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【初級】発表会にもおすすめ!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ
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【初級】発表会にもおすすめ!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ

ピアニストにとって憧れとも言えるクラシックのピアノ曲は、ある程度ピアノを弾けるようになってからでないと無理……そんな風にお考えの方、多いのではないでしょうか。

そんな初級者のピアニストにおすすめしたい、弾けたらかっこいいクラシックのピアノ曲をリサーチしてみました!

華やかでダイナミックなピアノ曲はどうしても高度な技術を要求される場合も多いですが、今回紹介しているピアノ曲は初級者でも十分に手の届くレベルで、短いながらもかっこいいフレーズを楽しめる名曲ばかりです。

お子さまの発表会でも映える曲ばかりですし、大人になってからピアノを始めた方もぜひチェックしてみてください!

もくじ

【初級】発表会にもおすすめ!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ

エチュード・アレグロ中田喜直

中田喜直さんが子供向けに作曲した作品の一つである『エチュード・アレグロ』は、中田喜直さんの独創性と技術的要素が詰め込まれた元気で明るい1曲。

特に、曲中のグリッサンドは、子供たちの演奏意欲をかき立ててくれるに違いありません。

歌心を感じさせる中間部から、再度弾けるような主題に戻る流れからは、計算しつくされたストーリー性を感じます。

音色や強弱の変化、曲調の変化など、ピアノを学習するうえで身につけておきたいさまざまな要素が盛り込まれている曲ですので、ぜひ発表会で挑戦してみてくださいね。

RAG MUSIC 編集部

ブルグミュラー25の練習曲 「アラベスク」Johann Burgmüller

ドイツ生まれでその生涯のほとんどをフランスはパリで過ごした作曲家兼ピアニスト、ヨハン・ブルグミュラーといえば「25の練習曲」がピアノの教則本として採用されたこともあって日本でも知名度が高いですよね。

中でも第2曲『アラベスク』は有名で、両手でピアノを弾けるようになってしばらく経つというくらいの初級レベルの方にぜひ挑戦してもらいたい楽曲なのですね。

どこか行進曲のようなリズムを持った左手の和音と滑らかな右手のフレーズ、中盤には左手の細かい運指も登場することもあって最初は難しく感じられるかもしれませんが、強弱をつけながらドラマチックに弾くことができればあなたのピアニストとしてのレベルも確実に上がるはず!

KOH-1

狩の曲Cornelius Gurlitt

19世紀に活躍したドイツの作曲家、コルネリウス・グルリットはピアノの初心者や子ども向けの作品集が最も知られており、こちらで紹介している『狩の曲』はピアノ曲集『こども音楽会 Op.210』の中からの1曲です。

非常に短い曲ではありますが躍動感のある、まさに狩りの一幕を表現したような展開は初級の方が弾けるようになればかっこいいですよ。

頻繁に登場するスラー、7度の跳躍進行など特に手が小さな方には取っつきづらい部分もありますが、技術的には初級レベルで十分対応できるものですから、短いながらも曲の展開に表情をつけられるように意識してみてくださいね。

KOH-1

子供のためのアルバム 作品68 第8曲 勇敢な騎手Robert Schumann

ロマン派を代表するドイツの作曲家、ロベルト・シューマンが作曲した43曲からなるピアノ小曲集『子供のためのアルバム』の第8曲『勇敢な騎手』を紹介します。

『乱暴な騎士』という邦題でも知られるこの曲は、1分に満たない作品ながら力強さと上品さを兼ね備えたロマン派らしい旋律と、三部形式の構成で中間部はヘ長調へと転調する展開もなかなかにドラマチックですね。

もともとのタイトルは『揺り木馬の騎士』というタイトルだったそうで、邦題につられて乱暴なタッチにならないように、8分の6拍子のリズムと3連符を常に意識しながら表情をつけつつ演奏することを心がけましょう。

KOH-1

クシコス・ポストHermann Necke

運動会におけるクラシック音楽といえば『天国と地獄』か、もしくは今回紹介する『クシコス・ポスト』を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。

作曲者のヘルマン・ネッケは他の有名なクラシック音楽作曲家のように知られた存在ではないのですが、300曲近くは作曲したという彼の唯一知られている作品がこちらの『クシコス・ポスト』なのですね。

思わず走り出したくなってしまうような、力強いリズムと鮮烈なメロディがピアノで弾くことができれば間違いなくかっこいいはず。

とはいえオクターブが頻出することもあって、ある程度ピアノに慣れてきた方でも難しいかもしれません。

まずは音数を減らした楽譜でメロディとリズムの特徴をつかんで、慣れてきたらスピードアップしてみるのもいいでしょう!

KOH-1

スケルツィーノGeorg Philipp Telemann

1681年生まれのゲオルク・フィリップ・テレマンは、特に18世紀前半においてドイツやフランスで絶大な人気を誇り、クラシック音楽史上において最も多くの作品を作った作曲家としても知られている偉大な存在です。

86歳という当時としては非常に長生きしたことや、ヘンデルやバッハとの交流も有名ですね。

そんなテレマンの作品は日本でも大いに親しまれていますが、今回は陽気で楽しげな雰囲気と、右手と左手がどちらも旋律を奏でることが特徴的な『スケルツィーノ』を取り上げます。

初級の方は右手と左手の独立した動きや細やかな運指などにやや戸惑うかもしれませんが、技術的に難しいことはありませんし十分対応できるはず。

中間部の同じ音を連打する際の左手の力加減には注意して、あくまで軽やかに表現するようにしましょう。

KOH-1

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