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【ピアノ発表会】男の子におすすめ!かっこいい&聴き映えする楽曲
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【ピアノ発表会】男の子におすすめ!かっこいい&聴き映えする楽曲

「ピアノは女の子の習い事」そんな固定観念はいまや通用しないほど、ピアノを習う男の子が急増しているのをご存じでしたか?

近年ではストリートピアノの流行も影響しているのか、「息子にも弾けるようになってほしい!」とピアノを習わせる保護者の方も多いんです!

そこで本記事では、ピアノを習うお子さんが必ず経験する発表会の曲の候補曲として、男の子にピッタリのかっこよくて舞台映えする作品をご紹介します。

先生から「何か弾きたい曲はある?」と聞かれた際に答えられるよう、早めにめぼしをつけておいてはいかがでしょうか?

もくじ

【ピアノ発表会】男の子におすすめ!かっこいい&聴き映えする楽曲

タランテラWilliam Gillock

数々の子供向けピアノ作品集を残したアメリカの作曲家ウィリアム・ギロック。

そのうちの1冊である『こどものためのアルバム』に収録されているのが、イタリア南部の急速な舞曲がモチーフの『タランテラ』です。

指の俊敏な動きやはずむリズムのとらえ方など、ピアノを学ぶうえで身に付けておきたい要素が詰まっているため、発表会曲にはもちろん、普段の練習曲としてもオススメ!

速いテンポで指をコントロールできるよう、リズムを変えたりすべての音をスタッカートにしたりして工夫しながら練習を進めてみてくださいね。

ゆり

アクロバットDmitri Shostakovich

交響曲作曲家として高い評価を得ているロシアの作曲家ドミトリイ・ショスタコーヴィチが残したピアノ作品の一つである『アクロバット』は、スピード感あふれる軽快な1曲!

スタッカートを多用し、強拍ではない部分にアクセントを持ってくることで、コミカルさもプラスされています。

この曲のおもしろさを表現しかっこよく弾きこなすためには、やはりアクセントや強弱に注目したいところ!

さらに、左手がメロディの部分で勢いを失わないようにするのもポイントです!

ゆり

小さな黒人(ケークウォーク)Claude Debussy

黒人の軽快なダンスステップであるケークウォークのリズムが楽しい、クロード・ドビュッシーの『小さな黒人』。

軽快な部分とシンコペーションのゆったりとした部分が交互にあらわれ変化をつけやすいため、発表会でも聴き映えすること間違いなしの1曲です。

シンコペーションのリズムは、少しでも転ぶとたちまち軽快さが失われてしまいます。

タイをとった状態でも練習するなど、正確なリズムで弾くために練習を工夫してみましょう!

ゆり

ライオンの大行進Camille Saint-Saëns

フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンス作曲の組曲『動物の謝肉祭』の第1曲目『序奏と獅子王の行進』の主題を取り出したのが、複数のピアノ初級者向け楽譜に収録されている『ライオンの大行進』です。

ライオンが堂々と歩く様子を連想させる力強い曲調は、発表会の舞台でかっこいい演奏を披露したい男の子にピッタリ!

左手が跳躍するアレンジ、ポジション移動がほとんどないアレンジなど、楽譜によって譜面が異なるので、お子さんや生徒さんのレベルに合ったバージョンを選んであげてくださいね。

ゆり

子供の音楽-12のやさしい小品 Op.65 第4曲「タランテラ」Sergei Prokofiev

ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフが「古典的でわかりやすい子供のための音楽」として作曲した『子供の音楽-12のやさしい小品 Op.65』。

第4曲の『タランテラ』は、イタリアの急速な舞曲「タランテラ」のリズムによって展開される疾走感あふれる1曲です。

歯切れのよさと力強さがポイントのこの曲は、速さをキープしながらも隣の指同士がくっついて音が濁らないようクリアな音で弾くのがポイント!

テンポを上げることだけにとらわれず、指の基礎練習をしっかり行いながら仕上げていきましょう。

ゆり

チューリップのラインダンス平吉毅州

ジャズっぽさも感じるオシャレな雰囲気の『チューリップのラインダンス』は、定番のクラシック以外の作品に挑戦したいお子さんにピッタリの1曲!

タイトルから易しい曲をイメージされがちですが、シンコペーションを含む複雑なリズムをとらえるのがなかなか難しいんです。

しかし、導入期のピアノ教本の収録曲には含まれない独特なリズムを体験することで、次へのステップアップにつながるはず。

発表会だからこそ、いつも練習している曲とは雰囲気のまったく異なる作品にチャレンジしてみるのもオススメです!

ゆり

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