Elixirのコーティングギター弦「OPTIWEB」を試してみました
高音質・長寿命の定番弦として多くのギタリストに愛用されているElixir(エリクサー)弦。
今回そのシリーズに加わった「OPTIWEB」のレビューです。
Elixirの新しいコーティング弦、OPTIWEB(オプティウェブ)
ギター用コーティング弦のパイオニア、Elixirから新しいコーティング弦「OPTIWEB」が発売されたので、試してみました。
エリクサー® ストリングスの新製品「OPTIWEB™」コーティングギター弦は、エレキギターのプレイヤー達が愛する伝統的なエレキギター弦が持つ、クリスピーな音色と自然な感触を提供しながら、エリクサー®弦に求められる長寿命も実現する、革新的なコーティングテクノロジーです。
Electric Nickel Plated Steel with OPTIWEB Coating | Elixir® Strings
とのこと。
ゲージ
ゲージは10-52のLight-Heavy Stringsを選択。
ギターはFender Mexico Road Worn INORAN Jazzmaster。
やっぱジャズマスターには太い弦でないと。
価格
価格は楽器店店頭で買って1,933円。
通常の弦よりやはり高価ではある。
ただ通常の弦が1カ月持つとすると、Elixirの弦は普通に使えば2〜3カ月は余裕で持つので、コストパフォーマンスで言えば普通の弦よりも良いと思う。
弾き心地
同ElixirのNANOWEBを愛用していたのでそれとの比較なんだけど、まず運指時のキュッキュッっていうスクラッチノイズが減少した。
NANOWEBではどう丁寧に運指やコードチェンジに気を使っても、どうしてもキュッキュ鳴いてしまい、まあこんなもんかと気にしないでいたんだけど、OPTIWEBではそれが軽減されて、非常に楽に弾ける。
全く出ないというわけではないので、ギターらしい適度なスクラッチノイズが好きな人も気に入ると思う。
感触については、コーティング弦ならではのツルッとした感触なんだけど、NANOWEBほどツルツルしておらず、通常のノンコーティング弦に近い巻き弦の感触がある。
ノンコーティング派の人でもそんなに違和感なく扱えそうだと思う。
サウンド
アンプに通すと分かりづらいので、生音でNANOWEBを張った別のギターと比較してみた。
OPTIWEBの方が、ノンコーティング弦のような金属的な響きの成分が多く感じる。
NANOWEBは良い意味で音の輪郭が丸っこく、これがコーティング弦と言われれば、そうかと頷(うまず)ける。
公式サイトにサウンドキャラクターのチャートがあるんだけど、OPTIWEBはNANOWEBよりも少しだけBright寄りで、おおむね同じ印象を持った。
ちなみにPOLYWEBはだいぶWarm。
これが所謂(しょせん)コーティング弦だっていう印象の人も多いんじゃないかと思う。
弦の寿命について
Elixirの弦は愛用していたので、どのくらい弦の寿命が持つのかはだいたい分かっているけど、このOPTIWEBはまだ張り替えて2週間ほど。
弦の寿命に関してはいずれまた追記します。
ただ、ノンコーティング弦だと本当に1週間くらいで「あれ、ちょっと劣化したかな?」って感じるんだけど、OPTIWEBはまだ全然張り替えた時の印象のままのブライトさを感じる。
乾燥した冬場だったら、本当にこれ一回張り替えるだけでひと冬過ごせそうな感じ。
あとはNANOWEBとどのくらい寿命が違うかを体感してみたい。
それは何ヶ月も後だろうけど(笑)。
まとめ
コーティング弦に「音がコモる」「音の生気がない」とかっていうネガな印象を持っている人にこそぜひ試して欲しい。
限りなくノンコーティングに近いコーティング弦だと思います。
ライタープロフィール
へたれマカー日記