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クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演

「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。

そんなあなたに贈る入門編がこの特集。

古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。

お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。

クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演

5つのピアノ曲Arnold Schönberg

長く続いた西洋の調音楽を解体した最初のひとりと言われるのが、ドイツのシェーンベルクです(ハウアーという説もあります)彼は無調音楽から、12個ある音をすべて均質に扱う12音音楽までを作りました。

この曲は無調から12音への橋渡しになった有名な曲です。

雨の樹 素描II -オリヴィエ・メシアンの追憶に-武満徹

日本の現代音楽の代表的作曲家である武満徹は、ピアノ曲にも素晴らしい作品を残し、今もコンサートで彼の曲は頻繁に取りあげられます。

彼は新しい調性をフランスの作曲家メシアンからも吸収したと言っていますが、そのメシアンに捧げられた曲がこれです。

楽興の時 第三番Franz Schubert

鉄道の発車メロディーにも起用されているこの曲だが意外と知らない人も多い。

歌曲王とも言われたシューベルトだがピアノ独奏曲においてもその独創性は優れており、この曲もそんなシューベルトを代表する一曲である。

調子の良い鍛冶屋Händel

バロック音楽というと、現在では圧倒的に大バッハが有名ですが、当時華やかな名声に包まれていたのはヘンデルでした。

彼の鍵盤曲の中では有名な「調子のよい鍛冶屋」は、ハープシコード組曲第5番ホ長調の終曲に付けられた通称です。

夜のガスパール第3「スカルボ」Maurice Ravel

悪魔、悪戯好きな妖精などの意味を含むこの曲は、不気味な旋律が高速でかけめぐっており、まるで小さな悪魔がそこらへんを自由に浮遊しているかのようなそんな怪しさを感じることのできる楽曲である。

演奏にはとてつもない技巧が求められる。

焔に向かってAlexandre Scriabine

機能和声からの崩壊または拡張の起こった時代には、個性的な音楽がたくさん生まれました。

「神秘和声」といわれた独特の和声音楽を作ったスクリャービンも、そのひとりです。

「焔に向かって」は、ほぼ全曲が神秘和声で彩られています。