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甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

ギターと聴くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる人が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように弦楽器を語る上でクラシックギターは欠かせません。

とはいえ、何から聴けばわからないというあなたのために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。

クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と、重厚な響きを楽しんでみてください。

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

夜歌Benjamin Britten

イギリスはジュリアン・ブリームという不世出の天才ギタリストを生んでいますが、この曲はブリテンがブリームのために書いた曲です。

これまでのスペイン音楽とも、ドイツ音楽とも、ロマン派音楽ともちがう新しい響きを持った独創性あふれる曲です。

グラン・ホタFrancisco Tárrega

タレガの作品の数々は、現在でもクラシック・ギターの重要なレパートリーとなっています。

もっとも有名な曲は「アルハンブラの想い出」でしょうが、その陰に隠れた「グラン・ホタ」は大曲で、ロマン派独特の叙情性と凄まじい技芸をあわせもっています。

盗賊の歌Miguel Llobet

スペインのリョベートはスペインに残る民謡を題材として「カタロニア民謡集」というギター作品を作ります。

これはそのうちの2番で、スペインに残る民謡の独特の味わいが、もののみごとにギター音楽に昇華されています。

Inner Soundscape木村大

東京国際コンクールで史上最年少の14歳で優勝してから、17歳でCDデビューし、テレビやメディアに露出多数なので、ご存知の方は多いのではないでしょうか。

日本のギター界の大型新星で、貫禄がすでにあります。

CDも多く出ており、出版物も多いです。

曲は彼が自分で作曲したオリジナル曲で、明るくて爽快な曲です。

スペイン組曲第1番「グラナダ」Isaac Albéniz

近代になるとクラシック周縁地では「国民楽派」という現地の音楽の特徴を多く取り入れた音楽が出始めますが、アルベニスはスペインでスペインらしさを強く打ち出した作曲科でした。

「グラナダ」はスペインの都市で、スペインの灼熱の太陽を強く感じる曲です。

サルヴァドールEgberto Gismonti

ブラジルのギタリスト/ピアニストのエグベルト・ジスモンチは、有名なクラシック教師に音楽を師事し、またその曲は次第にクラシックギタリストにも取り上げられることになったので、今ではクラシックにいれても良いと思います。

ブラジルの強烈なリズムと超絶技巧の数々は現代の天才のひとりだと思います。