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高音を出すヒントが隠されている「裏声」の話
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高音を出すヒントが隠されている「裏声」の話

「裏声だと、高い声も楽に出るんだけどな~」

この何気なく言っている言葉、実は、かなり重要なヒントが隠されています!

裏声で気づこう!

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だって、地声でも裏声でも、声は、同じ喉(声帯)から出ているんですよ!

そう、同じ喉から出てる。

ということは、何かしら、声の出し方、喉の使い方を変えているから、裏声にすると楽に高音が出るということです。

ここで、ビッグヒントになるキーワード!!

裏声の喉の使い方をすれば高音が楽に出る

考え方を逆にすると「高い声は裏声なら出る」となりますが、そうではありません。

裏声の喉の使い方は、高音発声に適している」です。

つまり、高い声を出す時は、裏声の喉の使い方の要素を入れてあげればよいのです。

例えば、喉の使い方を、地声が「黒」、裏声が「白」という色だとして、考えてみましょう。

地声の低音を出すには、しっかりとした黒色です。

そこから、どんどん音を上げていき、地声の高音にさしかかったら、徐々に白色を足してあげて、灰色の状態にします。

そして、裏声の超高音になったら、完全に白色にしてあげます。

そうすると、低音から高音まで、楽に発声することができます。※「色」で例えると、こういった感じです。

黒色のまま、高音を出さないこと

高音が出しにくく感じるのは、黒色のまま、高音を出そうとするからです。

つまり、低音の喉の使い方で、高音も無理やり出そうとしている

そうすると、途中で、喉が苦しくなり、裏声にしたくなります。

「黒→白」へ一気にひっくり返ってしまう。

でも、あいだに「灰色」を入れられる人は、スムーズに、地声と裏声をつなげることができて、高い声も楽に発声することができます。

ですので、裏声を出している時の喉の感覚が、とても重要だということが分かると思います。

なぜなら、その感覚に、徐々に寄っていくことになるからです

高い声が出したい場合、裏声をまず練習することが、大きなヒントになりますので、ぜひ、練習してみてください!

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ライタープロフィール

KAN

仙台のボイストレーナー

KAN

東京の大手ボーカルスクールや、横浜のR&B専門スクールの講師として生徒を育成。

喉の構造を、科学的視点から専門研究。

喉声を改善し、高音を楽に出す従来のボイストレーニングとは全く違うトレーニング法で多くの悩みを解決し、延べ300人以上の指導に当たる。

現在は、宮城県仙台で指導しています。

LOOSE VOICEでは、随時、体験レッスンを実施しております。

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また、出張レッスンも対応しておりますので、ご依頼頂ければ、あなたの街にもお伺いいたします。

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