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真空管ギターアンプを忠実にシミュレート。小型・軽量なおすすめアンプ・ヘッド DV Mark MULTIAMP
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真空管ギターアンプを忠実にシミュレート。小型・軽量なおすすめアンプ・ヘッド DV Mark MULTIAMP

イタリアのブランドのMarkbassのギターアンプ部門として立ち上げられた「DV Mark」。

現在、世界中のギタリストに愛用され、ギタリスト達の中でも日々話題となっています。

最新技術で蘇る伝説のギターアンプ・サウンド、今回はその「次世代ギターアンプ」の内側に迫ります。

レコーディングやライブに完全対応!次世代ギターアンプ

DVM_MTAMP-l

Markbassのベースアンプ開発で培ったノウハウを活かし、優れたサウンド・クオリティと独自のデザイン、精密な設計から製造に至るまで、全ての過程をイタリアの自社工場で行っています。

ブランド立ち上げから、間もなく誕生させたオールインワンのギターアンプヘッド「MULTIAMP」は、数多くの世界中の名機と呼ばれるギターアンプシミュレート、数多くのエフェクターが内蔵されており、様々な状況に合わせた入出力端子を搭載しているのでレコーディングやライブでも大活躍の次世代のギターアンプヘッドとしての地位を確立しています。

3つの独立したチャンネル、選べるアンプモデル

DVM_MTAMP-3

「MULTIAMP」には、1ch(クリーン・サウンド)、2ch(クランチ・サウンド)、3ch(ディストーション/リード・サウンド)の3つの独立したチャンネルが備わっています。

そしてその中にはそれぞれのサウンドに合った、歴代の名機と呼ばれるアンプモデルが合計で17つ用意されており、お気に入りのアンプを3チャンネルそれぞれに設定すれば、ギターアンプを音色ごとに3台を使用しているのと同じように演奏できます。

サウンドの特徴としてはどれも音圧感や実際のアンプ本来の鳴りまで忠実のシミュレートしているので、細かいピッキングニュアンスやダイナミクスを十分に表現することができ、本物の鳴りと大差ありません。

レコーディングやライブに対応した入出力端子

DVM_MTAMP-l-2

アンプ表面には、インプット端子とヘッドホン端子、アンプ背面にはステレオ出力、モノラル出力に対応した様々なアウト端子を装備しています。

キャビネットにスピーカーアウトをはじめ、ミキサーやPAに送るバランスラインアウト、外部パワーアンプへ出力するアンバランスラインアウト、より細かく設定できる出力レベル・ボタンやグラウンド・リフト・スイッチなども搭載しています。

MIDI制御を可能にする端子(MIDI In/Thru)、他の外部エフェクトをつなげるエフェクトループ(Send & Return)、フロントパネルに装備されたヘッドフォン端子も搭載されており、レコーディングやライブを問わず様々の状況に合わせて使用できます。

パソコンとUSBケーブルで接続し、DV Markのウェブサイトより無償シフトウェアをダウンロードして、パソコンにインストールすると、より視覚的にサウンドメイクできるようになります。

こちらよりダウンロードできます。
http://www.dvmark.it/?/multiamp_firmware

注意:USB端子はセッティングリモートコントロール用のため音声は出力できません。

音色を保管できるメモリーバンク

8個のメモリーバンクを備え、それぞれに128個のプリセットが用意されています。

3個のバンクにはあらかじめ音色が作られたファクトリープリセット、5個のバンクには自分で作った音色を保管できるユーザープリセットが割り当てられ、自分で作ったプリセットや、ファクトリープリセットをコピーまたは編集することが可能です。

SDカード内にインポート、エクスポートできるので、バックアップやDV MARKのサイトからダウンロード可能な最新のサウンド・ファイルやフォームウェアのアップデートもここから可能です。

キャビネット(スピーカー)設定やマイクの設定も自由自在

ラインアウト端子から流す際、実際キャビネットやマイクを立てなくても、キャビネットの空気感や箱鳴り、音量の調整、マイクのモデルから立てる位置から位相まで細かくサウンドを調整できます。

レコーディング、ライブ時にその場で鳴っている音を聞きながら、状況に合わせて選択することが可能です。

ギター本体同等の重さ!軽いので持ち運びも楽々!

FullSizeRender

通常ギターアンプヘッドは、20kg〜30Kgぐらいの重さなのですが、この「MULTIAMP」はわずか4.3kgです。

ギター本体同等の重さで、片手で持っても重くないです。

2Uのラックマウントして持ち運べるサイズです。(ケースなどは本体に付属していません)

演奏の機会、持ち運ぶ機会も多いマルチな活動をするギタリストにとっては大変ありがたいことだと思います。

サウンド作りの手順

接続モードを選択

MULTIAMP_セッティング1

まず出力系統のSTEREO / Monoの選択をします。

ここで注意が必要なのは「STEREO」を選んだまま、Monoアウト端子から出力しても「Lch」の音しか出ないため、本来の鳴りを損ねる場合があります。

※出荷時は「STEREO」に設定されています。

PADボタン

MULTIAMP_セッティング2

ギターの出力に合わせて合わせます。

アクティブギターなどの出力が大きいギターや、ギター本体とMULTIAMPの間に、ブースターやバッファー付の外部エフェクトを接続する場合などは、実際音を聞きながら適正な入力ができているかを確認しましょう。

サウンド作り・接続の設定

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サウンド作りする際は、出したいサウンドやエフェクター接続などを決めておくと、エフェクターやアンプを目的に合った形で組み合わせることができます。

写真の一番左上が、もっともギターに近い接続で、そのまま上の段を右に〜下の段を右に行くにつれて順番になっており、それぞれにお好みのエフェクターなどをセッティングすることができます。

オーバードライブやディストーションなどの歪み系エフェクターはアンプの前、コーラスやリバーブといったモジュレーションや空間系のエフェクターはアンプの後に接続するのが望ましいですが、組み合わせや接続については思いつくままに、実際音を聞きながら、自由に実験してみてください。

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