ギター入門
ギターをもっと楽しむWebマガジン
search
エフェクターペダルボードの自作。使用部材や製作過程の紹介
最終更新:

エフェクターペダルボードの自作。使用部材や製作過程の紹介

ギターをされている皆さんはどんなペダルボードを使われていますか?

以前、エフェクターボードを自作しましたので、その使用材料や製作過程について今回書いていきます。

自作をお考えの方にとって参考になれば幸いです。

欲しいエフェクターボードの条件

完成品と接続など

エフェクターボード

実際にスタジオで使用してきた時の写真です。

チューナー横の空いてるスペースはピック入れ置き場にしてみました。

アンプを使用した際の配線順番としては以下の通り。

ギター→Polytune→Velvet Comp→Maestoso→Super Crunch Box→CLHD→アンプ
アンプのエフェクトループセンド→Flashback→Hall of Fame→Ditto→アンプリターン

アンプにエフェクトループがない場合は別のロングパッチケーブルでCLHDからFlashbackにつないで、Dittoからアンプへ。

2017年1月30日追記:今ではこの記事を書いた当時からかなりボードの雰囲気も変わり、下記のように。
エフェクターボード自作のカスタムジャンクションボックスを追加したことで、配線周りが一層効率化されています。

多機能ジャンクションボックスの自作 実装&解説編 – rafle_nico Music/Work

今回の使用材料と作成手順は以下の通りになります。

使用部材

個人的に、このケースはかなりおすすめ。

ちょうどいいサイズで、担いで運搬するのには我慢できて、キャリーカートにもしっかり乗るサイズ。

材料合計2,000円弱くらい。

ゴム足、マジックバンド、面ファスナー、タイラップは結構あまりました。

SKBボードケース入れて7,000円くらい。

使用部材の詳細などは記事の一番下にリンクでまとめておきます。

使用機材

作成の流れ

ホームセンターで集成材やらゴム足やらを買ってくる。

足りないものはAmazonとかで買う。

まず木材を使用するサイズにカットするため、測って線をひいておく。

入れるケースより少し小さめにスケッチ。
木の板

ジグソーなどで書いた線通りに切り出す。

ちょっとずれてもOK。
木の板ドアハンドルとかいろいろ開封して準備しておく。

切り出した板にエフェクターやハンドルを仮置きする。

一応ケースに入るかも確認しておく。

エフェクトボード

エフェクターの縁通りに鉛筆などでボード上にスケッチしておく。

これを基準に穴あけなどを行う。

エフェクトボード

板のエッジを面取りして少し丸くする。

そしてスケッチに合わせてあけたいところに穴をあける。

エフェクターの固定方法によって必要な穴の場所などは変わってきます。

そしてジグソーで配線用の穴をくり抜く(必要ない場合はいらない)。

エフェクトボード

ヤスリがけをした後、オイルでフィニッシュ。塗装する場合は塗装する。

そして適当に乾燥させる。

エフェクトボード

乾燥が終わったらゴム足を裏につけ、ハンドルも測ったとおりに設置する。

ハンドルやゴム足設置時にはネジの長さに注意、飛び出したら危ない。

エフェクトボード

エフェクターを設置してしっかり配線。

事前にエフェクターにマジックバンドや面ファスナーの加工が必要な場合はやっておく。

エフェクトボード

パワーサプライからの配線も終わらせる。

配線はタイラップなどで奇麗にまとめておいたほうが取り回しが楽になる。

エフェクトボード

完成、ケースに入れてみる。

テンションを上げてスタジオへ持って行きましょう。

エフェクトボード自作品

エフェクトボードバッグ

これで完成になります。

終わりに

実際にスタジオで使用してみましたが、踏みやすくて移動もしやすいため大変重宝しました。

自作ということでコストパフォーマンスを期待されていた方は申し訳ありません、物自体は2000円でつくれますがケースも入れたら7000円くらいになっちゃいます。

今回の固定方法はエフェクターの裏ネジをはずしてキリで穴をあけたマジックバンドにネジを入れて、板の穴を通して固定しています。

ネジがとれないTC製品はペダルの横に穴をあけてマジックバンドでぐるりと一周して固定しています。

こんな簡単なやり方ですが、ひっくり返しても動かないくらいがっちり固定されており、なおかつネジ止めやタイラップ使用と違ってエフェクターの取り外し、交換もとても簡単です。

面ファスナーを使用したくない方はぜひ。

なお、このマジックバンドの固定方法は以下のサイト様を参考にさせていただきました。

ペダルボードを自作する

ありがとうございます。

ボードの自作はかなり自由度が高く加工さえできれば自分の欲しいサイズ、仕様が手に入るのでとてもおすすめです。

何か質問があればここでもTwitterでも適当に声をかけてください。

それでは。

使用した部材など


この記事を筆者のサイトで読む

ライタープロフィール

ブロガー

らふる

Guitar / Music / Craft / Photo / Camera / Interior

ブログ:http://raflenico.hatenablog.com

Twitter:rafle_nico

このライター・クリエイターへメッセージを送る


記事一覧
続きを読む
続きを読む