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甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

ギターと聴くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる人が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように弦楽器を語る上でクラシックギターは欠かせません。

とはいえ、何から聴けばわからないというあなたのために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。

クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と、重厚な響きを楽しんでみてください。

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

夜歌Benjamin Britten

イギリスはジュリアン・ブリームという不世出の天才ギタリストを生んでいますが、この曲はブリテンがブリームのために書いた曲です。

これまでのスペイン音楽とも、ドイツ音楽とも、ロマン派音楽ともちがう新しい響きを持った独創性あふれる曲です。

盗賊の歌Miguel Llobet

スペインのリョベートはスペインに残る民謡を題材として「カタロニア民謡集」というギター作品を作ります。

これはそのうちの2番で、スペインに残る民謡の独特の味わいが、もののみごとにギター音楽に昇華されています。

パッサカリア ホ短調Robert de Visée

ヴィゼーは、フランス・ルネサンス期作曲家です。

フランスのルネサンス音楽の魅力を伝える曲として、ヴィゼーのパッサカリアは大変魅力があります。

短調でほの暗く、しかしそれがルネサンス音楽独特の高貴な雰囲気の中で響きます。

聖母マリア頌歌集

スペインで聖母マリアの物語についてルフォンソ10世が編纂したのが始まり。

400曲余りある中から、いくつかの小品が集まっています。

厳かな響きで、当時の人々が物語っていた、もしかしたら、ストリートで、というようなイメージも浮かんで来るようです。

日本でも有名なギタリストの一人で、テレビにも良く出ていました。

無伴奏チェロ組曲6番「サラバンド」J.S.Bach

バロック音楽の大家・ジョン・セバスチャン・バッハは、現在クラシックギターで重要なレパートリーとなっている曲を大量に生み出してもいます。

ギターやリュート以外のために書かれた曲のギターアレンジものには、ヴァイオリンなどでは聴く事のできなかった独特な和音がつけられたものも多く、有名なチェロ曲をギター用にアレンジした演奏にも素晴らしいものがいくつかあります。

涙のパヴァーヌJohn Dowland

イギリスのルネサンス音楽を代表する作曲家のひとりであるダウランドは、ギターやリュートに多くの名曲を残しています。

ルネサンス期にして美しい内声を完成させ、また短調のほの暗い感じが中世イギリスの独特な雰囲気を伝えます。