【ドラム初心者のための】アクセントを操るための4つのストローク
ドラムはたたくことで音が鳴る生楽器です。
バンドアンサンブルの中でリズムを担うドラマーにとって、音に強弱をつけ、リズムに抑揚(よくよう)をつけノリを出すことは最も重要なテクニックとなります。
またアクセントの基礎練習は強弱をつける以外にも、タムやシンバルなどに手を伸ばしやすくする移動の基礎練習にもなりますのでしっかり練習しましょう!
もくじ
ドラムをたたくための基本的なポジション
ハイポジション
スネアドラムからスティックを90度以上あげた状態での待機。
アクセントをするためのポジション。
ローポジション
スネアドラムから3〜5センチ離した状態での待機。
ノンアクセントのためのポジション。
アクセントを操るための4つのストローク
- フルストローク(アクセントショット):ハイポジションから振り下ろし、たたいた後再びハイポジションへ。
- ダウンストローク(アクセントショット):ハイポジションから振り下ろし、たたいた後ローポジションでとめる。
- タップストローク(ノンアクセントショット):ローポジションのままたたく。
- アップストローク:タップストロークし、たたいた後ハイポジションへ。
参考動画です。
基本的な4つのストローク 体の動かし方!
上記を応用した動き アップダウン奏法
ダウンストロークとアップストロークを繰り返し、一回の動作で行って帰ってを繰り返します。
リズムに抑揚をつけたり、スピードアップするために必要な動作です。
参考動画です。
アップダウン奏法の練習方法。体の動かし方!
初級者から脱却!
アップダウン奏法と8ビート!
アクセントの基礎練習
16分音符のアクセントを1発ずつ移行
参考動画です。
16分音符のアクセントを2発ずつ移行
参考動画です。
16分音符のアクセントをポリリズムに応用
ポリリズム(英: polyrhythm)は、楽曲中、または演奏中に、複数の異なる拍子が同時に用いられている状態の事である。
参考動画です。
アクセントの動きで移動の練習
上記の基礎練習のアクセント部分をタムなどに移動し、セット全体に手が出しやすくなるよう練習します。
最後に
今回紹介させていただいたような基礎練習はとても重要な練習です。
しかし、こういった基礎練習を大事とわかってながら、基礎練習が嫌いでなかなか練習する気になれない方がたくさんいます(このページを見てくれているあなたもきっとそうでは……?)。
基礎練習が嫌いな人の思考の特徴としては「同じことをひたすら繰り返す」というのが第1にあるようです。
基礎練習は残念ながら、取り組んだ時間の分上達する……ということはありません。
ドラムの練習に限ったことではないのですが、どんな基本練習も必ず「目的」があり「目標」を達成するための道のり、または土台なのです。
その基本練習を「なんかよくわからんけど、とりあえず黙々とやってる」状態では、地図もなければ方向もわからないまま、漠然と目的地に向かってるようなものです。
貴重な時間をさいて練習をする目的は、
- うまくなるため
- 演奏の幅を広げるため
- 自分の可能性を広げるため
何のための練習なのか、どんな音を出したいのかを必ず明確にして、練習に取り組むようにしましょう!
ライタープロフィール
プロドラマー・ドラム講師
森谷亮太
1986/9/18生まれ。
11歳の頃よりドラムに興味を持ちたたき始める。
これまでにインディーズレーベルよりCD、DVDを多数リリース。
全国ツアーや、海外公演なども経験。
海外での飛び入りセッション経験もあり、2015年に秋にはアメリカ、ニューヨークにて、ジャズ、エンターテイメントの世界を学ぶ。
2009年に開業した、自身のドラム教室【森谷ドラムスクール】ではわかりやすさ、親しみ易さなどで高い評価を受けている。
またYouTubeにて配信しているレッスン動画は累計30万回再生、チャンネル登録者1500人(2016年1月現在)にもなる人気の動画レッスン。
InstagramやtwitterなどのSNSでも毎日レッスン動画を配信中。
講師として活動する傍ら、サポートドラマーとして、プロ、アマで活動するアーティストや、他の音楽教室のドラムサポートを行うなど、プレイヤーとしても精力的に活動している。
YouTube
https://www.YouTube.com/channel/UCqvUqkn5JA_12SAni6w8xjQ
https://www.instagram.com/moritani_drumschool/
ウェブサイト:http://moritani-drumschool.com
Twitter:moritani_drum
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