BOSS FC-50をKEMPER仕様に再塗装とプチ改造した
BOSSのMIDIフットコントローラー、FC-50の塗装とバンクのアップダウンボタンを追加する改造についてご紹介いたします。
BOSS FC-50の再塗装とプチ改造
KEMPERの純正コントローラーは結構高いので、しばらく購入はおあずけです……。
1つのリグ内で各ストンプを細かくアサインするにはやっぱり純正が必要なんですが、現状はパフォーマンスモードで各スロットに作りこんだリグを入れ、曲中に1スロット=1音色=1バンク単位で呼び出して対処しようかなっと。
スタジオでもそのやり方を試してみましたが、音切れに関してはバンク呼び出しでも支障はないと判断しました。
ホントはアサインできたほうが、バンク数も無駄に増えなくて合理的ですけどね。
それで、今手元にあるMIDIコントローラーというと、このBOSS FC-50。
もう10年くらい前から持ってますが、色々とあって本体はかなりひどいサビ……ずっと放置してました。
うん……ごめん。
そのまま使うには厳しいので、本体のサビ落としと再塗装を実施することに。
ついでに、より使いやすくプチ改造してみました。
参考にしたのはこちらのブログ。
BOSS FC-50 改造記:aolog-あおろぐ-:So-netブログ
この方、結構プチ改造をおこなっている様子で、ググると出てきました。
赤いボディがめっちゃかっこいい。
これほどまでいかなくとも、カッコよく仕上げたい……。
ところで、FC-50で昔から困っていたのが、バンク11番以降への移動。
バンク1-5番と6-10番の移動は足元操作のみで行けるのですが、実は11番以降は別途フットペダル(BOSS FS-6等)を接続するか、本体右端にある小さいボタンを指で押さないと移動できないという、非常に使いづらい仕様。
それを、本体の空きスペース活用してバンクアップダウンボタンを追加している訳ですよ(笑)。
見た時はすげぇ!って思いました。
改造いいな……。
なので、思い切り真似しちゃいました。
あおさんすみません、そしてありがとうございます(笑)。
これで、KEMPERのパフォーマンスモードでバンク11番以降に移動できます!(笑)。
改造の過程は以下。
1.本体のサビ落とし&再塗装
折角塗装するからには、見た目もKEMPERちゃん仕様に近づけたいなと……。
前出の記事にならい、好き勝手にしちゃいました(笑)。
まずはサビ落とし。
無謀にも、手元にあったサンドペーパーの余りもので決行。
後でめっちゃ後悔しました。
指が痛かった……。
これからやる方はDIYショップ(メイクマンとか)で600円くらいでブロックタイプのサビ落とし専用の道具あるんでそちらをご利用ください。
もしくは100均でも同様のものは見つかりますよ。
パーツは見事にバラしました。
お次は塗装。
色はもちろん深めのグリーン。
アサヒペンの安いやつで400円ちょいでした。
グリーンだけ塗ったところ。
トーンは暗めですね。
エフェクターボードを自作した時は200円くらいで黒が買えたけど、さすがに色モノはないですね……しょうがない。
おかげで色合いはかなり近づきました。
次はデカール作り。
実は初めてやります。
調べてみたけど、自作ステッカー用の用紙で何とかならないかな、貼るなら透明がキレイかな、なんていう軽いノリでこちらの用紙を購入。
FC-50の取説ページのイラストからデカールにしたいテキスト内容とかロゴを参考に、おおよそでデザイン制作。
ちなみにこんな感じにしたい(この考えてる時が超楽しい 笑)。
テンション上がりますよね?
いざ印刷……というところで壁にぶち当たった。
白抜き文字でデカールを作ることはほぼ不可能という……。
そもそも、市販プリンタに白インクなんかないんだから、当たり前なのに全く考えてなかった……苦笑
そこで白抜き文字部分をどう表示するか悩んだ挙句「シールの台紙部分は白いじゃん?ならばそこだけカッティングして残せば……」これが超地味な作業の始まりでした……。
数時間後、何とかカッティング完了(100均のデザインナイフ最強です)。
やっとこさ貼り付けてみると……
おお、いい感じやん(周りの汚れは気にしないでください)!
でも、さすがにKEMPERロゴとかは切り出せなかった……。
本体側面のロゴデカールはできなくもなかったけど、既に貼ってしまってたので諦めました。
細かい文字もちょっと厳しい。
ま、ここは操作する部分の視認性優先ってことで妥協。
ちなみに、後で調べるとテプラプロという便利なものがあるんだとか。
Scuderia sitosama.: テプラプロで簡単オリジナル白文字ステッカー作成
でも本体とか必要だし、よく作る人じゃないとメリットないかな。
仕上げにクリアラッカーを。
KEMPER本体に近い質感にしたくてつや消しクリアに。
これで見た目は完成。
画像は後ほど……。
2.バンクUP・DOWNボタンの増設
本体の空きスペースにボタンを増設!
ずっとやりたかった改造です。
基盤触るのは怖かったんですが、難しそうでもなかったのでチャレンジ(ちなみに、ハンダめっちゃ苦手です……)。
まずは本体上部にボタン設置するための穴を。
これは仕事場の道具借りて開けてもらえました。
うちに穴広げる道具もなかったし、助かった。
続いてはボタンの調達。
県内のパーツ屋といえば沖縄◯子。
モーメンタリスイッチなんかあるか?と思ったら、速攻で発見(笑)。
見やすい色ってことで白2個GET。
1個150円程度で叩き売りされてました。
予備に買えばよかったかな……。
スイッチは基盤上のこの辺りとつなぎます。
上から、バンクUP、バンクDOWN。
もうまんま真似です(笑)。
穴開けの位置も同じですが、当初はバンク1と2の真上に開けるつもりでした。
しかし、思った以上に増設するボタンが小さく、踏みミス起しそうだったのでズラすことに。
3.DC9V電池スナップの製作
要はバッテリースナップです。
こういうの。
これに540円出すのはなあ……ってことで、こちらもパーツショップにてDC端子とか購入。
合わせて260円くらい?で済んだ。
これはもう簡単。
端子の中開けてハンダ付けで終わり。
あとは電池の固定をどうするか。
バッテリーボックス探すか、何かプラパーツ代用で作るか。
後から考えます。
これで、ライブ時もコントローラーのためだけに電源を用意せずとも助かる。
持ち時間次第だが……。
ってことで……できたよおおお!!!!!
あのサビだらけがウソのようだ……KEMPER仕様のデザインに生まれ変わりました。
ちゃんとFC-50のロゴも載せてます。
ダブルネーム(笑)。
そして動作もバッチリ。
初めての作業で色々失敗もあったけど、まずまずの出来かな。
どうせ自己満だし。
先輩方の改造ブログを真似ただけなんで自作なんて言えないけれど、これだけやれれば満足です。
今後は各フットペダル部分を蛍光テープでマーキングしようかな。
ライブ時の視認性を上げつつ踏みミスも回避したいし。
さて、次はKEMPERをライブで使えるようにリグの作り込みしてきます。
ライタープロフィール
ギタリスト・レコーディングエンジニア
ハカセ
沖縄県内で活動しているギタリスト。
デスコアバンド「Transient」、Coccoカバーバンド「白いブーゲンビリア」等で活動。
メタルコア系~POP/ロック系まで、様々な音楽を好む。
時々アニオタ、時々カメラにハマる、そんなアラサーギタリスト。
ブログ:http://hakaselab.hateblo.jp
Twitter:hakase_lab
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