脳トレで音楽力を鍛えよう
人間の脳の内80%程を占める大脳、それは右脳と左脳に分かれており、右脳=直感、想像性、芸術性、イメージを司り左半身をコントロール。
それに対し左脳=言語や論理的思考を司り右半身をコントロールする、という説があります。
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もくじ
脳を鍛える、ということ
私達は音楽を聴く・演奏する際、まず音=空気の振動が耳を通して入って来て、耳の奥の蝸牛神経で電気信号に変換されます。変換された信号はその後脳内の数カ所を中継し、最終的には大脳に到達し、そこで初めて人間にとって「どんな音がどんな強さでどんな長さで、etc.」認識されるそうです。
そして演奏する際にはそのフィードバックを持って、今度は「どんな音をどんな強さでどんな表現で、etc.」演奏するのか、左右の運動神経へと命令がくだされ、演奏が終わるまでそのフィードバック・ループが繰り返されることになります。
私達は普段演奏を行う時に、脳の存在を意識することはあまりないかも知れませんが、音楽を聴くにも演奏するにも全て「脳」が解釈してくれるが故です。
日々の練習において、例えばドラマーならパラディドルであったり、ギタリストならスケール練習であったり、ヴォーカリストならヴォイストレーニングであったり。
フィジカルを鍛えることに意識はしますが、「脳を鍛える」という発想はあまりしないのではないでしょうか。
脳、特に音楽を司ると言われる右脳をトレーニングすることは、ひいてはより良い音楽制作や演奏に繋がるのではないか、そこで今回は「右脳トレーニング」について考えてみたいと思います。
様々な右脳トレーニング
一昔前に、「右脳ブーム」というものがあったそうです。
冒頭のように、右脳と左脳には役割分担があり、特に論理的思考に偏り左脳を多く使いがちな日本人は右脳の持つポテンシャルを使いこなせていない。
左脳よりもずっとずっと記憶容量もある右脳を鍛えることで、能力を高めたり、脳の劣化を防ぐ、そのようなブームであったようです。
科学的根拠に乏しい疑似科学ではないかという声もある一方で、疑似科学であるとの確たる反証もない、複雑な脳科学の世界での学術的な話はよく分かりませんが、少なくともイメージのトレーニングや脳自体のトレーニングは、音楽においても何らか関わってくると思いますので、無駄なことではないと思います。
ネット上にも、書籍にも、スマホアプリでも、「脳トレ」的情報は沢山ありますね。
ネットにおける右脳トレーニングサイト
想像力・発想力など上がる?右脳を鍛えるのに役立つ情報が載っているサイトまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2136672012413414801
すでにまとめサイトがありました(笑)!
中でも面白かったのが以下のサイトです。
頭の運動 クイズでIQ&右脳を鍛えよう!
クイズ感覚で出来るのが楽しいですね♪
右脳を鍛える効果的なトレーニング方法その3、4
http://www.atamayoku.com/entry25.html
http://www.atamayoku.com/entry26.html
スーパーでレジに並ぶ際・並んでいる際のトレーニング法。しかし、左脳を使わずにとは至難の業ですが。。
日常生活でできる右脳のトレーニング
http://www.right-brain.biz/training/life.html
「左手でペン回し」や「左手で歯を磨く」等比較的ハードルの低い日常トレーニング集。
私の知人で、ドラムプレイを鍛えるため、あえて左手でもお箸を持つトレーニングをした方がいますが(左右の手での差をなくすため)、あるいは右脳を鍛えることにもなっているのでしょうか。
また、右利きのギタリストやベーシストは運指の練習だけでも右脳トレーニングになるかも知れませんね!
