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【初心者ドラマーのための】ドラムセッティングに役立つヒント
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【初心者ドラマーのための】ドラムセッティングに役立つヒント

リハーサルスタジオやライブハウスで演奏をする時に、必ずやらなければならない事。

それが、セッティングです。

皆さんは、セッティングはどうしてますか?

自分が気持ちよく叩けるように、直ぐにアンサンブルが出来るようにする為には、どうしたら良いかを考えてみましょう!

自分のセッティングを見つける

ドラムセッティング1

http://www.ashinari.com/

腕の長さ、足の長さ、内股、ガニ股、O脚など、音楽的感性は抜きにして、自分の身体はどうなっているかを見つめてみましょう。

若いドラマーが直面する壁の1つに、椅子の高さが挙げられるかと思います。

10代のドラマーに問われます、セッティングに付いての質問。

回答はいつでも決まってます。

『あなたが良ければそれで良いのだ!』ってね★

その「何が自分に良いのか?」を探す旅に出掛けましょう!

プロドラマーのセッティングを参考にする

ドラムセッティング2

https://pixabay.com/

椅子の高いドラマーの代表格に「村上“ポンタ”秀一」さんがいらっしゃいます。

逆に、椅子の低いドラマーの代表格に「ジェフ・ポーカロ」さんがいらっしゃいます。

タムもシンバルも水平の方ですと「河村カースケ」さんがいらっしゃいます。

また、面白いセッティングですと「アル・フォスター」さんや「テリー・ボジオ」さんがいらっしゃいます。

マネをするのも良いと思いますが、叩き辛かったり、身体に変な負荷が掛かるようでしたら、避けましょう。

試行錯誤しながら、自分なりのセッティングを見つけて下さい。

共通して言える事は、その人に合ったセッティングは、座った姿が美しいです。

そして、素晴らしい演奏です!

セッティングの傾向として

ドラムセッティング3

https://pixabay.com/

腰への負担を考えると、椅子を高くした方が良いかと思います。

細かいパッセージや、表情を付けるには適しているかと考えます。

しかし、大きな音を出すとなると、コツを体得しないとなりません。

椅子が低いと、腰が入るしっかりした音が出せます。

しかし、踏み込んでしまうので、足腰に衝撃がダイレクトに来ます。

どちらも、一長一短です。

など、しっかり考えて見つけて下さい。

セッティングの練習

ドラムセッティング4

https://pixabay.com/

自分なりに良い感じのセッティングが見つけられたら、個人練習の時に、何分掛かるか測ってみてください。

あくまで目安ですが、目標は5分です。

大体、前の方のセッティングそのままです。

そこから、どの位の時間で自分好みのセッティングに出来るか?

ココが勝負です。

僕の経験で言いますと、前の方がサウスポーだった事がありましたね 笑

また、ライブハウスによっては、置いてあるメーカーが違うし、タムの深さも違います。

色んな都合に合わせて臨機応変に対応出来ると良いですね!

なぜ時短をしなければならないのか?

ドラムセッティング5

http://www.ashinari.com/

ライブハウスでは殆どありませんが、いわゆるホールクラスで演奏する時は、ステージに楽器はありません。

全て持ち込まなければなりません。

音響機材も、照明も、アンプも全てです。

ドラムの位置が決まらないと、他のパートの位置が決まりません。

また、その日の進行に不具合が生じます。

そんな時のためにも、素早いセッティングを心掛けましょう。

リハーサルスタジオでも同様で、ギタリストが足元にエフェクターを並べてしまった後に、シンバルをセッティングするのは、正直、良い顔はしてくれません!

僕も椅子の高さに悩みました

ドラムセッティング6

http://www.photo-ac.com/

椅子の高さに悩みを抱えていた10代後半の頃。

学校の研修でニューオリンズに行きました。

バーボンストリートと呼ばれる、歩行者天国で、いたるところでストリートライブをしています。

そこに、陽気なジャズを演奏するお爺様達がいました。

そこのドラムのお爺ちゃん、バケツに座って最高の演奏をしていました。

衝撃でしたね!

俺の悩みなんて、悩みじゃなかったんだな。

なんて、涙しながら大爆笑した事があります!

自分の中での流行が変わる

ドラムセッティング7

http://www.photo-ac.com/

僕の椅子の高さは、かなり低いです。

それは、キーになる楽器を見つける事が出来たからです。

バスドラムを中心に、演奏やセッティングを考えてみたら、上手いこと落ち着いたのです。

一時期は、ポンタさんに憧れて、だいぶ椅子を高くした事もありましたが、自分の本当に合う演奏スタイルと、好きなジャンルがマッチして、現在のセッティングになってます。

迷いがないので、セッティングもあっという間です。

続けていると、好きな音楽が変わってくる事があります。

そうなると、必要なアプローチや楽器が増えたり減ったりします。

あまり深く考えずに、悩みながら楽しく自分のセッティングを見つけてみてください。

ライタープロフィール

ドラマー

中村"NOBU-san"暢晃

乙女座 AB型 12歳の秋、両親の勧めでドラムを始める。

この頃は、音楽の楽しさが理解出来ず、塾に行く感覚で通い始める。

中学生の頃に課題曲でやった、Suzanne VegaのLukaという曲から、面白さ・凄さを見いだす。

高校生の頃は、多数バンドに参加(ドラマーが僕しか居ないという事態)。

ここでも、ドラムの重要性を痛感する。

高校卒業後、専門学校に入学し、ドラム、ラテンパーカッション、ドラムコー、人間学を学ぶ。

また、この時期に出会ったBlack Musicは、僕の一生を左右するくらいの衝撃の出会いだった。

現在は、POPS、FUNK、ROCK、歌謡曲、演歌、JAZZ、HARD ROCKなどジャンルに納まらないLIVE活動やサポート活動の他、インストラクターとしての顔も持つ。

また、イベント主催やミュージシャンコーディネーター(インスペクター)としても、高い評価を得ている。

演奏サポートやLesson希望の方は、Mailにてお問い合わせ下さい。

ウェブサイト:http://nakamuranobuaki.org

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