クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。
そんなあなたに贈る入門編がこの特集。
古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。
お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。
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クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
ピアノ協奏曲第1番Peter Ilyich Tchaikovsky
チャイコフスキーの『ピアノ協奏曲第1番』。
誰もが聴いたことがあるのではないでしょうか。
インパクトあふれるは始まりは、一度聴いたら忘れられないですね。
ピアノの音色が充分発揮された迫力ある協奏曲です。
ピアノ演奏者が必ずと言ってよいほど弾いてみたい、憧れの曲でしょう。
ぜひチャレンジしていただきたい曲です。
聴くのも楽しんでくださいね。
(Mayumi)
エチュード 作品10の4Frederic Chopin
エチュードの中では特に表題などが記されていないこの曲だがその知名度は圧倒的で、音大の課題曲にもよく使用されている名曲である。
ドラマ「のだめカンタービレ」においても使用されその知名度はさらに広く知れ渡っただろう。
さらに最近ではリズムゲームである「太鼓の達人」にまで収録されている。
エチュードの中でも演奏が特に困難とされ、その速く情熱的なメロディーはとにかく圧巻の一言。
ポロネーズ第3番 「軍隊ポロネーズ」Frederic Chopin
ショパンのポロネーズといえば真っ先に挙がってくるのがこの英雄である。
長い前奏の後にまるで英雄の到着を告げるかのような壮大で煌びやかな待ち構えているこの曲は、クラシック好きでない方でも一度は耳にしたことがあるであろう。
聴いての通りその演奏には高度な技術と表現力が求められ、まさに英雄さながらである。
ノクターン第6番 変ニ長調 作品63Gabriel Urbain Fauré
サン=サーンスに師事し、教会のオルガン奏者をつとめながら作曲を続けたのが、フォーレです。
教会音楽を演奏していたためか、彼は長調にも短調にも属さない古い教会音楽の旋法を使った音楽も作り、次の時代を用意しましたが、夜想曲や舟唄では実に美しい後期ロマン派音楽を奏でました。
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel
神聖ローマ帝国の皇帝に嫁ぎ、21歳の若さで亡くなった17世紀のスペイン王女マルガリータ。
その肖像画をルーヴル美術館で見てインスピレーションを得たラヴェルが作曲したのが『亡き王女のためのパヴァーヌ』です。
王女をしのんで書いたものと思われがちですが、正しくは王女が子供だった頃に踊っていたようなイメージの曲だそうです。
ラヴェル本人はこの曲を「貧弱」だと言っていたそうですが、作曲当時からの人気曲です。
(宝水幸代)
水の反映Claude Debussy
長調にも短調にも属さない「印象派音楽」という近代フランス音楽の流れを決定づけたのが、ドビュッシーです。
「水の反映」は、彼が書いた「映像」というピアノ連作の第1集の冒頭に書かれた、音楽史上でも大変に高い価値を持つ1曲です。