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リトミックで雨の日も楽しく遊ぼう!子供のための楽しい音楽教育
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リトミックで雨の日も楽しく遊ぼう!子供のための楽しい音楽教育

梅雨の時期や、冬の寒い時期。

「どうやったら、室内遊びでも子どものあり余る元気を発散させられるんだろう……?」

そんなお悩みを持つお母さんもきっと多いはず。

そこでご紹介したいのが、お家でもできる楽しい音楽遊びリトミックです!

リトミックとは?

リトミックとはさまざまな音楽遊びを通して、お子さんの感性・知性・運動能力などの向上をねらう幼児教育の一つで、楽しく遊びながらお子さんの健やかな成長を手助けしていきます。

「幼児教育」と書くとなんだか難しそうな感じがしますが、要はちょっとした工夫がある音楽遊びです。

音楽と遊び心さえあればどこでも簡単にできるので、雨の日の室内遊びには持って来い!

今回は私の教室で行っているレッスンの一部をお家でも気軽にできるよう簡略化にしてご紹介するので、ぜひ今度の雨の日、お子さんと一緒にリトミックを楽しんでみてくださいね。

お家の中で海遊びをしてみよう!

大きな波・小さな波

子どもが大好きな大きくて広い海。

お家にあるものを使って、海遊びをしてみましょう!

まずは大きめの布を用意します。(ブランケットやバスタオル、その他には大きいごみ袋などでもOK!)

大きな波・小さな波

さてでは、海の両端(布またはごみ袋)をお子さんとお母さんで持って、音楽に合わせてゆ~らゆ~ら波のように揺らしてみましょう。

使う音楽は海っぽければ何でもいいのですが、一種類の音楽しかないと布揺らし方が単調になってしまうので、できれば音の早さが違う二種類の音楽を用意するのがポイントです。

私の教室ではピアノの生演奏でリトミックをしているのですが、以下の動画のように二種類の音楽を交互に弾いています。

良ければ使って遊んでみてください。

音がゆっくり動くメロディは『大きい波』、音が早く動くメロデイは『小さい波』のイメージです。

では、さっそく布を持って音楽に合わせて揺らしてみましょう!

  1. 大きい波→「ザブ~ン、ザブ~ン・・・」と引いては返す波をイメージして、大きくゆったりと
  2. 小さい波→「サラサラサラ・・・」と風が水面をなでて起きた波をイメージして、小さく細かく

この遊びは音の早さの聴き分ける力と、それに応じた腕の動かす速さの使い分ける力が必要です。

つまり楽しく上手に遊べるほどに、お子さんの音を聴き分ける集中力と判断力、そして腕の動きをコントロールする身体機能が高いということです。

お魚さんスイスイ&ピョンピョン!

続いては、海の中(大きな布)にたくさんのお魚さんを乗せて遊びます!

こんな感じ↓
お魚さんスイスイ&ピョンピョン!

お魚さんは画用紙に絵を描いて使うもよし、折り紙で作るもよし!です。

製作はいい手先の訓練になるので、私の教室でもレッスン時によく取り入れています。

ちなみに折り紙の魚の折り方は、以下のサイトが簡単かつ分かりやすくてオススメですよ↓

参考:折り紙で魚を簡単に折ろう!たったの100秒で完成! | 折り紙王国

お魚さん

さて、海とお魚さんの用意が出来てたら、さっそく音楽に合わせて遊んでみましょう!

音楽はこちらも参考動画を用意しました。良ければどうぞ↓

この音楽遊びのポイントは、お魚さんを乗せた布の両端を持ち……

  1.  スイスイ~♪ → 魚が海の中を気持ちよく泳いでいるイメージで、布をゆったり左右に揺らす
  2. ピョンピョン! → 魚が元気に海の上をはねているイメージで、ジャンプしながら布を上下に揺らす

ワンポイント

あらかじめ鈴などの楽器も乗せておくと、布の動きに合わせて音が鳴って楽しさがアップしますよ!

