドに独特の“うねり”を与えるのですが、RT-20でもこのレスリースピーカーの特性を再現しています。
さらに、前述した「RISE TIME」ツマミをコントロールすればこの“うねり”を自在に操れるので、曲に合わせていろいろとセッティングを試してみてください。使い方次第で、本物以上の劇的な効果も得られますよ。
様々なモデルを再現
このほか、RT-20は「MODE」スイッチの操作で「レスリー122」を再現したサウンドのほか、オリジナル以上に深みのあるトレモロを得られるモードやマーシャルアンプの歪みをプラスしたロックサウンド、ジミ・ヘンドリックスの使用で有名な「ユニヴァイブ」のサウンドを再現したモードなどが選べます。
RT-20はかなり多彩なサウンドが得られるエフェクターなのです。
さらに、ギターだけでなくキーボードにも使用可能と、使いみちも幅広いエフェクターRT-20。ありきたりな空間系エフェクターに飽きたら、一度手にされてみてはいかがでしょうか。