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甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

ギターと聴くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる人が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように弦楽器を語る上でクラシックギターは欠かせません。

とはいえ、何から聴けばわからないというあなたのために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。

クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と、重厚な響きを楽しんでみてください。

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

コンチェルトin DMario Castelnuovo-Tedesco

ギターの大人気とともに、ついに弱音楽器であるギターに協奏曲が書かれるようになりました。

ギター協奏曲といえばアランフェス協奏曲ですが、その陰に隠れた第2位の名作はこの曲ではないでしょうか。

セゴビアの演奏で知られるようになりました。

ペテネーラde la Maza

長調と短調に集約されるクラシック音楽に対して、スペインという地域性を持った独特なリズムや和声を取り込んだギター音楽は西洋音楽の現代化に貢献しています。

この曲は6/8と3/4の複合拍子で、民族舞踊のようなたたずまいの名曲です。

Toro mata 牛殺しペルー民謡

『Toro Mata 牛殺し』。

牛殺しって何、と思われる方も多いと思います。

山に生える木のことです。

ペルー民謡ということもあり、広大な大地をイメージさせる魅惑的な曲です。

ジブリ映画「天空の城ラピュタ」が浮かんできそうな、かっこいい作品です。

ぜひ聴いてみてくださいね。

Mayumi

ベネズエラ組曲Antonio Lauro

ラウロはベネズエラの作曲家です。

ベネズエラはさまざまな民族が入り乱れる国ですが、この曲はアフリカ的な独特なリズムの上に、調感ある音楽と独特で不思議な音階が交錯します。

こうして、単純にはいかない南米の現代ギター音楽が形成されていきます。

聖母マリア頌歌集

スペインで聖母マリアの物語についてルフォンソ10世が編纂したのが始まり。

400曲余りある中から、いくつかの小品が集まっています。

厳かな響きで、当時の人々が物語っていた、もしかしたら、ストリートで、というようなイメージも浮かんで来るようです。

日本でも有名なギタリストの一人で、テレビにも良く出ていました。

スペイン舞曲Enric Granados

グラナドスもやはりスペインの国民楽派に数えられるひとりで、数多くのギター名曲を残しています。

彼の作品はのちのフラメンコの礎のひとつとなりますが、とくにこの「スペイン舞曲」はスペインらしさが強く出た曲です。