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【フェス初心者のための】よく聞く言葉「ダイブ」とは?
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【フェス初心者のための】よく聞く言葉「ダイブ」とは?

フェスやライブでよく聞く言葉の一つに「ダイブ」や「ダイバー」という言葉をご存じでしょうか。

あれは一体何なのかを解説します!

ダイブってどんな意味?

ロックバンドやハードコア、メタル、パンクバンドのライブに特に多いのですが、興奮状態になっているファンがファンの上を転がっていく行為、これこそが「ダイブ」と呼ばれるものです。

ダイブをしている人は「ダイバー」と呼ばれます。

一種のパフォーマンスのようなもので、フェスやライブなどでは見かけることも多いです。

ファンだけでなくアーティスト自身がファンの上に飛び込んでいくこともあります。

https://www.youtube.com/watch?v=jFqvqA96ncc

【危険!】ダイブ行為を禁止している会場は多い

Q. ダイブして、人にケガをさせてしまいました・・・

A. ダイブやモッシュは大変危険な行為の為、一切禁止しております。

このような行為が発生しないよう、主催者側は最大限の努力を致しますが、ダイブやモッシュなどの行為により起こった事故、事件、負傷等について、主催者、会場、アーティストは一切責任を負いませんので、予めご了承ください。

必ず当事者間で問題解決していただき、主催者はその協議など、問題解決には一切関与致しませんので、予めご了承ください。

引用:FAQ – SUMMER SONIC 2017

モッシュ、ダイブ等、危険な行為は禁止です。

引用:フェスティバル注意事項|フジロックフェスティバル

ダイブは大前提として人の上を転がっています。

つまり人が密集していないところでやろうと思うと、人のいない場所に落ちてしまいかなり危ないです。

着地が上手くいかないと大ケガにもつながります。

さらに、自分はよくても他人にケガをさせてしまうこともあります。

よくあるのが普通にライブを見ている方を蹴ってしまったり、メガネなどを壊してしまったりするということです。

https://twitter.com/ttjjsrsmkb/status/853967000162324481

ダイブは興奮状態を表現するものだとしても、誰かに迷惑をかけてしまうかもしれないということを忘れてはいけません。

最近ではケガや破損も多く、ダイブ行為自体が禁止されている会場も多くありますので、会場のルールに従うのと、すべて自己責任ということを念頭に置いてライブを楽しんでいただきたいです!

ダイブが起こる状況

http://o-dan.net/ja/

「ダイバーってどうやってみんなの上を転がっているの?」という疑問を私も昔は持っていました。

ダイバーには二種類います。

まずは肩車をされている状態からそのまま前に転がっていく人がいます。

もう一つは発射台と呼ばれる人から発射される人です。

この発射台と呼ばれる人は身長が高くガタイの大きい人である場合が多く、ダイブをしたい人がその人に断りを入れてからその人の背中をかりて、前に転がっていくといったイメージです。

曲によってダイブのタイミングが変わってきたり、ダイブをしない曲もあるのでダイブをする際は注意が必要です。

また、ライブハウスでも野外フェスでも他の人へのケガがつきものだということを絶対に忘れないでください。

ダイブの歴史

英語版Wikipediaによると60年代にはすでにイギー・ポップやジム・モリソン(THE DOORS)が客席にダイブしていたそうです。

現在のように日本にダイブが浸透する大きなきっかけとなったのは、おそらく90年代半ば、Hi-STANDARDをはじめ多くのパンクやメロコアバンドの人気に火がついたこと。

近年では、ハイスタ主催による「AIR JAM」、日本初の本格的野外フェス「FUJI ROCK FESTIVAL」「SUMMER SONIC」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などのフェス参加者が増加することにより、モッシュやダイブと呼ばれる言葉がより身近になってきました。

「ダイブは危険だけどなくなると寂しい!」という声も上がってくるほど定着しているようです。

最後に

フェス参加人口が増えてきた最近では「ダイブ」という言葉を聞く機会も増えてきたかもしれませんが、ダイブ行為は危険なものです。

「自己責任」ということを念頭に置いて、自分も、周りの方も気持ちよく音楽が楽しめる環境を作り上げていきましょう。

ライタープロフィール

今江瑞希

フェス大好き女子

今江瑞希

中学時代に親友に聞かされたBUMP OF CHICKENにハマりまくり音楽に目覚める。

高校時代の先輩にメロコアの世界へと導かれまんまと心酔。

当時付き合っていた彼氏の影響をモロに受け当時から現在まで10-FEETの大ファンに。

毎日ウィッグとにらめっこした美容師時代を卒業し現在はスタジオ、ライブハウス、ブライダル音響のスタッフとなり毎日新しいバンドを探し漁る毎日。

年中フェスとライブに出回っているのにもかかわらずツーステができないポンコツキッズです。

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