業界標準のSONY MDR-CD900STというモニターヘッドホンを買ってみた
かねてより欲しいと思い続けていたのだけど、SONY MDR-CD900STというヘッドホンを買いました。
中古品ですけどね。
美品でした。
使用感をここで紹介したいと思います。
業界標準のヘッドホンSONY MDR-CD900ST
10年ほど前に一度900STの音を聴いたことがあります。
その時は「なんて解像度が高いんだろう!」と思いました。
どちらかといえば悪い意味で。
あまりにもいろんな音が聴こえるので、まったく気持ちよくなかったのです。
まったく調和が取れてないように思えました。
まさしく業務用。
そう、このMDR-CD900STという機種は、日本の音楽制作の現場において基準となってしまっているヘッドホンです。
どこのスタジオにも置いてあるし、このヘッドホンをしてレコーディングしているミュージシャン達の姿をみなさまも一度くらい見たことがあるはずです。
どの業界にも定番というのがあるはずです。
必ずしもこれを使わなきゃいけないという訳じゃないけど、業界的にそれが基準になっているから避けては通れない、みたいな。
900STがそれです。
しかしまぁ、900STが業界標準になっているのは日本だけだそうですね。
海外ではむしろ7506を使っていることのほうが多いのだとか。あとSHUREのものとか。
900ST=業界標準というのはどうやらガラパゴス文化のようですね。
でもま、僕自身日本に住んでいる、日本国籍を持つ人間なわけだから、郷に入っては郷に従えじゃないけど、900STを使うのはむしろ必然なのかなとも思います。
音源制作においてこのヘッドホンを100%信用してしまうには早計なのかもしれないけれど、大きな指針にはなります。
使い慣れて、良い音の音楽を提供できれば良いなぁと思うわけでありますが。