CubaseユーザーにこそオススメしたいiPad用DAW「Cubasis」のレビュー
Cubasisとは?
- iPadのDAW(2017年7月時点)。iPhoneでは使えません
- Cubaseと同じようなインターフェイスでプラグインもCubase純正のものが使用できる(Cubasis内での名称は少し異なる)
- CubasisのプロジェクトはそのままCubaseに読み込め、続きから作業ができる。逆(CubaseプロジェクトをCubasisに読み込む)は不可
- 録音レートは最大96khz/24bit。ただし内部処理は32bit float
- プラグインエフェクトは最大5つ。Inter App Audioで外部アプリと連携もできますが、それでもできることには限界があるので、ミキシングなどの複雑な処理には不向き
- アプリの立ち上げは早く、動作も軽いのでちょっとした作編曲などにはとても便利
- iTunesからオーディオファイルを読み込める
- プロジェクトはZip形式で共有でき、iCloudやDropboxにアップロードできる
Cubaseにそのまま読み込めるのが魅力。
iPadで扱える最大のメリットは持ち運びのしやすさです。
快適なモバイルレコーディング環境構築術。iPadは1台は持っておくべし!
メインPCのDAWの補助の位置づけで使うと便利ですね。
インターフェイス
メイン画面↓
チャンネルストリップとEQ。
Cubaseのものに近い↓
ピアノロール画面↓
キーボード画面。
タッチで演奏ができます↓
シンセ選択画面
直感的に選べる。
Cubaseで読み込むとHalion Sonic SEかRetrologueに置き換わります。↓
レートも簡単に変更ができます↓
こんな人にオススメ
CubasisのプロジェクトはそのままCubaseに読み込めるため、Cubaseでの編集の前作業での使用がオススメです。
具体的には
- 外出先でのレコーディング
- ざっくりした作編曲作業
Cubasisでも最大96khz/24bitで録音ができますので、Cubasisで録音したあとピッチ編集などの作業はCubaseでおこなうのも良い。
プロジェクトのオーディオクリップの位置はCubaseで読み込んでも引き継いでくれますので、細かい編集はCubaseでやるのも一考です。
それから、ざっくりしたアレンジをCubasisでおこない、Cubaseに読み込んでから音源を差し替えてアレンジを追い込むといった使い方もオススメ。
iPadとイヤホンさえあればどこでも作編曲ができます。
まとめ
iPadはメインPCの補助として使うとかなり便利です。
DAWとして使う他、フィジカルコントローラにしたりデュアルモニターにしたりと、工夫すればいろんな使い方ができますよ!
ライタープロフィール
作曲家・ギタリスト
odasis
サウンドクリエイター・ギタリスト。
・島村楽器「録れコン2017」グランプリ。
・島村楽器「録れコン2015」ベストプレイ賞。
・クレオフーガ「ラフ・ダイアモンドVOL.2」入賞。
ウェブサイト:http://odasis.net
Twitter:odasis