高音域を伸ばす「カラスの鳴き真似」発声法
高い声を出せるようにする為には、様々な発声練習の方法がありますが、今回はちょっとおもしろ系の声で「カラスの鳴き真似」練習法をご紹介します!
高音域を伸ばす発声練習
ではさっそく、カラスの鳴き声を思い浮かべてみて下さい。
「カァー、カァー、カァー」
言葉で表すと、こうなりますよね。
練習する際の色々なチェック項目がありますので説明します。
- 口の形
口はやや大きめに開き、喉の奥を広げるようにする。(うがいをする時のような感じ)
目線は、少しだけ上に向けておきます。
- 舌の位置
「カァー」と発音する時、舌の奥の方が一瞬、上顎にくっつくのが分かると思います。
そして、すぐ離れる。舌の位置は自然と高めになります。
この練習をする時は、その自然な動きに逆らわず、舌の奥の方は高めにあるようにしておいてください。
※舌の奥を無理に押し下げないこと。
- 少し鼻声でもOK
完全に口からの気道を塞いではいけませんが、息を鼻から抜くような感覚があってもOKです!
ポイントは、かん高い声の音色になっていることです。
- 下顎と舌の脱力感
舌の位置が高いことによって、下顎と舌が脱力できると思います。
この練習では、この2カ所の脱力がとても大切です。
一切、余計な力が入らないようにしてください。
練習の音階
本当にカラスのように、「カァー、カァー、カァー」と言って下さい。
発声練習だとは思わない方が、うまくいきますよ!!
男性は高い「ミ」の音、女性は高い「ソ」の音から、同じ音で鳴き真似をしていきます。
楽に出るな~と思ったら、半音ずつ音程を上げていきます。
実際にやってみると、意外に普段より高い声が出ることが分かると思います。
なぜなら、この声は、高音の声帯の使い方に近づける発声法だからです。
感覚がつかめた人は、かなり大きなヒントになるはずです。
ぜひ、遊び感覚でどんどん高音を広げていってみて下さい!
ライタープロフィール
仙台のボイストレーナー
KAN
東京の大手ボーカルスクールや、横浜のR&B専門スクールの講師として生徒を育成。
喉の構造を、科学的視点から専門研究。
喉声を改善し、高音を楽に出す従来のボイストレーニングとは全く違うトレーニング法で多くの悩みを解決し、延べ300人以上の指導に当たる。
現在は、宮城県仙台で指導しています。
LOOSE VOICEでは、随時、体験レッスンを実施しております。
実際に、あなたの声を聞かせて頂き、アドバイスいたします。
また、出張レッスンも対応しておりますので、ご依頼頂ければ、あなたの街にもお伺いいたします。
ぜひ、あなたの夢を応援させてください。
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