これは横揺れ、または縦揺れの性質を持つ音楽の聴き分けと、それを体で感じる練習です。

ちなみに少し専門的に言うと、横揺れの音楽は「8分の6拍子」の音楽で、縦揺れの音楽は「4分の4拍子」の音楽にしてあります。

この2つの拍子は一般的な楽曲によく使われている拍子で、お子さんが今後なにかしらの楽器をする場合かならず出会います。

なので、小さいころからこの2つの拍子感の違いを体で感じておくと、いざという時とても便利ですよ!

頭で考えなくても、体がスーッと反応しますから。

できるようになると、どんどん楽しくなる!

今回ご紹介した2つの音楽遊びは、今月のメインプログラムの一つとして私の教室でもやっていますが、正直すごく盛り上がります!

どうやら大きな布を思いっきりバッサバッサするのと、常に音を聴き続けておかないと「波に乗り遅れる!」っていう緊張感がいいみたいですね(笑)。

最初のうちは音楽が切り替わっても気づかず、ずっと同じ動きをやり続けたり、気づいても体の反応が遅かったりするんですが、何回もやってるうちに耳と頭、そして体の反応がどんどん良くなってきます。

そうなれば余計にリトミックが楽しくなるようで、他のプログラムもどんどん積極的に取り組むし、そうなれば集中力と反応力がさらに鍛えられるし、ついでに音感とリズム感も身に付く!というような好循環が生まれます。

ということで、たかが音楽遊び、されど音楽遊び!

雨の日にすることがなくてウダウダ退屈な時間を過ごすくらいなら、ぜひお家で手軽にリトミックをしてみましょう!

楽しくてあっという間に時間が過ぎますよ〜!

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ライタープロフィール

箕面市バイオリン&リトミック教室ドルチェ

音楽教室運営

箕面市バイオリン&リトミック教室ドルチェ

大阪府出身。

4歳よりバイオリン、5歳よりピアノを始める。

単身上京して、桐朋学園女子高等学校音楽科へ進学。

その後、桐朋学園大学音楽学部に進み、卒業。

学生時代には、積極的に国内外のコンクールや音楽祭に参加。

(霧島国際音楽祭、ウィーン国立音楽院夏季セミナー、モーツァルテウム音楽院夏季セミナーなど)その他にも多数のオーケストラ活動や室内楽も経験。

幼少の頃、母や先生の求めるレベルが高かったあまり、努力をしてもなかなか褒められず、認められずの苦しい日々を送った経験をもとに、「まず褒めて、認めて、伸ばしていく!」がレッスンの基本方針。

また、「子どもたちをより良い道に導くためには、バイオリン技術、音楽知識のほかにも、子どもに対する知識もしっかり深めておきたい!」と思い、自宅教室とカワイ音楽教室で指導しながら、保育士資格を独学で、幼稚園教諭免許を通信制大学で取得。

その後リトミックも学び、小さい子にも伝わりやすい音楽指導法を研究。

NPO法人日本こども教育センターリトミック認定講師資格を取得。

自宅教室の生徒数が増えたことにより、カワイ音楽教室を退職。

現在は、自宅教室で2歳から大人の方までのバイオリンとリトミックのレッスンを行い、『誰かに褒めてもらえる、認めてもらえる』体験を生徒さんに!をモットーに ・自由に音楽を楽しめる基礎力を育てる! ・自分の演奏を好きでいられる自信を育てる!

!・自分で自分を育てていける応用力を育てる! を理念として、日々楽しく丁寧なレッスンを行う。

・教室ホームページ:

http://violin-dolce.com/

・教室ブログ(バイオリン用)

http://2514cf59134ccd97.lolipop.jp/BLOG/

・教室ブログ(リトミック用)

http://ameblo.jp/monaka83/entry-11873625627.html

・教室Facebookページ(バイオリン用)

https://www.facebook.com/vnrhydolce/

・教室Facebookページ(リトミック用)

https://www.facebook.com/rhydolce

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