(しかし、ジミ・ヘンドリクスは右利きギターをレフティ使用していますね。)
概ね、左半身を使うことや、速読、瞬間記憶、記憶の反芻などが、右脳トレーニングとして良さそうです。
スマートフォン用脳トレ系アプリ
iPhoneやAndroidアプリにも、沢山の脳トレーニング系アプリがあります。
「数学系脳トレ」「右脳トレーニング」「推理ゲーム」様々なカテゴリーがありますが、気になったアプリをいくつかご紹介します。
京大生東田大志が考えたパズル ひらめき絵結び Lite
他の線と交わらないように、同じ絵柄のタイルを線で結ぶだけのシンプルなパズル。シンプルですが、なかなか難しいですね。
みんなの脳トレ
https://www.youtube.com/watch?v=ASC-J6KVjhk
「観察力」「記憶力」「判断力」「直感力」「計算力」「反応力」それぞれを30秒程のテストで答えてゆき、最後に採点、総合的な脳年齢を算出してくれます。
結局、右脳トレーニングで音楽力はアップするのか
様々な右脳トレーニング方法と言われるものが世の中に存在するようですが、一朝一夕に某かの効果が出るようなものではないようです。
フィジカルなトレーニング同様、日々の積み重ねの結果として「表出される可能性がある」としか、現段階では言えないのかも知れません。
あからさまに、「そのトレーニングの結果としてこういう音楽的成果が出た!」というレポートも聞きませんし、逆に素晴らしいミュージシャンは無意識的に右脳を鍛えている事実があったりするのかも知れません。
私の体験として、つい最近3日間ほど眠れない日が続いたのですが、3日目にようやくうつらうつらした際、幽体離脱のような、とても高いところから落ちるような感覚から急にふわっと浮かんだような感覚になったことがありました。
その際、普段は思い出さないような過去の友人や出来事などが何故か浮かんで来て、また同時にもの凄い勢いで曲のアイデアが浮かび無数の音楽が頭の中に流れ、自分が過去聞いたことのないようなサウンドも含まれていました。
残念ながらその後寝てしまったようで、それらのサウンドのアイデアのほぼ全てを記憶にとどめることはできなかったのですが、普段はアクセスできない「無意識」の領域に触れたかのような、不思議な体験でした。
それが右脳の働きなのかよく分かりませんが、まだまだ未知の部分が多い人の脳が、音楽活動にも深く関わり、また音楽力の向上にも関係しているのはきっと事実だと思います。
もしかしたら、「いつの日か、かめはめ波出すねん!」と腕足せ伏せを繰り返す少年のように滑稽な努力なのかも知れませんが、そこにはロマンがあるではないですか。
何かのプラスが生じると信じて、左手歯磨きなど出来ることからやってみようと思います♪
ライタープロフィール
ライブスポットラグ
平田 浩康
Live Spot RAGの平田浩康です。
15歳の時、音楽特にロックのカッコ良さに痺れギターとバンドを始めました。
生まれ故郷の高知県は、ライブハウスやコンサート会場も少なく生の音楽に触れる機会が少ない、当時は情報源も雑誌やCD、VHSビデオ(!?)という時代でしたが、音楽というとてもキラキラしたものに魅了され、勉強そっちのけでギターと音楽を楽しむ毎日でした。
大学進学から京都に移住し、大学では軽音楽部を卒業(笑)。
それまでは邦楽ロックや洋楽ハードロックを中心に聴いていましたが、先輩や同期から世の中にはもっとたくさんの音楽があることを知らされ、今では「いいな」と思えるものはジャンル隔てなく聴いております。
大学卒業後にRAGに入社、約6年のオフィスや約10年の音楽スタジオを経て、現在は創業39年の老舗Live Spot RAGにて勤務、主にプロモーション業務を担当しております。
日本トップミュージシャン達が奏でる「本物の音楽」に触れ、お客様に届けることで、あらためて音楽の煌めきを実感する日々です。
今でもギター、バンドはゆるく継続しており近年は今更ながら歌も歌ってみたりしています。
もうすっかりおっさんになってはしまいましたが、あの頃「音楽に描いた夢の向こう側」を、今後もみなさんと追っていければと思っています。