【フルート入門】フルートの選び方とはじめに必要なもの
楽器の中では主に主役(メロディ)を担当するフルート。
楽器の中ではもっとも高い音が出る楽器です。
今回は、そんなフルートの購入前に読んでおきたい選び方や、はじめに必要なものをざっくり紹介します。
はじめての方にとって、少しでも参考になれば幸いでございます。
フルートの選び方
初心者の方がフルートを選ぶ場合、数多くある楽器の中からどのメーカーのどのモデルを買えばいいのか悩むのはよくあることです。
まず最初に言えることは、日本の大手フルートメーカーであればどのモデルもしっかり作られていて満足に吹くことができるということです。
日本のフルートのメーカーは概して正確に、繊細に作られていて初心者にはうってつけの楽器がたくさんあります。
有名なメーカーとしてヤマハ、ムラマツ、サンキョウ、パール、アルタス、ミヤザワなどがあります。
用途にもよりますが、吹奏楽などでの使用を考えた場合、音量を求められることが多く、ヤマハ、サンキョウ(三響)がよくすすめられます。
この2つのメーカー楽器は明るくハッキリとした音色が特徴で安いモデルにも力を入れているメーカーです。
安いモデルでいうとPearl(パール)もおすすめでコントロールしやすい音とやわらかい音色が特徴です。
ムラマツは安いモデルでも他のメーカーより値が張りますが、しっかりした太い音で響きのある音色が特徴です。
1番いいのは実際に吹かせてもらって決めることです。
音色の好みは千差万別ですし、いつか高いモデルに買い換えるのか買い換えないのか、専門的に勉強したいのか、そうでないのかでも選ぶ楽器は変わってきます。
フルートの値段は基本的に材質によって変わってきます。
洋銀と呼ばれる合金から銀、金、プラチナといろいろ材質があり、順に高くなります。
自分の好みに合った音色、そして吹奏感の楽器を選ぶのがいいと思います。
フルート以外でいるものは?
フルート以外に必要な物として、
- フルートの外側を磨くクロス
- 内側を掃除するガーゼ地のクロス
- ガーゼを通してフルートの内側を掃除するクリーニングロッド(掃除棒)
は大抵、楽器を購入すると付属品としてついてきます。
付属品としてついてこなくて必要なものとして、フルートのパッド部分の水分や油分を取るあぶらとり紙のようなクリーニングペーパーと呼ばれる物です。
パウダーなどが付いている物もありますが、楽器には良くありませんので購入される場合には注意が必要です。
あと、練習のために楽譜を置く譜面台、正しい音程を知ることができるチューナー、規則正しい練習に必要不可欠なメトロノームなどもあれば理想的です。
参考:譜面台のおすすめと選び方
参考:メトロノームの種類と特徴
そして必要ではないかもしれませんが、フルートを立てて置くことができるスタンドもあり、用途によっては大活躍すること間違いなしです。
今回はざっくりと説明しましたが、次回は、初心者におすすめのフルート、吹奏楽でおすすめのフルートにスポットをあてて紹介していきます。
ライタープロフィール
フルート奏者
深江亮太
兵庫県姫路市出身。
12歳よりfluteを始め、16歳より本格的に習い始める。
大阪音楽大学 音楽学部 器楽学科 管楽器(flute)専攻 卒業。
学内オーディションによる選抜演奏会に2度、また卒業演奏会に出演。
作曲学科「新曲演奏会」で多数の新曲を初演。
いぬい楽器、姫路カルチャーセンター、神戸新聞文化センターにてfluteを講師を務める。
ウィーン・プライナー音楽院を主席で卒業。
第8回高校生管打楽器ソロコンテスト関西大会第一位、同全国大会優秀賞。
DAEPアーティスト選抜音楽コンクール第3位。
Fluteを赤穂由美子、待永望、竹林秀憲、Reza Najfar 室内楽を Konstantin Weitz、Vasile Marian、Josef Stolz各氏に師事。
また、神田寛明、Hansgeorg Schmeiser、Jeffrey Khaner、Barbara Gisler-Haaseの各氏の指導を受ける。
留学中ウィーン国立音大のPro-arte Orchestra,バロック室内楽アンサンブルMusica Vitrioliなどで活躍した。
「路面電車で行く 世界各街停車の旅 音楽の街ウィーン」の案内役でテレビ出演。
姫路市吹奏楽団とフルート協奏曲を共演。
現在室内楽を中心に活動中。
姫路・明石・神戸にてフルート教室を開講。
ウェブサイト:https://pukae0211.wixsite.com/fukae-flute
Twitter:Pukapukae
Instagram:https://www.instagram.com/pukae0211