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クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
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クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

長い歴史の中で、さまざまな音楽家が作ってきたクラシック音楽。

美しい旋律に心がやすらぐものから壮大なスケールに圧倒されるものまで、実にバラエティに富んでいます。

あまりの多さに「聴いてみたいけれど、何から聴けばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そんなあなたに「まずはコレ!」とオススメしたいものをピックアップしました。

時代を越えて愛され続けるクラシック音楽の世界を、しばしご堪能ください。

もくじ

クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

ベルガマスク組曲『月の光』Claude Debussy

「月の光」というタイトルから、幻想的な月夜をイメージするこの曲。

しかし、ドビュッシーが描こうとしたのは、ただの月の光の情景ではありませんでした。

この曲は、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩集『雅なうたげ』に収められた「月の光」からインスピレーションを受けています。

この詩には、楽しいことや悲しいことという相反するものがこん然一体となった、曖昧な世界が描かれています。

この詩にひかれたドビュッシーは言葉を使わずに、曖昧な「月の光」の世界を描きました。

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水の戯れMaurice Ravel

20世紀初頭のフランスに興った、気分や雰囲気の表現に比重を置いた音楽様式である印象主義音楽の代表的な作曲家の1人であるモーリス・ラヴェル。

楽譜冒頭にはアンリ・ド・レニエの詩「水の祭典」から引用した「水にくすぐられてほほえむ河の神……」というテキストが添えられており、ラヴェルはこの曲で光の加減とともに変化する水の色彩と音響を表現しています。

淡々と進む8分音符の動きとソナタ形式の原則によって水の戯れを制御する噴水の規則的なリズムと形式性を表しており、厳密な調性進行とは異なる和声が変幻自在な水の色彩、音響を見事に再現しています。

HATSUMI

バイオリン協奏曲「四季」より「冬」Antonio Lucio Vivaldi

『四季』はヴィヴァルディが作曲した『和声と創意への試み』の中の第1曲から第4曲までを春、夏、秋、冬と名付けたものの総称です。

この「冬」の第1楽章では、実も凍るような冷たい雪景色の様子が描かれています。

これに対し第2楽章では、暖炉のある暖かい部屋の中でゆったりと穏やかに流れる時間が描写されています。

第2楽章のメロディーには、『白い道』のタイトルで日本語の歌詞が付けられています。

この歌はNHK「みんなのうた」でも放送され、幅広い年齢層から広く親しまれていますね。

HATSUMI

ピアノ・ソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

ベートーベンのピアノソナタの中でも、そのポピュラーな旋律によって広く親しまれている作品。

「月光」という呼び名は詩人レルシュターブのコメントから採られています。

第1楽章では夜をイメージするような厳かさをもちますが、第3楽章は一風変わって嵐や稲妻をイメージさせるような激しさがあります。

ベートーベンのさまざまな顔が楽しめる1曲です。

HATSUMI

歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」Giacomo Puccini

プッチーニが作曲した最後のオペラである『トゥーランドット』。

美しく冷酷な姫トゥーランドットと結婚するには3つの謎を解くことが必要でしたが、謎が解けない場合には首をはねられてしまう決まりがありました。

そのトゥーランドット恋をしたダッタン国の王子カラフは見事謎を解き、二人は結ばれると言う物語です。

この「誰も寝てはならぬ」は第3幕にて、カラフが勝利を確信しながら歌い上げます。

オペラの代名詞的存在となっており、テレビなどでも度々流れています。

HATSUMI

G線上のアリアJ.S.Bach

バッハの『G線上のアリア』、これは『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲を、ヴァイオリニストのアウグスト・ウィルヘルミがピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏のために編曲したものの通称名です。

この曲はニ長調からハ長調に移調されているため、ヴァイオリンの4本ある弦のうち最低音の弦、G線のみで演奏できることから来ています。

この曲はまた天上の音楽とも言われ、甘美なメロディーで知られていて映画やテレビにもよく使われていますね。

本当に天国で流れていそうなメロディーだと思いませんか?