クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。
そんなあなたに贈る入門編がこの特集。
古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。
お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。
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クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
アイ・ガット・リズムGeorge Gershwin
ジョージ・ガーシュウィンはアメリカの作曲家で、クラシックとポピュラーの双方で多くの作品を残し、アメリカ音楽の礎となりました。
彼が書いたミュージカルの名曲を彼自身がピアノ用に編曲した「ソングブック」という曲集があり、これはその中の1曲です。
ジャズ和声進行の礎ともなりました。
ピアノソナタAlban Berg
シェーンベルクを頂点として、その弟子のベルクとヴェーベルンの3人を指して「新ウィーン楽派」と呼びます。
3人の中ではもっとも調音楽に近い曲を書いたのが、ベルクです。
大変な名曲である「ピアノソナタ」は、彼が生前に発表した唯一のピアノ曲です。
4つの即興曲 D.935, op.142Franz Schubert
『ピアノ協奏曲 イ短調 作品54』は、シューマン作曲です。
激しいなかにもおだやかさがある曲です。
シューマンらしい、気品ある旋律に心を奪われてしまいそうな、素晴らしい協奏曲です。
チャイコフスキーや、有名なピアノ協奏曲とはまたひと味違う作品になっています。
聴き比べてみるのも楽しいと思いますよ。
ぜひ聴いてみてくださいね。
(Mayumi)
焔に向かってAlexandre Scriabine
機能和声からの崩壊または拡張の起こった時代には、個性的な音楽がたくさん生まれました。
「神秘和声」といわれた独特の和声音楽を作ったスクリャービンも、そのひとりです。
「焔に向かって」は、ほぼ全曲が神秘和声で彩られています。
ユーモレスク 第7曲Antonín Dvořák
ドヴォルザークは後期ロマン派の作曲家です。
「新世界より」がとくに有名な作曲家ですが、ピアノ曲にも素晴らしい作品を残しました。
「ユーモレスク」の7曲目は誰でも聴いたことがある曲だと思いますが、バイオリンなど電装される事の多いこの曲集、元はピアノ曲です。
ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1「子犬のワルツ」Fryderyk Franciszek Chopin
『子犬のワルツ』のタイトルでおなじみの『ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1』は、フレデリック・フランソワ・ショパンの恋人ジョルジュ・サンドの飼い犬が、自分の尻尾を追いかけてくるくる回る様子を、即興的に曲に表した作品とされています。
かわいらしさと勢いのあるテンポ感で、ピアノを習う子供たちからも大人気の1曲です。
粒をそろえていくためには、練習を積み重ねることはもちろん、指がスムーズに動く指使いを選ぶことも大切。
譜読みの段階で正しい指使いを徹底することで、テンポを無理なく上げられますよ!
(ゆり)